瀬戸内国際芸術祭とは、瀬戸内海の島々を舞台に開催される現代美術のアートのお祭り。三年に一度行われるビッグイベントです。
香川県がアートによる街おこし(島おこし)を行ない、成功したことは有名です。アートへの敷居の高さというのは、ここではあまりないように思いました。
草間彌生さんの【黄かぼちゃ】【赤かぼちゃ】などのように、風景に溶け込みながらもインパクトがあり(思わず写真を撮りたくなっちゃうような…)、どんな人でも気軽に見て体験できる作品が多い印象で、堅苦しくなく楽しむことができました。
ガイドブックを片手に!各作品の紹介、マップや飲食店などが掲載。
これを首からぶら下げた三日間(フェリー乗り放題)。
巡った場所はスタンプを押印。
1日目・高松〜男木島
気持ちの良い天気に恵まれながら、最初の島へ!
のんびりとした島歩き。けれど、壁画?など、ところどころに街のアートが見つかる。
ポイント地点に来ると、こんなふうに出入り口にスタッフさんがいるので、さきほどのスタンプを押してもらう。今は住んでいない民家などを、各アーティストが思い思いにテーマに沿った空間にしている。一軒家をまるまる使ったダイナミックなものも多数。
素敵だった「SEA VINE」
最初は「???」となり、見るのに気持ちがこわばるものもあるのだけど、途中から自分なりに解釈したり、そこでの自分なりの過ごし方がつかめてくると、楽しくなってきました。(作品が分かっていても分かってなくても)
そのうち感覚がよくわからなくなって、ちょっとしたバイクの停まり方や看板なども「これも、アート…?」みたいになってくる…。
違うんですけどね。
インパクトのあった【漆の家】の、窓からの景色。
お茶を飲むスペースにあったノートにメッセージを書いた!
男木島は、猫の多い島でした。それでも今は増えないようにしているんだとか。島の子達らしい野性的なルックスだけれど、人懐っこさもありました。
2日目・高松〜小豆島
この日も快晴。小豆島は広いので、レンタカーを船に乗せて移動です。
有名な「小豆島オリーブ公園」のギリシャ風車。実写版の「魔女の宅急便」のロケ地だったそうで、記念撮影用のほうきが置いてあったり、女の子向けの可愛い観光ポイント、雑貨も多々でした。
アートスポットは7〜8箇所めぐりました。
きれいな「花寿波島の秘密」。
ここでも途中、「なにがアートだっけ?」みたいな瞬間があった…。
観光スポット、エンジェルロード。恋が成就するスポットのようで、ハート型の絵馬とかグッスとか、いろいろありました〜。
3日目・高松〜直島
アートによる島おこしとして最も知られている直島。
赤いかぼちゃが出迎えてくれる。中に入ることができ、写真をとる人で賑わう。
各エリアにはバスで移動でき、割とスムーズに行動することができる。遠いのかな?と思っていた黄色いカボチャにも早くに出会えました。
大竹伸朗さんの銭湯「I♡湯」、そして家プロジェクト「はいしゃ」、どちらもインパクトがありました…。
外からの屋根も、内側の天井も見とれてしまった「直島ホール」。
また何がアートかわからなくなる瞬間があったような?
SANAA(妹島和世さんと西沢立衛さんのユニット)が設計した直島のターミナルから、再び高松へ…。
三つの島、どれも雰囲気が違ってどれもよかった。
離島のもの、いろいろ。
風景印・スタンプ。
高松空港・小豆島(道の駅とマルキン醤油記念館)、小豆島オリーブ公園、直島のフェリーターミナルのスタンプ。
小豆島で自分自身と友人に手紙を出したポスト。オリーブ公園とエンジェルロードです。ここから出すと、記念の風景印を押印してくれます。自分宛に届いたハガキ。
エンジェルロードではいつものように砂浜に絵を…。私作のコーヒーと、夫作のかわうそ。
小豆島は醤油工場がたくさん、かどやのごま油のルーツがここであること、素麺や佃煮など、数多くの産地であることを知りました。小さな島で実に豊富な産物が!
昔ならではの製法でじっくり醤油を作られているヤマロク醤油さんを見学させてもらいました。
醤油工場は三箇所まわりました。自分たち用のお土産も思わずたくさん。
こちらは直島の郵便局。かわいすぎです!
直島のマンホールはこんなデザインでした。
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marble marble マーブルマーブル
- イラストレーターです。日々気になったことをテーマに問わずブログにしています。マーブルチョコのようなカラフルで雑多なブログを想定し、「marble marble マーブルマーブル」としました。純喫茶、マッチ、散歩、昭和の建物、昭和歌謡、片付け、スケジュール帳などが好きです。コメント欄がありません。ご感想などはこちらまで→marble●tellacoli.com(●→@)
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