てんとてん

喫茶好きのイラストレーターの日常ブログ。てんからてんへ、ぼんやりとした日々。

築地の喫茶巡り『ぽぷら』『きつつき』『マコ』『マックモア』

6月下旬のときのお出かけ記録です。
夫が友人の結婚式で築地の奥の方(聖路加国際病院方面)に向かった際に、私も途中まで同行しました。あの辺りの喫茶発掘をしてみたいなと思っていたのです。
夫を見送り、それからうねうねと歩いて入ったのは「ぽぷら」。「きつつき」。どちらも北海道にまつわるネーミングだったという偶然。


きつつきのママはすっごく優しい方で細やかな気遣いをしてくださる方で、また珈琲もおいしかった。柔らかな雰囲気に癒されもしました。
喫茶巡りが趣味と伝えると、いろんな話をしてくださった。それに、「きつつき」っていうお店の名前も北海道にゆかりがあっての事と伺って、北国話に花が咲いたりも。
帰り際に「この後も素敵な喫茶店に出会えますように」って言ってくれた。感動しました。



その後何軒かを挟み、私が向かったのは「喫茶マコ」。有名なお店かと思いますが、なかなか入る勇気が持てなかった。

外市場の中に、突然この赤い看板が目に入る。

賑々しくわかりやすく、おもしろいことになっちゃってる。

階段を上った先に、赤い扉! かっこいい! 透けて店内が見える。

入店すると、私だけ。小さな空間に“純喫茶巡りをしている中で楽しくなっちゃう部分”が全部凝縮されているような気がして、嬉しくなる。写真を撮らせていただいた。

“純喫茶巡りをしている中で楽しくなっちゃう部分”。きちんとしたソファー椅子に、白いカバーとか。テレビがついている所とか(内容は、時代劇)。

赤がアクセントになっているところ。

傘のかわいいランプ、何かしらの手書きの貼り紙、小窓。グリーン。

ピンクの電話、古いコーヒーメーカー、そしてお洒落でしゃきしゃきっとしたママ! 
有名店だからだろう、そして長年の経験なのだろう、私みたいな写真を撮っちゃうお客さんにも慣れた感じだった。

長居したくてお雑煮を頼んで、それから珈琲も頼んだ。どちらもおいしかった!
古い東京の街のことにも詳しく、私が谷中在住だと知るといろんな話をしてくださった。谷中ぎんざが盛り上がるまでの過程も聞いちゃった。

ママは最近、東京メトロの春頃のポスターに掲載されていたんだって! それでこれが貼ってあったのか。記念写真。(この後私も撮ってもらった☆)

いつもお洒落な方なんだなって、このポスターでもわかる。お雑煮ほんとにおいしかったなー。あ、でも、何故お雑煮が名物なのか、聞くのを忘れてしまいました。
この後たくさんお客さんが入り、会話はそこまでとなってしまったけれど、その時のお客さんとのやり取りもなんだかかっこ良かったママ。また来る約束をしてお店を出てきました。
「きつつき」のママにも「いい喫茶店に巡り会えましたよ!」 っていいたい気分。



同じ通りの並びに、また気になる看板があって、こちらも入った。

店名が気になったけれど、シャイな感じのママさんに、なんだか聞けないまま終わってしまった。。写真を撮ることだけお断りさせていただいた。

店内は広い。柵の向こう側にも席があり、それぞれ別空間が広がっていて、どこに座ろうか迷ってしまう。

花のそばの席でアイスティーを飲みました。あとでネットで検索すると、ここもどうやら有名店のようで、丼か定食メニューで知られ、テレビに出ていたりしたとか。
今度はそちらを食べてみよう!