結婚パーティーのもろもろがほぼ終わり、おつかれさま会をしたいねと夫と話していました。結婚式でハワイへの準備、パーティーで大勢の方をご招待する準備。思ったよりも大変で、特に私がペーパーアイテムなど色々とこだわりたかったため、自分のせいとは言え、なかなかのエネルギーの消耗っぷり。
ただ、私たちはその甲斐あって、けっこうな達成感も味わっていたのでした(ご招待した方やお祝いしていただいた方に対しては、いろいろと至らない点があったのも承知の上ですが…)
伊東温泉に行くことにしました(たまたまガイドブックが手元にあったのです)。1泊2日の旅のことをまとめてみたいと思います。
踊り子号
そういえば、踊り子号に乗るのは初めてでした。ロマンスカーでも泣きそうなほど興奮したし、この間はひとり憧れの北斗星に乗ったりと、何気に「鉄子」なことを自覚し始めている私。この女の子の横顔で再びうれしくて涙目に!!!
東京駅のざわざわ感も大好きです。地下街で駅弁を買うのも楽しみにしてました。缶ビールも絶対です。電車が静かに発進する感じも好き。都会のビルが、どんどんのんびりした風景に変わって行くのも好きです。
喫茶エリーゼ
今回の旅行、夫に言ってもらえてたのが「結婚準備ですごくがんばっていたから、今回は好きなところにたくさん行っていいよ」。ということで、喫茶店にもたくさん付き合ってもらうことにしていたのです。下調べもちょこっとしてました。
駅を降りて、最初に飛び込んできた「エリーゼ」に入ることに。
温泉街の喫茶店って、憧れてました。前にレモン糖さんのブログでお見かけした熱海もすごく憧れてたんですが(いつか行きたい…)、この「エリーゼ」の看板と店内のレトロなモチーフを見て、ああ、伊東もなんだか素敵な予感! とうれしくなりました。
お楽しみの、マッチ。集めているんですとお伝えすると、マダムが「もう配っていないんだけど、特別に…!」と、奥から探し出してくれました。優しく対応してくださってありがとうございました!
地物のお寿司
前もって「食べログ」で、【伊東のグルメ・ベスト15】を調べ、プリントアウトして来ていました。候補はいろいろあったんですが、やっぱり魚が食べたいね、ということで、その中で堂々一位のお寿司屋さん、【つた好】に行くことにしました。
地物握りをオーダーしました。こちらが今日のネタ。
なんとも美しいお寿司です!! 見とれてしまいました。
江戸屋
ここは下調べしていました! 詩人/随筆家・串田孫一さんの絵がカップやトレーに登場していることでも、一部ではとっても有名な「江戸屋」
時間もないし、お腹もいっぱいだからイートインはできなかったけど、串田さんの世界観は思いっきり堪能しました!
【江戸屋・伊東店サイト】
http://www.edoyapan.com/mag/mag.html
詩が紹介されています。
「パンは健やかにふくらみて 寔に可愛げ也 割って頬張るをためらうばかりに可愛げなり 青葉紅葉の木の下にパンを分け合う憩いの悦びあり まご一」
…パンに関する詩や文章で、こんなにかわいらしく、おいしそうで、また素直なものを見たことがないです。今すぐ焼きたてのパンを食べたくなります!!
こちらではカップなどの通信販売もしているそうですが、ちょっと欲しいなあ。
お菓子を買いまして、紙袋に入れてもらいました。
あると思わなかったマッチ! くるりんと、絵が一周して描かれてあって、すごくかわいいです。宝物にしよう…。
さんぽ
駅前商店街から、海に向かって歩きます。
【東海館】
古い温泉宿。最近、「テルマエロマエ」にも載っていたそうですね!
【オレンジビーチ】
ここまで歩いてきて、ひっそりと人も少なく、とっても静かな伊東市。海も穏やか〜。
彫刻や石の塔などがたくさんありました。文字がかわいい。
伊東には、タモリさんのクルーザーがあると聞いたことがあるのです。なので船を見ると、どこかにタモさんの船もあるのかな!? ときょろきょろしてしまうのでした。
【看板など】
サントリーのトリスバーがありました。時間があったら入ってみたかったです。
これがすっごくおかしくて、笑ってたら、普通に東京の飲食店前でも見るよ。と夫に言われました。
船に乗る
【はるひら丸イルカ号】に乗ることにしました!
伊東の沖を一周します。潜水艦のようになっていて、地階で海に泳ぐ魚を見たり。船上では、ぽっこりと浮かぶ「初島」を見たりトビウオを見たり。女性のガイドさんの案内もローカル感にあふれ、いい感じ。観光気分がおもしろおかしく盛り上がる〜〜〜〜。
途中、チャララ〜〜とメロディーが流れ、都はるみの「アンコ椿は恋の花」がフルで突然流れた(それに対する解説はいっさい無し!!!)。
「はるひら丸」さんのホームページも心躍る!!!! ゆるいデザイン! たまらない。モヤモヤする〜〜〜
http://www.haruhiramaru.co.jp/yuuransen.html
港のクルーザーを見て、またタモさんの船を探してしまう私たち。。
グレコ
ギャラリーと併設された「カフェ・グレコ」。画家のエル・グレコが店名の由来とのことで、内装もスペイン建築のようなデザインで、すごくかっこいい。
かつてはその内装デザインが雑誌「商店建築」にも載ったそうで、ほんとにお洒落なのです。
そのお洒落ぐあいと、レトロ純喫茶の雰囲気がいい感じに混ざっていて、それが素敵でした。
灰皿とマッチのデザインがおそろなのです。心の中で何かのブロックがカチッと合うような感覚を覚える、うれしくなるひととき。
…さて、なぜこのお店にこんなに詳しいのかというと、このお店の社長さんとたまたま話ができたからです。支店もたくさんあり、市議会委員もされていたり…という、様々にご活躍されている方で、貴重なお話。ありがたかった。スペインにてエル・グレコ作品に関して直で関わっている方にもお会いしているとのことで、その写真を見せていただいたり…。
その社長さんの昔のお写真を拝見し、ひとつとっても心踊ったことが☆
店頭にこんな看板があったのですが、この絵の男性が、昔の社長さんの雰囲気にそっくりなのです!!! モデルが社長さんだったとは…☆ ウフフな気持ちで喫茶店を後にしたのでした。
長くなってしまうので、2回に分けます。