てんとてん

喫茶好きのイラストレーターの日常ブログ。てんからてんへ、ぼんやりとした日々。

友人の絵本。

友人であり、現在スロバキアで絵本作家として活動されている
洞野志保さんの絵本が福音館書店から発売になりました!


「まるきのヤンコ」
こどものとも 年中向き(4〜5才)11月号です。スロバキアの昔話を、洞野さんが再話してます。暖かい家族(と動物)のお話。ヤンコがかわいいかわいい。ノートサイズで薄い本。410円。

この間久しぶりに会った時に本人から聞いたわけではないのだけど、今やどんちゃん、ドゥシャン・カーライさんのお弟子さんなんだねえ!ネットでたまたま知りました・・・(恐るべし、ネット)
それにしても、『こどものとも』シリーズというと、スズキコージさん佐々木マキさん安野光雅さん、ほかたくさんの作家さんが描かれてきた絵本シリーズで、その1冊にどんちゃんも入るのかと思うと、ほんとすごすぎます…。
どんちゃんと私は21〜22歳くらい、みんながやたら熱かった時期(笑)に札幌で出会い、その後、美大進学のため上京したタイミングなども一緒で、大学生時代はけっこうつるんで飲んだり出かけたりしていたのだった。
私はイラストにしても物作りにしても、課題が与えられないと描けなかったり、イラストもデザインもブログもなんでも手を出すいわゆる器用貧乏(しかもそんなに器用でもないっ)なのに対し、どんちゃんは純粋に絵を描くことに情熱も執着もある生粋のアーティストで、けっこう真逆のタイプで「なんで2人は仲良しなのか?」と誰かに言われたこともあった(笑)。でも、真逆だから反発するほど単純ではない(笑)。憧れつつ、刺激し合いつつ仲良くやっておりました。
美大卒業後、絵の勉強のためずーっとスロバキアに移り住んでいて、今やスロバキアにて一児のおかあさんです。
どんちゃんの絵はハンパなくうまいです。そして、色遣いが多彩であたたかい。銅版画をずっとやっていたどんちゃんの絵はおもしろいくらい緻密で、見入ってしまう…。
そして優しい絵。優しい人なのです。どんちゃんは。いや、私の周りには優しい人が多いのだけど、私のために目の前で泣いてくれた!というのは、今までるみっちとどんちゃんだったなーと思い出す…。


そんなわけで、私の日記でも紹介してみました。本の紹介じゃなくて、洞野さんの紹介になっちゃったけど。
是非手に取ってみてみてください。
今また新しい絵本の準備をしているみたいで、そちらもたのしみです。