てんとてん

喫茶好きのイラストレーターの日常ブログ。てんからてんへ、いろんな日々。このたびブログタイトルを「マーブルマーブル」より「てんとてん」に変更しました。

京都の喫茶巡り『フランソワ喫茶室』『イノダコーヒ』『築地』

フランソワ喫茶室


あどさんと「ソワレ」の後に訪れました。このふたつがこんなに間近にあり、いそいそとすぐにはしごできちゃうのが京都はすごい。。。

鉄格子とステンドグラス(しかもクローバー!)という、黄金乙女な組み合わせ。また来ます。。


正統派のクラシカルなムード(あれ、表現がちぐはぐですかね?)たっぷりのフランソワ喫茶室、一度は袖を通してみたくなるようなかわいい制服を着た店員さんがまぶしかったです。





お店のディティールにはツボをつつかれるようなものがたくさんあり、いちいち素敵でした。古い木造の、女の子が大好きになってしまいそうなクラシカルな雰囲気の喫茶店はほかにもいろいろあるけれど、その世界観の元祖のようなたたずまいが【フランソワ喫茶室】にはあり……、
…「こんな目線、どれだけ上からだ!」という感じですが、京都の喫茶店ってやっぱり相当ハイレベルだなあ。。。と。

そして前にも書いたかも知れませんが、なぜかどこで飲んでも珈琲がすごくおいしい! あどさんとも何度も「おいし〜い」と感想を述べ合ってました。
もちろんそれぞれのお店で味の違いはあるけれど、味の美味しさも、街に喫茶文化がしっかり根づくポイントなのかもなあと思ったりしました。


今日の本談会でも、沼田さんが京都と札幌の喫茶の独自の文化の高さを語られていました。【フランソワ】のお客様は、その時たまたま奥様が多かったですが、その一方で街の男の子がふらっとひとりで入って本を読んでたり、カップルのひと、私たちのような観光客、そんな誰もが自然に使い勝手よく喫茶店を利用しているのも印象的でした。どの世代にも、どんな目的の方にも受け皿が広いことが京都の喫茶店の特徴のひとつでもあり…。
それってすごいことですよね。どんな方でも受け止める懐の広さというか。
“なぜ懐が広いんだろう?”っていう視点で、またいろんなことが考えられそうです(楽しい空想です)。

そして、かわいいマッチ。下に敷いている紙は恵文社で100円で買った昔のデパートの包装紙です。いつか誰かに宛てて書く手紙の封筒にできたらなー。

ペーパーナプキンも、もちろん持ち帰ります。



イノダコーヒ


お土産として布巾などを買いに、イノダコーヒにも。リニューアル後の本店は初めてです。長屋に自然に溶け込む欧風な外観がかわいい!

間近にある三条店も、ちょこっとだけのぞく。。どちらも、賑わっていました。


築地

京都にて一番最初に足を運んだのは【築地】でした。【京都レトロ散歩】によると、こちらも秦山タイルなのだとか!

前秦山タイルについて書いた記事はこちらの【きんせ旅館】について→(一部の見えにくかった写真、アップ時よりちょっと変えました)


ひとつひとつが全部違っていておもしろいこのタイル、個性豊かな京都の喫茶店と相性ぴったりで、すごく素敵です!

店内へ。二階席に通してもらいます。壁の仕切りも多く、一組ごとにゆっくり過ごせるように配置されていました。

ウインナー珈琲を。

今まで見たことがない、変形サイズのカードをいただきました。かっこいい。

マッチもかっこいいです。そういえば、どうして「築地」っていうんだろう?そして、カードもマッチも、誰が絵を描かれたんだろう? いろいろ気になりますが、大事にしようと思います。


静香

二日目の朝、あどさんとの待ち合わせまでまだ時間があったので、今の内に“静香”に足を運んでしまおう! と思いつき、一路、北野白梅町まで。

するとなんと、閉まっていました。。。残念! 定休日でもないし、開店時間も調べてから行ったんですが、電話で確認したらよかったかも知れません。

しょんぼりしながら、店頭のガラス扉の、かわいい木を見入ったりしていました。

最終日にもう一度足を運んでみようかなと思ったのですが、あまりにも時間がギリギリで危なかったので、あきらめることに。高齢のご夫人が営業されているので、開店時間もまちまちなのかも知れませんよと、他のお店のマスターさんに励まされたりもしました。
そんなエピソードもまた思い出かなと割り切り、あどさんとの約束の待ち合わせ場所へと移動することにしたのでした。今度はちゃんと、電話しますね。

このきれいなイラストに見とれつつ…。また来ます!