てんとてん

喫茶好きのイラストレーターの日常ブログ。てんからてんへ、ぼんやりとした日々。

北海道札幌市の喫茶巡り『ミカド』『さえら』『わらび』『声』『オリンピア』

札幌では駅で母と待ち合わせました。
おもいがけず暖かい北国を、まずは地下鉄で移動。札幌の地下街、きれい。広い。さてここからは、純喫茶Hippieさんのブログで見た喫茶店巡りです。
ご本人からメールでお勧めをお伺いしたりして、いざ。どこまで巡れるかな!?


まずは『ミカド』(北24条)へ。

中心部からは離れた場所。北18条駅で降りて、わざわざタクシーに乗りました・・・(笑)運転手さんも、「ああ、ミカドさんね」って感じで、古くからのお店ということが伝わる。常連さんが多く集まる店に、急に母子でお店に入ると、「誰?」っていう視線が注がれますが、こんな空気に、慣れてしまった。「いやー、失礼します、どうも。おじゃまします」とは言わないけれど、心の中でつぶやいて。お店を見渡すと、レトロでかわいいポイントがいっぱいある!特に、天井や壁の、不規則な並びが大好きです。色合いも素敵ー!


だるまストーブや、外の窓に貼られたシールもかわいいです。


そして、レモン色の花柄のレースカーテン。そしてマッチ!見るなり「かわいい〜!」と喜ぶ母子。このデザイン、色。なんてかわいいんだろう。灰皿との相性もばっちり。



擦る部分がレンガみたいになってる。いつも思うけれど、何故お店の方はこんな素敵なものを所有していながら「古いだけよー」と謙遜するのだ。私なら得意げになってしまう(笑)。見惚れちゃいました。


大通駅に移動、『さえら』を見かけ、サンドイッチを食べに入る。

むかーし、札幌に住んでいたときに、自分の中では特別な喫茶店だった「さえら」。広く、適度に静かなお店でとっても落ち着くので、必ず1人で来ていて、そしてフルーツサンドを食べていた。フルーツサンドを産まれて初めて食べたお店が「さえら」だったのも、特別なお店である理由のひとつだった。けれど、お店はメニューを広げ人気が爆発し、大混雑のお店となった。テレビでも、行列のできる店と紹介されてたのを見た。
そんなサンドイッチ。ハムやカニなど、いろんな味を楽しみました。おいしかった。


それから『わらび』(大通)。

高齢のご夫婦?でやられてる、こじんまりしたお店。カウンターも素敵。初老の男性がゆっくり珈琲を飲んでいたけれど、この後訪れる【声】にもいらっしゃって、ああ、あの方も喫茶巡りをしているんだ!と思い、嬉しくなった。「きっとあの奥様は奥様で、今頃なにか自分の趣味の時間を過ごしているんだよ、きっと」と、勝手に妄想する私たち親子。
店名の理由を聞きたかったけど、もじもじ、聞けず…。

横顔のかっこいい、純喫茶らしいマッチ。


そして『声』(大通)。

比較的街に近く、私も札幌在住時は今まで何度もみかけたけれど、初入店。当時(12年前くらい)も古かったけれど、今も変わらず…。映画「探偵はBARにいる」のコーナーもできていた。映画は未だ見られず。近所のレンタルDVDが既に貸切状態なのだ。

混んでいて、マダムもお元気そうに働いていらっしゃる。
私の母は、なんとここでラーメンを注文した。いっぱい歩いてお腹がすいたらしい!「味噌、塩、醤油、何がおすすめかしら?」と母が聞くと「全部おいしいわよ〜。自慢の味よ」とマダムが仰り、味噌を注文。すると、ほんとに美味しかった!しっかりダシの濃厚スープ!すいません、油断していました。
帰り際に「どうでした?」と聞かれたので、母子で口を揃えて感動を伝えて帰ってまいりましたよ。

(大通)付近の、昭和っぽい市場。喫茶の看板があって気になったけど、空いておらず入れなかった。


そして、時間が迫ってきたので札幌駅近くまで移動『オリンピア』(さっぽろ)へ。

東京オリンピックにちなんでできたお店だそうです。旭川にも昔数多くあったような、時代を物語るゴージャスな内装。シャンデリアあり!

歴史あるマッチもいただく。

そんな札幌の旅・・・。ほんとは、途中下車して美唄にも行きたいお店があったのだけど、電話で確認すると閉店間際だったので断念。
あ、久々に四プラにも行きました!自由市場ってどうなってるのかなーって見たくって。
すると、思った以上に変わっていなくて嬉しかった。もっともっと違っちゃってるのかと思ったけれど、変わらない雑貨屋さんもあったりして。懐かしいなー。お世話になったなー。
古着のスカートを買いました。
あとは、昔円山公園駅近くに住んでいたので、しょっちゅう通っていた喫茶の数々「サクラムーン」「森彦」「ろいず」「地蔵商店」なども気になったけれど、断念。「宮越屋」もあり、珈琲のおいしいお店が集中するエリアです。

そんなところで「スーパーカムイ」に乗り旭川へ。旭川美唄、砂川も行ったので、その喫茶日記はまた今度。