てんとてん

喫茶好きのイラストレーターの日常ブログ。てんからてんへ、ぼんやりとした日々。

東京の喫茶店『笹塚 南蛮茶館』『久我山 ライムライト』『吉祥寺 グリーンヒル』『赤坂 メモリ〜』『赤坂 パンジ〜』

『南蛮茶館』(笹塚)


あどさんの住んでる街方面へ出向いた時に、待ち合わせまでに立ち寄っていた笹塚のお店。珈琲の美味しいお店でした。マスターも暖かい方。


『ライムライト』(久我山

吉祥寺で友人と待ち合わせする前に、ひとりで立ち寄った久我山。駅周辺を少しふらふら。久我山に行ったのはお目当ての喫茶店がひとつあったからなのだけど、こちらは偶然見つけたお店。個性的な喫茶店で、水槽に魚がたくさん泳いでいたんです。水槽は10個はあったはず。それぞれに違う種類の魚が泳いでいました。
マッチとコースターには魚はデザインされておらず、モダンです。


グリーンヒル』(吉祥寺)

そして、ここが念願のお店、吉祥寺のグリーンヒルさん!
入るなり、豪華な調度品や天井のディティール、お洒落な家具など、あらゆるものが目に飛び込んでくる。。。。ここは、さまざまな冊子、書籍、ブログなどでも知っていていつか行きたいと思っていたけれど、なかなか足を運ぶ機会がなく…。
実際に見る衝撃はすごい!

なんと言っても突き当たりの壁面のガラスがとっても美しい。。。(私が喜んで写っちゃってますが)。
ガラスの奥にライトがあり、それがぼうっと光りとってもきれい。最初ライトは付いていなかったのだけど、マスターと奥様で点灯してくださったのだ。そして、彫刻(シャープで美しい顔立ち)。ガラス上部には豪華な食器やオブジェ。きれいに飾られた花。オブジェにはオリジナルのものも多く、「GH」の名前がデザインの中に施されているものも多かった。
あまりにも豪華で、驚いたなあ。。。どうしてこんな喫茶店ができあがったんだろう。。? いろいろ気になり、お客さんの最後が私たちだけだったこともあって、マスターと奥様から、お話をいっぱい聞いた。
内装はすべてマスターがデザイン、オリジナルのオブジェなどもすべて、長年かけて作ったもの、集めたものたちばかりだそう。食器は世界のあちらこちらのものがたくさん。
ご自分たちの好きなもので彩られていて、長年培われてきた世界観は、そう簡単に作られるものじゃない。大げさのようだけど、お二人が喫茶店開業という道を選んでくださったことに、嬉しくなってしまうほど。
時間が短かったこともあって、ゆっくり見きれなかった。写真も快く撮らせてくださったのに、携帯カメラでそれほどよいものは撮れなかった。また、あのめくるめく世界、堪能しに行きたいな。。。

たくさんお話していると、もうほとんど残っていないというマッチも特別に頂いてしまった。。。うれしい。こちらもマスターのデザインだそうです。


『メモリ〜』(赤坂)
さて、長くなってしまいました。次は、赤坂通り沿いのお店をふたつ。

なかなか足を運ばない赤坂(TBS周辺)に打ち合わせに行った帰り、こんな都心できれいな街に、昭和な喫茶店がふっとあったら嬉しいんだけどな〜と思って歩いていたら、発見したお店!
お名前が、「メモリ〜」。もう、これだけですかさず入店。(今はどうしても潮騒のメモリーを始めとした、あまちゃんにまつわる80年代のシーンを思い出してしまう)
照明や、アールのカウンターなども素敵で、マスターもおもしろく良い方でした。創業37年だそうです。テレビからは大相撲が流れていたり、常連さんらしき方々もまったり過ごされていて、居心地良し。。。


『パンジ〜』(赤坂)
お店を出て、純喫茶はさすがにもうないだろう、と赤坂通りをまっすぐ歩く。大きな通りは期待せず、そこからのわき道に何かあるんじゃないかとキョロキョロして歩く。すると、なんと同じく赤坂通りにもうひとつ発見!

お名前が「パンジ〜」! 先ほどと同じような感じで看板を発見し(デジャブのようでした)、嬉しくなりました。なんてかわいい店名。そしてこのボールドのロゴ!
正面から写真は撮っていないけど、明るく開放的で奥行きがあり、広いお店です。高田馬場の「つかさ」を思い出しました。。
ここで見つけたのは「のりトースト」。老舗の“神田のエース”さんの海苔トーストと、どんなふうに違うんだろう?と思っていたら、こちらは海苔の手巻きでした。おいしかったです。

マダムはすごく丁寧に誠実に接してくれる方でした。こちらは1935年からずーっとここで営業されているそう。マッチやカードなどをいただきました。マッチ、かわいいです!

そんな感じで、数こそそれほどまで多くないけれど、どれも印象深い、楽しい喫茶巡りの時間でした。