友人との喫茶巡りなんて、何ヶ月ぶりだろう？
埼玉を攻めました。東武スカイツリーライン沿線上には再開発のため建物が壊されてしまう喫茶店がいくつかある。
その日が近づいてしまっているため、今一度足を運ぼうということになりました。
『ツネ』（新田）
銅でできた店頭の看板が何よりも印象的なツネさん。取り壊しと移転が決まっていて、すでに近くで新築のお店の着工が始まっている。ママさんのキャラクターが魅力的で、居心地もよく、常に地元の方々で賑わっている。ご飯もおいしい。
銅の看板は再現できる職人さんも今はおらず、とても貴重なものと以前お伺いしたことがありましたが、こちらをどうしても新規店舗へ持ち運ぶことができないのだそうで、今回が見納め。とってもとっても勿体ない。
私は以前、この本でツネさんを知りました。その時はこの本の作者さんが繋いでくれた“ご縁”ということで、リボン付き5円玉の入った大型マッチをママさんからいただいたことが、今も良い思い出です（タイミングです。今は配布されていないと思います）。
『ジョイ』（武里）
武里駅から歩いて3分くらいにある通り道の壁画です。絵本の世界のような、お洒落で可愛らしい通りです！
少し前に載せた写真もここで撮りました！私のこれ、一応電話してるポーズです。
そんな可愛い通りの先にあるジョイさんもまた、丸窓が印象的な“街角の喫茶店”という風貌で、とっても可愛らしい。
3人で甘いものを食べて一休み。
ジョイさんは取り壊し等の予定はないと思います。ややこしくて申し訳ないです。
『すみれ』（東武動物公園）
すみれさんもビルの取り壊しが決まっており、すでに移転準備中。
ご夫婦のお話を聞きながら美味しいご飯を食べて、お店の中をくまなく探検させていただいた。“昭和の雰囲気が残る喫茶店の内装ずき“の私は、たまらない時間を過ごしました。
2回目の探訪となる友人たちは、すでにご夫婦としっかりとした信頼関係ができていて、私もそのご相伴にあずかる形で色々もてなしていただき、温かい時間を過ごせました。
お店が移転となっても、お店を作り上げていらっしゃったマスターやママのお人柄はそのまま。メニューもきっと変わらず。
なので、嘆いてしまうのもちょっと違い、むしろ移転によって雰囲気が継続されることは、かけがえのない喜ばしいことです。
…だけど、大事にされ、愛されてきた数々のモチーフ。
ー丸い窓。ステンドグラス。クッションフロア。看板。
さまざまなものとのお別れはやっぱり寂しいですね。記憶の中と写真の中で、大事に留めておけたらと思います。
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marble marble マーブルマーブル
- イラストレーターです。日々気になったことをテーマに問わずブログにしています。マーブルチョコのようなカラフルで雑多なブログを想定し、「marble marble マーブルマーブル」としました。純喫茶、マッチ、散歩、昭和の建物、昭和歌謡、片付け、スケジュール帳などが好きです。コメント欄がありません。ご感想などはこちらまで→marble●tellacoli.com（●→@）
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