てんとてん

喫茶好きのイラストレーターの日常ブログ。てんからてんへ、ぼんやりとした日々。

日にちが経ったそのわけは。

ちょっと、凹むかも?な話なので、あまりそんな気じゃない方は読み飛ばしてくださいな。



日記の日にちが経ったそのわけは。
先週、父が他界したのでした。
北海道のテレビでは、住宅の火災で、1人暮らしの男性が意識不明の重体という報道がまる1日流れていたみたいでした。
そのときは既にもう助かる見込みがなく、私たちは午後に病院に駆けつけましたが、次の日の朝に亡くなりました。
それから葬儀を行い、納骨先を決め、警察の方や大家さんと焼けた家の現場検証をして帰ってきました。弟が喪主をつとめましたが、こういった経験をするのは当然ながら初めてで、短いあいだに決断しなければ行けないことや、確認を取らなければいけないことばかりで、慣れないままあっという間にもろもろ執り行った感じでした。


亡くなった原因が原因なだけに、ちょっとまだまだ落ち着かないです。あまりにも急で、そしてまだまだいろんなことが記憶として生々しく、なんだかふわふわとしています。


父とは17歳から26歳まで一度も連絡を取り合わず、その間いろんなことを考えましたが、そんな期間もあったからこそ、再会した時に一気に距離が縮まり、きちんと父と娘として向かい合えたことが、すごくすごく良かったなと思っています。
それがなかったら、めちゃめちゃ後悔していたと思います。
最後に会ったのは今年の3月で、みんなで東京ドームにジャイアンツ戦を観に行きました。父にとっては念願で、それを実現できたのも、ほんとに良かったです。


私がいつまでも結婚しないので心配していて、自分達の結婚生活が、私に悪い影響を与えたんじゃないかといつも気にしていました。私自身は一時はそのせいかなと思っていたけれど、自立してみて、決して親のせいじゃなく、自分の気持ちひとつだったなという気持ちに至っています。それは父に伝えたつもりだけど、どこまでわかってくれたかなー。でも、現在ちゃんと相手がいることも伝えられたし、大丈夫かな。
せめて弟が、ちゃんとすてきなお嫁さんと孫を見せられて、よかったなあと思います。



ショックはなかなか消えないけれど、今週はたまったお仕事を片付けて、来週の頭には引っ越しです。
バタバタしながら、たまに改めて信じられないなー。とぼんやり。
でもほんとに、ちゃんと見送れてよかったです。