マーブルマーブル

イラストレーターです。日々気になったことをテーマに問わずブログにしています。マーブルチョコのようなカラフルで雑多なブログを想定し、「マーブルマーブル」としました。純喫茶、マッチ、散歩、昭和の建物、昭和歌謡、片付け、スケジュール帳などが好きです。コメント欄がありません。ご感想などはコチラまで→marble●tellacoli.com(●→@)

パリ編その3

■11月30日-12月1日/パリ市内
さて、いよいよ始まったフリータイム!ここまでで既に4日間経過(移動も含む)。ここからの時間、私はどれだけパリを楽しむことができるかな。わくわくしながら降り立ったのは、シャンゼリゼ通り☆
今日の日記は今までで一番長いと思います。旅のピークだと思って、どうかお許しを…。何度か分けて読むといいかもです。


やってきましたシャンゼリゼ通りは、クリスマスイルミネーションでとってもきれい!これを見るためにパリに来たんだようー!と、興奮。ここのイルミネーションは、雨のしずくのよう。ネオン管に光が流れる仕組みで、青白く、数多く、ぴかぴかとしている。ここにいる誰もが、散歩中の犬さえもが、うきうきしているように感じてしまう。ちなみに通りの長さは2kmと、がんばれば歩ける距離。ちょっと高揚感のある、独特の雰囲気。冬のパリはぴりっと空気が冷たく、吐く息は白かった。なんて気持ちがいいんだろ。
凱旋門。すごいのは、信号が低く、ほとんど看板もないので、視界に何も遮られることなく凱旋門が見えること。もちろん計算されたものだろう。素晴らしいね。

凱旋門の対向側には、コンコルド広場の観覧車。

歩きながら、マカロンを食べる。有名なお店みたいで、並んで入りました。パッケージはうっとりするデザイン。少し和の色調にも似た、くすみのあるパステルの色合いが心地いい。洗練されていて、なおかつかわいかった。

今夜の散歩のお供3人で、ひとつずつマカロンを買って分け合った。おいしかったよー!
その後、通り沿いの生牡蠣のお店(チェーン店『バー・デ・ユイットル』)へ。4種類の生牡蠣をひとつずつ。それにオニオンスープ、ワイン。白ワインはこちらの食事では辛口がベター。パンはたいていのお店で勝手に出てきて食べ放題。それでひとり1,500円程度だから、なかなかよい価格です!でもお水は有料。やはり、日本とは勝手が違う。チップも払う。牡蠣にうもれる形で幸せ。おいしかったです!


この日は12月1日。パリの街は、ノエルのムードが始まりだした頃。出店や、子どもの遊具、メリーゴーラウンドなど、きらきらしたものがいっぱいで、歩くだけでうきうきします。この辺りの風景は動画を撮ったので、おそらく後ほどアップするかと…。
コンコルド広場に近づいてきました。

エッフェル塔。20時になると、びかびかしたネオンに変わる。10分間だけなので、偶然!やったー。連れが「わー、今、8時だよー!!!?」というので、思わず「全員集合…」と心の中で思い、しかも口に出して言ってしまったから、2人に笑われた。あーあ。せっかくのパリなのにねー。すいませんねええー。しかし、言いたくなる気持ちをわかってくれた。さすが同世代☆

コンコルド広場の観覧車は、近くで見るとなかなかのもの。ばきっとした、まっ白のライトがいい感じ。乗りたかったなー。


さて、ここから初・メトロに乗って、本日は終了。いろーんなきれいなもの、見れてよかったよ。ご機嫌な夜でした☆



ということで、ついに、まる一日、一人での自由行動がスタート。うれしい。ツアーのみんなはたいてい2〜3人連れだったので、1人の行動についてずいぶん心配されてしまったのだけど(思い込みかもしれないが、なんだか保守的な印象のツアー客が多かった)、個人的には「大丈夫かもな?」という感じ。
パリはスリこそ多いけれど、治安も昔ほど悪くはないようで、物騒な話はほとんど聞かない。メトロも、東京のぐにゃんぐにゃんの路線に比べたら簡単だし。東京で10年ほど揉まれた私は意外とたくましい。この男前根性をひとりで発揮しないでどうする!
と勝手に盛り上がっていると、夜はなかなか寝付けなかったけど、ホテルで朝ご飯を簡単に済ませ、いざパリの街へ!
メトロの1日券を買い、片方のポケットには路線図、もう片方には切符を入れて、メトロの通勤ラッシュの人の群れに参戦?したのだった。
こちらの夜明けは遅く、明るくなるのは朝8時。まだどこもやっていないだろうということで、まずは『ポンピドゥー芸術センター』へ。本来ここは、近代美術館なのだけど、外観だけでも。ツアーでずっと古典的なものを見ていた私は、パリの最近のものに触れたかった。ということで、刺激的な建物、ポンピドゥーに到着!


むきだしのパイプ、カラフルな鉄塔。真下から見るとより一層迫力が。これは当然ながら、建設当時は大反対にあったとのこと。そうだろうなあ…。しかし意外となじんでいるようにも。建物の高さが他のアパルトマンと一緒だからかな?有機的な形ではないし。なにか説得力のある建物、という印象でした。
さて、そこから、一番行きたかったモンマルトルへ。パリの下町、ユトリロ(すき)などが愛して、こぞって描いた街。画家の住む街。そこで私がまず向かったのは、ミーハーだけど、映画『アメリ』のカフェ。ほんものだー、と感動。

ということで満足でカフェを出て、下町散策。





モンマルトルは丘の上だから、坂道が多い。そしてちょっと迷った。息切れしながら、たどり着きました。モンマルトルのシンボル『サクレ・クール寺院』へ!ここも『アメリ』で有名かも。ここからはパリの市街が眺められ、アメリもここで、とんでもない妄想をしていました。ニノがアメリの誘導でたどり着いた場所でも!サクレ・クール寺院とメリーゴーラウンドがかわいい。ここでは、私とおんなじツアー客のご夫婦にばったりで、こんな離れた場所で偶然会って興奮し、一緒に写真を撮ったりもしました。

しかしここは客引きが多かった。少しでも笑顔を見せるとしつこいとの事。私は体ごと拒否する形で「ノン!」と振り切る。そして、さらに下町に向かい、ずんずん歩いていくのだった。ちょっと好きな一枚、街から頭を出す、サクレ・クール寺院。ちなみにこの辺りの人は柄が悪い印象で、夜だとちょっと物騒なところだったかも。


ここからメトロに乗って、北駅へ。イギリス行きの長い列車が出発を待ってる。空港や駅にある独特の、ざわざわした感じって好きだなー。

さらに歩くが、ここで私は思いっきり道に迷う。どこにいるのかわからない。駅がどこにあるのかも。歩きまくって疲れ始めたし。なんだか涙目。ぼんやり街の地図を見ていると(分かりづらい)、フランス人のおじさんに「困っていますか?」と聞かれた。一人の日本人女の子に道を教える目当てのナンパが多いと聞いていたので、失礼だけれど、「ノン、メルシー」とお断り。本当は聞きたかったけど…。こんなとき一人は心細いな。
しかし道に迷いながらも、写真は撮り続けるのであった。ちなみにカメラは首からぶら下げたものをコートの中にしまい、撮りたいときはサッと出し、撮って、サッとしまうということをしていた。いかにも「観光客です」というそぶりは、何かしらトラブルのターゲットになってしまいそうで、避けたつもり。いっぱい撮っちゃったけど…。

その後、中国人が経営しているお惣菜屋さんに入り、梨のパイを一切れ購入。食べながら、地図を出し、道を聞いて、ようやくここがどこかわかる。良かった…。しかし、常連客っぽいおじさんに、フランス語でべらべらと話しかけられ、さっぱり言葉がわからず、うろたえつつ泣き笑い。なんせ「私はフランス語が話せません」すら言えない。というか前々から思っていたが、これをフランス語で言えたら「私はフランス語が話せます」のではないだろうか…。
この辺りから、迷ったりたどり着いたり、うまくいったり失敗したり、私の気持ちの浮き沈みは激しくなる。そして「なんだか“すごろく”みたい」とパイを食べつつぼんやり思う。道がわかって3コマ進む。言葉がわからず2コマ戻る。などとパイを食べつつ歩いていると、ああ、着いた!やっと!『サンマルタン運河』に来たかったのでした!


この、ひっそりした佇まいが気になっていたの!来れてよかったー。
しかし!!私はここで!!!やってしまいました。橋のふもとでウンコを踏みました。ひとりでうわー!とうろたえる。すごろく的には10コマ戻る、という感じか。凹んだ。誰か一緒なら笑うか引くか、リアクションがあるのに。
まあいいや、これもまた良い思い出だ。観光中って気持ちは前向きなもの。さっくりと気分を変えて、また新たなスポットへと向かったのだった。
ちなみにメトロは2〜3分おきに電車がくるのでとっても便利。一駅一駅雰囲気が違うのも味わいがある。ドアは手動式なところもあればボタンのプッシュ式のところもあり、一度使ってしまうとすぐ慣れる。

コンコースにて、広告を張り替えてるおじさん。職人さん風のジーンズがかわいかった。

さて、次に向かったのはサンジェルマン通り。なんだか久々に都心に行く気分。腹ぺこなので、かねてより目論んでいたムール貝のお店『レオン・ド・ブリュッセル』に行きました。映画『ザジ』みたいに、お腹いっぱいにムール貝を!

すごい量!バケツ一杯に、100個はあるかと!フライドポテトとパン、白ワインもあるから、最高のボリューム。窓際の席だったので、街行く人を眺めつつ、ゆっくり…と思っていたら、腹ぺこのため、すっごい勢いで食べてしまう。こんなに無理!と思っていたムール貝、思いのほかおいしくて、70個は食べた。ゲフッ。
ここの店員さんはほがらかだった。観光地では、フランス人はたいてい親切だなあ、というのが私の印象。日本人はなんだか、好かれている。名前を聞かれ、帽子をかわいいと言われ、帽子をぬいでぐっちゃぐちゃでぺったんこの頭まで「グー、グー」と言われた。この頭、正直なんにも「グー」じゃないよ…と思ったけれど、楽しかった(5コマ進む)。しかし!私のJTBのクレジットカードはこのお店で使えず、それを理解するまですっごい時間をかけてしまい、迷惑をかけた(3コマ戻る…)。
その後、『サンジェルマン・デプレ教会』へ。いろいろ立ち寄った教会、ここが一番気に入ってしまった。というより、観光客が殆どいなかったので、本来の教会の空気に触れられた。しんとした空間、高い天井、どれも心地よかったです。背筋がぴんと伸びる感覚でした。

ここから1本道を逸れて、とあるカフェへ。ここは、『のだめカンタービレ』でのだめと千秋がよくお茶をしている(という設定の)カフェ。

テラス席を選び、カフェ(エスプレッソ)を飲んでタバコを吸う。はー気分がいい。フランスは今は店内、路上どちらも指定場所以外は全面喫煙禁止となっているのだけれど、カフェのテラス席はOK。特にコーヒー好きの私には、カフェ天国のパリは夢のよう。とにかくすごい数で、日本でいうと自動販売機並みに多い(嘘)。


ここで私は一人の日本人オタク女子と出会う。ワンピースを着てガイドブックを手にし、テラスでお茶する女子。「もしかして、のだめファンですか?」と話しかけると、やっぱりそうだった。うわー、うれしいいい♪いままで一人で楽しんでいた妄想が爆発し、その女の子とべらべらオタクトークをぶちかましまくってしまう。彼女も超コーフンしていた。かなり盛り上がった。なんかマシンガン的に一気にしゃべった。はー、すっきりしたよ。楽しかったです。女の子も、楽しんでくれたのだといいなー。ありがとう♪
のだめカフェを後にし、再びサンジェルマン付近を散策。裏通りは感度の高い人たちの集まり、という感じで、おしゃれな服やさん、ギャラリーも多かった。私はかわいい紅茶専門店『クズミ・ティー』で茶葉セットを買いました。



そしてもろもろのお土産を買うため、オペラに移動。『ギャラリー・ラファイエット』に行く。よくも悪くも、というか、日本人にはかなりメジャーで超親切な、大型デパート。ここの内装はとっても豪華で、一度見てみたかった。こんなにきれい!

シャネルを見下ろす。ブランド店には、ほんとうに日本人が多かった。私と同じツアー客にもいっぱいいたなー。

そして、ここは屋上からの眺めがいい。パリのど真ん中から市街を眺められる。意外と知らない人が多く、穴場だと思う。目の前にはオペラ座が!実物はとても、大きいんですよ。

エッフェル塔も。エッフェル塔はパリ市内どこからでも眺められて、地理上での目印みたいな感じ。

夕景へと変わるパリ。ラファイエットはイルミネーションがとっても華やか。きれいでした!

お土産を買い込み、日も暮れだす。私は、セーヌ川の夕景を見たかった。セーヌ川はパリ市内の真ん中を流れていて、橋がいくつも掛かっている。私はポンヌフを選ぶ。この辺りで小雨が。寒さと一日中歩いた疲労でピークだったけれど、雨で道路が濡れて、街灯が映り込んでいるポンヌフはとってもきれい。疲れもふっとぶ(うそです)。


これから出航しようとしているセーヌ川周遊の船。いいなあ。

今さらだけど、パリは街そのものが世界遺産。だから360度、どこを見たってほんとうにきれいなのだけど、この時間の夕景は、ため息ものでした。

船が出航したみたい。広いセーヌ川

私も帰りますか。ということで、ここまでで1人行動は終了。



とても長い一日。でも、見るものすべてが素敵だった。パリの街は、シンプルだった。きっと東京に住んでいれば、アジア以外どこでも、シンプルと感じてしまうのかも知れないけれど。
そして、「歴史」の存在が計り知れない。歴史が包んでいる、保っているもの。そこから生まれる美しさ、は、圧巻だった。そこかしこ、というか、すべてに歴史がある。フランスという国が作り上げられた経緯が。
今を生きながら、常に重たい歴史にも触れる。そのどちらも体感するのって、どういう感覚なのだろう。京都もおんなじかも。いや、日本あちこち、そんな街がある。「守って行く」「保って行く」というシビアな視点がある。その中で生活するのって。
と言ったところで、それが当たり前の街ならば、普通、なんだろうな。別に?それが?という感じかも。
東京もすごい街だと思う。「新しさ」ということでは、パリよりも、東京の方がびしばしエネルギーが感じられる。容赦なく新しいものが生まれる。
東京は古いものと新しいものが同じくらい共存している。“共存”というか、どちらも勢いのあるままに、“存在し放題”という感じかも。パリは、古いものの中に、どうしたら新しいものが調和するか、探っているように感じる。とても慎重なことだと思う。探りとるというのは、東京の「勢い上等」という感覚とは、まったく違う。
東京は、いろんな音が、どんぱん鳴りまくっている感じ。それを音なのかなんなのか、なにか勢いのあるもの(時代?)がぐいぐい引っ張っている感じ。その音は、みなそれぞれおもしろい。パリは、ひとつの美しい音楽に、調和するかのように音が増えたり減ったりしたいる感じかなあ。まるでハーモニー。なんか、よくわからない文章なのだけど。
パワーの発揮の仕方が根本的に違うから、おもしろいんだなあ。東京は、そんなヘンテコなところだけど、「ニッポン」「日本の文化」というところでとらえると、また全然ちがう顔を見せるし。シャイだし。ストレートにものを言うだけが良いことではない、という独特の文化があるし。実は浮世絵などは、ルネッサンス時代のフランスに多大な影響を与えているし。そんな素晴らしい文化のある「日本」の「東京」があんなことになっているから、フランスの人は観光で東京に行くと、とても興味深く、おもしろいんじゃないかって思う(ぜひ京都のお寺と見比べてほしいです)。
ちなみにフランスは、文化のある国に寛大らしい。友人に聞きました。だから観光地では、人が優しかったのかな。ちゃんと受け入れてくれている、そんな感じがしました。
日本は今やファッションにしてもスイーツにしても、最先端だって言う。それはなぜなら、情報を取り入れるのが上手な国だからかもしれないけれど。新しいものはどんどん取り入れ、もはや飽和している状況におもしろみがある。真似する事に対して、恥ずかしさを感じない国とも言えたりして。
実際に、そうだったかも。おしゃれに敏感な人口は、日本の方が多いと思った。スイーツは、今や日本じゃ何でも食べられる。デザインは、フランスにも洗練されていたものもあったけど、保守的で無難にも感じたり…。時間の少ない中だったので、私がみたことがすべてじゃないけれど…。
土台のある国。変わらない国。あまのじゃくのような、見た目重視のような、そんな印象もある国フランス。
それにしても、私はもうちょっとデザインをやっているはしくれとして、「世界から見た日本の作品」という視点やアプローチを、もっとできたほうがいいんじゃないか。こういうフランスがあって、スイスがあって北欧があって、アメリカがあって、そうであったときの日本ならではのアプローチってなんだろう。
西洋デザインのまねごとではないもの。自国愛のあるもの。などと考えていたら、日々目の前にあることをこなすのに精一杯な現状がよぎり、そのギャップになんだか気が遠くなってしまいました。


とにかくいろんなことを歩きながら考えた。考えていたことを肌で感じられたという感覚かも。あー。すっごくおもしろかった。時間はぜんぜん足りなかった。短い間に詰め込んでしまったし。今度は、もっと、ゆーっくり見てみたいなあ。
私の旅は、今日がピークで、この日の夜、明日の昼までと、ふたたび小さなイベントが待っています。
それはまた明日にブログにアップするとして、ほんとうにめちゃめちゃ長いこの日記は、この辺で終了です。


は!!そういえば私、この日の中で鼻血出した。鼻水が出て、止まって乾いて、鼻の中がなんか嫌な感じ…と鼻をいじっていたら、引っ掻いたのだ。その血は流れ落ちることなく、私の鼻筋の途中で止まって乾いてしまったのだった!!!
ホテルに戻って鼻をかんだら、あらびっくり。血がーっ。鏡を見てさらに!
どうりでなんか、パリの人たちが見てくる!と思ったんだよ。なんじゃい、日本人がそんなにめずらしいかーっと、気を張っている場合じゃなかったよ。鼻血かよ。ジャパンの血。紅に染まるこの俺を、だよ(X JAPAN)。あーびっくりした。
ということで、ほんとうにこれで、終了です!ラストまで、あとほんのちょっと続きます…。

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