数日間の夏休みを取り、夫と旭川で過ごすことに。
いろんな出来事がありましたが、前からやってみたかった「旭岳登山」がいちばん印象的でした。私は登山経験が少ないので不安要素もいっぱいだったのだけど、紅葉のきれいな季節にこの目で景色を見てみたかった。夫と共に準備を整え、いざ旭岳へ!
なんと4時30分起き!車で旭岳へ向かう最中。北海道でいちばん高い山にこれから登るのか…と不安なひととき。
ロープウェイに乗り込んだのは、朝の6時台。普段、不眠気味で寝るのが遅くなる私には、信じられない時間帯にここにいる。けれど紅葉はきれいだし、天気にも恵まれて気分は軽い。
姿見駅。「ヒグマに注意!」の警告文が怖いけど、旭岳エリアではない。ロープウェイより上部には、出没した記録はない。
姿見駅からのパノラマの風景もきれい!ロープウェイの金額は高いけど、ここまで来て散策するだけでもじゅうぶんに楽しめる。お昼くらいからはそんなお客さん、団体さんもどんどん増えてきた。
姿見駅から散策コースを20分ほど辿り、「姿見の池」へ。実はここまででも意外とキツく、私はこの登山がモーレツに不安になった。だってこれからもっと急勾配を、この何倍も登るのだから。
自身の体調に何かあって誰かに迷惑をかけたくないし、もう下山したくて、夫に訴えたけど「だいじょうぶだいじょうぶ!!」と、取り合ってくれない。泣
あとでわかったのだけど、最初の20分って、そういうものらしい。どんな経験者でも、何度登ってもキツイんだとか。
ということで泣く泣く登山を再開したけれど、確かに夫の言う通り、登っていくうちにさっきの不安が嘘のように体が軽くなるのを感じた。あれがピークじゃなかったことにホッとする(そうは言っても辛いは辛い。ずっと息はハアハアしている)。ずーっと天気がよく、景色の美しさに心が救われたのも幸いだった。夫の励ましの言葉も心の頼り。
何度も何度も休みながら、一歩ずつ少しずつ上を目指しました。8合目あたりまでくると、眼下に一面の雲海を楽しめるように。遠くを見つめる夫。
そしてついに、山頂へ!やったー。旭川の街がはるか彼方に見えるー。今頑張ってこんなところにいる。嬉しくて夫とハイタッチしてバンザイした。この地点で9時くらい。朝からよくやった!
いま私は北海道でいちばん高い場所にいるのか〜と思うと、それも感慨深かった。ゲンキンなことに、登頂したとたんにさっきまでの疲れが吹き飛んだ。
また、旭岳は「大雪山連峰」にあり、頂上からは様々な山がよく見えることにも感動した。
おにぎりを食べて少し休み、下山。岩の多い道なので油断は禁物だけど、心も体も軽い。あっというまに姿見の池へ。日もどんどん高くなり、早朝とはまた風景が違う感じ。
ゆっくりと高山植物も楽しむ。ドライになって色も変わって、すっかり秋の風景。旭岳は日本で最も早い初冠雪の記録が出る場所。それももうすぐなんだそうです。
ロープウェイも降り、お土産やを物色。実は小さい頃は毎年夏休みに姿見の池までは来ていた。だからなおさら、登頂できたことが嬉しかった。お土産は当時から変わらないものも多くて懐かしくなる。
手ぬぐいは素敵なデザインのものがどんどん増えている感じ。
スタンプ押してきました
登ってしまえば疲れも辛さも吹き飛びますが、やはり今思い返してもけっこうきつかったです。今も股関節まわりに筋肉痛がうっすら残っているし…。
けれど、ここまで登れたぞ!というのはちょっと自信に変わる感じ。登山者の中には旭岳のあとに黒岳に縦走しにいく方だとか、トレイルランニングをしている方もいたりで、未知の世界。
山ガールグッズは、ギリギリで揃えたためまだ完璧ではないけれど、しっかりした登山靴と、そしてかわいいマウンテンパーカを買いました。
買ったのはこれ!(画像はチャムスより借り物です)
本格的に寒くなる前に、またどこかへ登りに行きたいと思っている自分にびっくりです。
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marble marble マーブルマーブル
- イラストレーターです。日々気になったことをテーマに問わずブログにしています。マーブルチョコのようなカラフルで雑多なブログを想定し、「marble marble マーブルマーブル」としました。純喫茶、マッチ、散歩、昭和の建物、昭和歌謡、片付け、スケジュール帳などが好きです。コメント欄がありません。ご感想などはこちらまで→marble●tellacoli.com(●→@)
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