登山が趣味となってから私が約半年、夫が丸一年となった。
去年の4月1日、夫は高水三山で雪に見舞われ、苦労しながらも楽しい経験を味わい、それが登山のデビューだった。
1年後の4月1日、今度は夫婦で、再び高水三山へ。
私は初だったし、前回の登山からブランクがあり体力が心配だったけど、初心者向きの優しいコースと聞き、まあ1周年の記念登山のようなひとときとなった。
今年は早く咲き、そして長く続いた桜が、山でもきれいだった。
今の時期(6月)とは違い、4月初旬は春の始まりという感じで、花の薄紅色の感じ、木々から芽ぶく感じのひとつひとつに嬉しさというか、生命の喜びみたいなものが感じ取れ、登山口まで歩いているだけでもけっこう楽しかった。
(登山は人を詩人へと酔いしれさせるのだ…)
…と、そう思っていたのも最初だけで、登山口まではけっこう距離もあったし、急勾配も増えてくるしで、スタート地点まででけっこうくたびれてしまった。
すごいポスター発見。リスよ、早く逃げたまえと言いたい…
高水三山というのは、「高水山」「岩茸石山」「惣岳山」の3つの山を総称したもの。この中で最初のルートとなる「高水山」までの道のりは途中キツイ部分もあるけれど、そこまでたどり着いたら稜線歩きも多くでき、気持ちのよい登山コースです。
JRの駅から乗り換えなしで登山口に行けるのもいいです。
高水山の山頂、759m。ここまではそこそこキツイけど、あとはほぼ楽
トレランの大会が開催されていて、高水山近くのお寺が給水ポイントとなっていました
そして「岩茸石山(793m)」。ここでの景色が爽快で、とっても気持ちが良い!東京方面の街並み、東京奥多摩〜埼玉の山々が一望できる。
ここがお昼ご飯のポイントです。
毎度毎度、登山中にしんどくなってくるときに、「なんで私、こんな辛い思いして山に登っているんだっけ」と思ってしまう。
けど、パノラマの景色の素晴らしさを見ていると、他に代えがたい爽快感があり、なにしろ風景がきれいなので、「だから山に登ったんだった」「来てよかった」と思う。
景色を見ると苦しさがスッと消え、リセットされる感覚が、不思議だけど毎回ある。
お腹いっぱい、珈琲も飲んで大満足でまったりしつつ、「惣岳山(756m)」までゆるやかにトレッキング(油断禁物。こういうときにいちばん怪我しやすい)。
下山後も満開の桜の木が出迎えてくれました
今期もケガやトラブルなく登山できますように。
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marble marble マーブルマーブル
- イラストレーターです。日々気になったことをテーマに問わずブログにしています。マーブルチョコのようなカラフルで雑多なブログを想定し、「marble marble マーブルマーブル」としました。純喫茶、マッチ、散歩、昭和の建物、昭和歌謡、片付け、スケジュール帳などが好きです。コメント欄がありません。ご感想などはこちらまで→marble●tellacoli.com(●→@)
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