てんとてん

喫茶好きのイラストレーターの日常ブログ。てんからてんへ、いろんな日々。このたびブログタイトルを「マーブルマーブル」より「てんとてん」に変更しました。

北海道の喫茶巡り『美唄 ドール』『砂川 やまいち』『旭川 モンテローザ』『アゼイリア』

母とドライブにでかけました。そこで出会った喫茶ふたつ。
『ドール』(美唄

ここは、前にも書いた純喫茶Hippieさんにもお勧めいただき、訪れた。
http://blogs.yahoo.co.jp/koukinkikaku
内側から見たときの、強烈なピンクのドアがたまらない(表側からは、ただのガラスに見える)。左側に映る、窓ガラス。小物の感じ。素敵。朝の日差しも気持ち良い。80代も後半のマダムがおひとりで切り盛りされており、いかにも一見な私たちをみた常連さんが、「このばあさん元気でしょ!? 1人でずーっとやってるんだよー。凄いよねえ」と、どこか得意そうに話してくれたのが、なんだか良かったです。

マッチは、すっごく余っているの。と、また大量にいただいてしまった。すごく素敵なデザイン。この、乗算をかけたような赤いライン。丸みのある文字。手元にたくさんあるのだけど、欲しい方いますか(笑)?


やまいち』(砂川)

もともと美唄の「ドール」に行くことがドライブの目的だったので、あとはのんびり、旭川までの街の喫茶で目につくものがあれば入ろうということになった。
やまいち」さんは砂川駅前にある、ゆったりした雰囲気のマスターのお店で、店内は様々な形のランプもかわいく、“駅前の憩いの場”という雰囲気でした。東京から来たというとそれだけで喜んでくださり、「じゃ、芸能人かい?」と聞かれたのがおかしかった。なぜか私の方が写真を撮ってもらったり、珍しくちやほやで、そんなことなかなかないので嬉しかったです。映画に使われたコーナーや、俳優・女優さんたちのサインもあった。

好きなショット、アーガイル模様のクッションフロア&カウンター席。


ここから、旭川の喫茶。
モンテローザ』(旭川

以前、おじいちゃんが残していた燐寸がすごくかわいかったところ。

今はもう、燐寸はありません。が、街中に残る数少ないゴージャスな喫茶。朝に行くと、おじいちゃん達の待ち合わせ場所として賑わっていた。ぜひぜひこのままで!

『アゼイリア』(旭川

賑々しい看板たち。「さんろく」だなあ。。。この中に、アゼイリアが。

今どきとっても珍しい、個室喫茶なのです。きらびやかな空間の中で、ひとつひとつが仕切られている。ひとスペースごとに、シャンデリアあり!アナログ電話で、注文。営業のスタイルもいろいろ変わったようで、お菓子の持ち込み可の長居OKというスタイル。

最初緊張しました。

そして、こんな燐寸をいただきました。系列店を紹介していますが、ほとんど経営されてない店舗ばかりだそうです。

全盛期を知っているだけに、買物公園のさみしい感じは、どうにも拭えない。男爵もジュボンもデリカップもない。でも、ちろるだって復活したし、大きな本屋だってできたし、服屋さんも穴場のお店がいっぱいあるし。「梅鳳堂」「こども富貴堂」も健在。
「買物公園、どうしてこうなった」というような内容の地方雑誌の記事も一時はいろいろ読んでましたが、仕方ない事情がいろいろあるんですよね。大好きだったので、少しでもよい形で続いていきますように。
あ、でも、旭川四条店の「ミスド」というのが昔あり、もうすんごく大好きだったんだけど、あれを閉店させたことに「ばか」って言いたい。ダークブラウンの木造で、コの字型のカウンターの連続した内装など、すごくすごく良かった。数あるミスドの中で、あそこで聴くミスドソングが、いちばん好きだったのに。ばか。
長くなっちゃうので、ここでストップです!