札幌に行った時、純喫茶オリンピアさんに行ったんです。
何年かぶりに2回目でしたが、今回はじっくり…。
モーニングをがっつり食べて、店長さんともたくさんお話しして。お店の写真もたくさん撮らせていただいて。
モーレツに幸せな時間だったのですが、店長さんが「これご存知ですか?」と教えてくださった本がありまして…。
それがこちらでした。
沼田元氣さんのご本「一杯の珈琲を飲むためだけに行きたくなる札幌・小樽カフェ喫茶店案内」。
「!!!!!」
私は沼田さんが大好きですがこの本の存在を知らず、店長さんがお店の奥からこちらを取り出してくださった時はとても感激しました。
その場で夢中で読みました。札幌と小樽には、これだけ素晴らしい喫茶店が数多あったのか。これは2002年刊の本なのですが、今は1割も残っていません。
どうしてこんなになくなってしまったのか…。そのほとんどに足を運べず、私は何をしていたんだろう…。
東京に戻ってからさっそく購入。
ネットショップで購入したものは、カバー付きでした。「このカバーは外してご使用ください」とのお断りは、沼田さんのご本の見返しあるある。
けれど、どうしてもこのカバー込みで大好きでこのままにしているファンの方も多いと思う…私もです…
北海道らしい風景と喫茶店の写真が織り交ぜられ、美しく郷愁感にかられる前半のページ。
そして後半は、北海道に喫茶店という文化が根付くまでの経緯が、これでもか〜〜〜!!というほどにこと細かく書かれています。何年にどこになんていう喫茶店ができたか。次はどこでどうした。そこから…と。経営者のお顔や、マッチの写真も豊富に掲載。
もはや、喫茶店の歴史(北海道版)の教科書です。貴重な資料本。
なぜ、ここまで細かな情報が?と思いましたが、
なんと、ヌマ伯父さんの実際の「伯父さん」が、札幌で喫茶店をされていたそうなのです!
びっくりしたので太字です!!!
これ、沼田さんファンでもあまり知らない事実なのでは…
その「伯父さん」がまとめられた喫茶店の冊子(今でいうzineのような?)などもあったそうで…。沼田元氣さんと北海道の喫茶店というのは、ご縁があり、また、少なからず沼田元氣さんを培ったものに、そういった北海道の喫茶文化に触れていた「伯父さん」の存在があったのだと、今回を機に気づかせてもらいました。
元道産子として、とても誇り高いような、うれしい〜〜〜〜〜っていう気持ちになりました。
足を運ばないとわからないことっていっぱいある。
私は、オリンピアさんで得たものがとってもありがたかったです。
ほか、オリンピアさんは、店長さんやバイトさんも含めみなさまお若い方々なのですが、純喫茶という文化、世界観に惹かれ、ここで働いているという事を知り感激しました。カフェじゃなくて純喫茶。いいですよね。
ほんとに、札幌では貴重なお店です、オリンピア。
これだけの規模で、こんなにゴージャスなお店がほとんどなくなってしまったんだもの。
私は、オリンピアさんの事をしっかりイラストにまとめたいな〜と、今少しずつ準備をしています。仕事・家事の合間なのでほんとに少しずつですが。
だけど、沼田元氣さんのことはそこには書ききれなさそうなので、ここにまとめさせていただきました。
オリンピアさんって、札幌の中心部にあります。北海道庁のお隣。
どうやら、来年のオリンピックマラソンでも、このお店の前がマラソンコースになる可能性が。
となると、オリンピックのテレビでオリンピアが映るなんていうことも!?どうなるでしょう。
お店の方にとっては通常営業がままならず大変な時期になってしまうのかもしれませんが、私は夢の競演!と捉え、少しそわそわしているのです。
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marble marble マーブルマーブル
- イラストレーターです。日々気になったことをテーマに問わずブログにしています。マーブルチョコのようなカラフルで雑多なブログを想定し、「marble marble マーブルマーブル」としました。純喫茶、マッチ、散歩、昭和の建物、昭和歌謡、片付け、スケジュール帳などが好きです。コメント欄がありません。ご感想などはこちらまで→marble●tellacoli.com(●→@)
- イラストサイト:http://tellacoli.com/
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