この歳になって、スピッツにどハマりしています。
今までも常にライトなファンではあったんですが…
1年ごとに何日かはスピッツばかり聴く日があるし、PVも観るし、アルバムが出るたびチェックはしていました。
マサムネ氏のビジュアルが私や友人の中で神格化してしまって、王子様を見るようにぼんやり眺めている時期もありました…
それがついに、どかーん!ときてしまった。
きっかけは昨年のメンタルがズタボロな時。そんな状態でもスピッツは聴くことができて、そして歌詞にたくさん救われていました。
そのときは「遥か」をほぼ毎日聴いていました
スピッツの歌詞は少し独特で、文学的だったり不思議だったりします。
それが心地いいなーとは1995年発売のシングル曲「ロビンソン」の頃から思ってはいたんですが、その世界観が私の気持ちを自由にさせてくれること。そして、まるごとな状態を受け止めて、例え今が辛かろうが、前を向いていけそうな予感を抱かせてくれること。
はたから見れば挙動や生き方が少しおかしくても、変わっていても、自分で大切にしている気持ちまで壊しちゃいけないこと。
そういった感覚って自分が生きていく中ですごく大事なものなんだ、という気づきが昨年ありました。
「スピッツというフィルターをかけると、生きやすくなる」という気づきです。
先月Mステで新曲を披露しているのを見て、ずっと変わらない世界観とパフォーマンスにも感動してしまいました。
今はオンラインメンバーにも入会し、時々ファン向けに発信してくれるラジオやメッセージムービーを楽しんでいます。
ライブが中止になったり、メッセージムービーもマスク姿だったりと、今、スピッツもコロナの中で同じ時代を生きているんだな…としみじみします。
「ロビンソン」「チェリー」の頃から25年以上経っており、今さらアナタ…という気もするんですが、今が自分のスピッツにハマるタイミングだったのです。きっと遅いも早いもないはず。
それに、幸いなことにスピッツはまだまだ現役で新曲も発表してくれています。
スピッツは今年デビュー30周年で、それまでの間メンバーの雰囲気もあまり変わらず、おしゃべりを聞いていると4人ともずっと仲が良さそうで、特に草野マサムネさんは日本を誇るレジェンドなアーティストのはずなのに、ずっと自然体でいることも、なんだかほっこりとします。
プロ野球の話とか、見てるテレビ番組の話とか。日常を伝えてくれるので楽しいです。
さてここで、一部の間で流行っている、「私の好きなスピッツ10選」に挑戦してみたいと思います。
私が選ぶスピッツなぞ、これを読んでいる方はさほど興味がないと思うんですがね…
でも、自分のブログだし好きにするのさ!
それでは。
1曲目「正夢」
「ずっとまともじゃないってわかってる」
「もう一度キラキラの方へ登っていく」
というフレーズに、とてつもなくエネルギーをもらいます。
2曲目「日なたの窓に憧れて」
「君が世界だと気づいた日から 胸の大地は回り始めた」
という歌詞は、スピッツにどハマりした今の私の感覚そのものです。
3曲目「若葉」
柔らかい曲の始まり方、そしてノスタルジーな世界観が好きです。
「思い出せる いろんなこと」「思い出せる すみずみまで」というフレーズ、その優しいメロディに、じわじわーっと生きる力をもらえる。
これは全大人に捧げる課題曲(課題図書ならぬ)にしても良いんじゃなかろうか。
4曲目「渚」
無条件で好きな歌です。これはいったい恋人とどんな状態なの…?と不思議な世界でもあるんですが。イントロからたまらない。夏に特に聞きたくなる。
5曲目「運命の人」
これはPVが特に好きです!この曲も不思議な世界観で(若い頃の方が不思議な歌詞が多かったように思います)、この男女はどうなったの?という感じなのですが。PVでつなぎを着て、草原ではしゃぎまわっている4人を見るたびに、あまりにも楽しそうな姿に毎度ニヤニヤしてしまう。(昔友人と、ここに混ざりたーい!と妄想を語り合っていたこともあったなー笑)
6曲目「みなと」
おそらくマサムネさんが東日本大震災での心労を乗り越えたあとに作った曲かと思うんですが…。みなとでひとり、人を思い、祈っている様子が伝わり泣ける。「君ともう一度会うために作った歌さ」という歌詞に力をもらう。
7曲目「僕のギター」
10年くらい前ですが、ライブで初めて聞いた時に感動して泣いた。当時私は独立直後で、これからのことに不安が大きかったんですが、「かき鳴らしては かき鳴らしては 祈ってる」というフレーズに、背中を押してもらいました。
考えてみたらこの頃から支えになっているな…
8曲目「ルキンフォー」
スピッツの中でも特にシンプルな、前を向いていくことを歌った曲だと思います。「珍しい生き方でもいいよ」「誰にも真似できないような」「届きそうな気がしてる」と聴くと、「よっしゃー!」っていう気持ちになる。笑
9曲目「冷たい頬」
これも無条件で好きな世界観です。なんだろう、ただただかわいい。恋の歌。ほんとに草野マサムネさんは詩人だ!!!素敵だなって思う。さらっとした湿度のない感じもまた良い。
10曲目「夜を駆ける」
刹那的でちょっとヒリついた二人の関係性を描いた世界観がすごいと思う。静かな夜の世界。ロビンソン然り、「二人だけの世界」を描く天才!
以上となりました。
10曲少な過ぎました…
さきほど挙げた「遥か」も「ロビンソン」も、それから「夢追い虫」「楓」「スピカ」「君は太陽」…。入れたかった。アルバム曲も。全然足りなかった。
あとは、気分でいろいろ変わっていきそう。
ハマっている歴も短いので、繰り返し聴くことでいろんな発見もありそうですし。
またやりたいな。ブログ記事にするかどうかはわからないですが。
それにしても、私は18歳くらいで「ロビンソン」と出会えた幸せな世代なんですが、もっと若い、今10代くらいの方もスピッツの昔のアルバムって聴いているのかな?
どんどん聴いたらいいと思う。
今ってとっても生きにくい時代だと思うし、今の10代〜20代くらいの子って「いい子」が多くないですか?
窮屈さを感じる時代、「いい子」ほど疲れてしまいそうな時代。
感受性が豊かで複雑なお年頃である10代〜20代に、スピッツの曲はそっと見守ってくれる力があると思う。
そして、心をほっとほどいてくれて、自由にさせてくれる力がある。
ぜひ味方にして欲しいなあ。
そんなふうに思いました!
以上、長く暑苦しいブログをここまで読んでくださった方がいたら、ありがとうございました。
ライブ行きたいなあ…
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marble marble マーブルマーブル
- イラストレーターです。日々気になったことをテーマに問わずブログにしています。マーブルチョコのようなカラフルで雑多なブログを想定し、「marble marble マーブルマーブル」としました。純喫茶、マッチ、散歩、昭和の建物、昭和歌謡、片付け、スケジュール帳などが好きです。コメント欄がありません。ご感想などはこちらまで→marble●tellacoli.com(●→@)
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