マーブルマーブル

イラストレーターです。日々気になったことをテーマに問わずブログにしています。マーブルチョコのようなカラフルで雑多なブログを想定し、「マーブルマーブル」としました。純喫茶、マッチ、散歩、昭和の建物、昭和歌謡、片付けなどが好きです。コメント欄がありません。ご感想などはコチラまで→marble●tellacoli.com(●→@)

夏の読書感想文『赤毛のアン』

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 いきなりの「赤毛のアン」!

赤毛のアン、私読んだことがなかったんです。アニメも、観たような観ていないような。

昨年、図書館で借りて読んでみました。

原作のアン、めっちゃしゃべります。もともとおしゃべりな女の子、というイメージはあったけど、本で改めてびっくり…。

ページをめくってもめくってもしゃべってる……。

マリラかマシューが、一言、相槌を打つ。

するとまたこのことばに対して、しゃべる。とにかくしゃべる……。

 

最初は私は軽く引いておりました。マリラとマシューとコミュニケーションしましょうよと。相手のお気持ちもお考えなさいよ、などと思っておりました。

「空気を読む」という風潮が人々に根付いて日も長いですが、それをすっ飛ばすかのようなアンに、戸惑ってしまいました。

 

けれど、おしゃべりの内容が、魅力があるんです。空想を交えた、アンの話は想像力が豊かで、明朗で、ときどきぶっ飛んでいます。

 

しだいに癖になっていく感覚がありました。

マリラとマシューは、そんなアンの空想話に時々たしなめながらも、楽しく話を聞いています。

生命力と希望に溢れたアンの話は、二人にどれだけ喜びを与えたんだろうと思いました。

 

アンってぶれずに自分の気持ちにひたむきで真っ直ぐに頑張るので、成長が著しいのも読んでいておもしろい部分のひとつです。健やかさは人を成長させる、と思いました。

かんしゃく持ちだし素っ頓狂な言動もあるけど、真っ直ぐなのです。

 

別の角度から見たら「問題児」となってしまう子は、また全然別の角度から見たら「感受性豊かな才能のある子」ともなりますよね。だけどそんな子は、才能を生かした、おもしろい仕事をする大人になるかもしれませんよね。

アンはその典型的な子という感じでした。

ぶれない確かな、一つのもの。

自分の気持ちをひとつひとつ大事にしていて、丁寧に成長するアン。

気づけばそんなふうな人生を選び、よりよい大人になっていくアンの様子が、眩しいな、とも思えるのでした。

 

アンのことを根気強く、また愛情深く見守る兄弟のマシューとマリラ。とくにマリラが素敵ですね。常識人で頭も固いけど、アンの良さを理解している。理解し続けようとしている。

私が小さい頃は、仏頂面でこわいおばさんだと思っていたけれど…。

 

作品を彩るのは、アンの魅力だけではありません。

プリンス・エドワード島の四季折々の描写。

これが美しいです。

 

こんな「赤毛のアン」が、ただいま東京ではMXテレビにて再放送をしています!

www.youtube.com私はここで、初めてアニメの赤毛のアンも全部観ています。おもしろい!

第一話でノックアウトされます。

馬車で連れられたアンが、桜の小道を通って感激するシーン。アンの感受性が爆発し、心が幸せでいっぱいになる、冒頭の超重要なシーン。

 

それが、これでもか〜〜〜っていうくらい、美しいのです!

私はアニメにそんなに詳しくないけれど、様々な角度からの桜、アンの横顔。

すごくよいのです。完璧だ…と思いました。

 

調べると、スタッフがほぼ全盛期ジブリメンバーでした。宮崎駿さん、高畑勲さん、近藤喜文さん…。宮崎駿さんは途中でチームから退きます。あの有名な「ルパン三世カリオストロの城」に携わるため…。)

めっちゃしゃべるアンの描写も、様々な工夫で飽きないようになっていたし、プリンスエドワード島の四季折々の美しい風景の描写はもちろん素晴らしいです。

 

そしてジブリといえば、女の子たちが新しい暮らしを始める時の、「一生懸命な生活シーン」が良いじゃないですか。掃除をするキキとか、料理をするシータとか。

その原点が、ここにあります。

 

アンがてきぱきと家事をするシーンが、私は好きです。

掃除をしたり。

瓶を開けて、中身は何かしら?とのぞいたり。

かまどの焼け具合を確かめたり。

 

 「暮らし」をアニメで観るって楽しいですよね。家事をする時の手足の動き、早さ。目の動かし方。

そんなことにも、引き込まれてます。

 

 

というふうに、私は40代の今になって、赤毛のアンを楽しんでいるのでした。

少女の頃に出会っていたらどうだったかな…?とも思うけど、当時だともしかしたらそこまでアンを受け入れられなかったかもしれない。私は「いい子」だったので。周りの人や環境を気にすることが当たり前のように生きてきたので。

自分を軸として、そこからぶれずに真っ直ぐなアンが、小さな頃の私では苦手だったかもしれません。

 

やっぱり今の年齢の自分だからこそ、何かおもしろがっているところがあるのだろうと思います。

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