てんとてん

喫茶好きのイラストレーターの日常ブログ。てんからてんへ、いろんな日々。このたびブログタイトルを「マーブルマーブル」より「てんとてん」に変更しました。

好きなタイプとそうじゃないタイプの喫茶店について(写真なし。文章かなり長め)

…少し強めのブログタイトルになってしまいました。

文章がかなり長めなので、ごちゃごちゃ考えるのが好きな人だけ、ついてきてくださいね。笑

 

今や純喫茶ってブームです。メジャー店も増え、「SNSでの映え方」はカフェ等となんら変わりないように思います。

“時代に逆らって、あえて純喫茶”

っていうあまのじゃくな感覚は、少なくとも自分にはもうなくなりました。

“あえてテレ東派”って人が減ったのとおんなじように(!?)

なんならそんな感覚の方がちょっと恥ずかしいっていう方も今は多いのでは…。私はそうです。

 

今は「純喫茶」というカテゴリの中に、さらにメジャーどころとマイナーどころが出てきているのかなと思います。

 

純喫茶ファンにもいろんな方がいるんだなーというのは、インスタを始めてからより感じるようになりました。

「本の表紙を飾るような有名な純喫茶は興味がない。“自分しか知らないお店”という感覚が嬉しい。変わっていればいるほど楽しい」

という方も、いらっしゃると感じます。それぞれ度合いは違うと思いますが。

 SNSやブログではあえて発信していない、秘密のお店を知っている方もいると思います。

マイナーなお店をご自身の足で見つけて体感し、そんな世界を極めている方の文章や写真って、めっちゃおもしろいです!

そんな方のおかげで、知らないお店を知れるのがありがたいです。たぶん私が訪れたお店の、半分くらいはそういった方々の情報が頼りだったりしています(4〜5名の方のブログの読者です)

私は“秘密のお店”はないですが、マイナーなお店は大好きです。個性が爆発しているー!と感じ、ずっと残ってて欲しいなと思います。

 

だけど、メジャー店も、チェーン店も、カフェも好きです。流行りものも。

そこがなんか、昭和の雰囲気の純喫茶のみが好きな方とは違うのかなって思う。

そこで、

「私はマイナー派ではないんだよな…。果たしてそれはなぜか?」

と、立ち止まってみたくなりました。

 

(ここからどんどん文章めんどくさくなります…読んでくださる方が居たら嬉しい。涙)

 

第一に、メジャーものやチェーン店を避けたくない。個人店だけ偏愛したくない。

という気持ちがあります。

様々なお店に背景があって、チェーン店も辿ると個人の熱い想いひとつから始まった、なんてこともある。

「私などの価値観で、偏ってモノを見たくない」と思ってしまうのです。頑張ってる人やお店に、私個人の捻くれを押し付けたくないというか…。

駅前開発でどんどんなくなる個人店→代わりにどこでも見るようなチェーン店が量産される、という図には辟易してしまいますが。

イケメンや美人とか、ジャニ系とかAKB系な有名人を偏った目で見たくない。という感覚に似てるかも(わかりますかね…)

人生イージー!という方も中にはいるかもですが、すごく苦労してたり、辛い過去があったり…なんて方も、ほんとうに多いと思うし。様々な努力をされているだろうし、素敵な考えやセンスの方もたくさんいらっしゃるし。

有名人とメジャーなお店を結びつけるのも強引ですが…。

 

と言っても、チェーン店やメジャー店に積極的に行くっていうわけでもないのですが。ただ、名前を聞いただけで「あーあそこね」と上から目線でフフッてなっちゃうような、そういった感覚は避けたい。絶対に。

 

さらに加えると、メジャーなチェーン店がやたら居心地よく、まったり落ち着けて好き、という経験が時々あるのです。大勢人がいて、ザワザワする中に紛れ、ぼんやりするのが心地よいなと思ったり。ちなみにロイホドトールが好きです。

天井でファンが回っているような、お洒落で気持ちの良いカフェにいるだけで、ストレスがふわーってなくなっていったという体験もある。

 

長くなりましたが、そんな様々な気持ちの中で、チェーン店を避けたくない。個人店だけ偏愛したくない、と思うのでした。

一周して「こういう感覚こそあまのじゃくで捻くれ者なのでは」とも思っていますが…。

 

第二に、「スッキリしていてこじゃれたものがけっこう好き」という、個人的な好みが影響しています。

めっちゃシンプルなタイポグラフィが好きですし、北欧風にも弱いですし。服だって、トレンドが少し入っていてきれいめな方が、好みです。

英字のモチーフをフル活用したインテリアはダサいなって思うけど、「おしゃれ系」も突き抜けてると好きですし。

それらとは違うところだと、南国風とかハワイアンも好きです。

 

第三に、「パンケーキとかフレンチトーストとかフルーツパフェとかフルーツサンドが好き」というのもあります。

こういったメニューは、純喫茶よりもカフェの方が圧倒的に多い。色々食べたくなる。ホットケーキやタマゴサンドも大好き!!ですが、同じくらい好きなんです。

 

 

以上のことから、「好きなお店のタイプ」をまとめると、こんな感じである事が分かってきました。

「喫茶、カフェ、ネオ喫茶、個人店チェーン店関係なく、街に馴染んでいるお店」

「ソファの感じや照明が、心地よいお店」

「メニューが好みのお店」

「古くても清潔感のあるお店」

「お店の方のキャラクター」

「風通しのよいお店」

最後の「風通しのよいお店」とは、暗くても地下でも、なんなら少しホコリっぽくても感じるお店は多々あります。お店の方のキャラクターが関係しているのかな。お店の方がご自身のお店を愛してたり誇りを持っていたり、こだわって味を追求されていたりすると、それが風通しのよさに繋がっている気がします。

いわゆるネオ喫茶にて、店員のお姉さんが店内のリフォームへの細かなこだわりを丁寧に熱っぽく語ってくださった時は、聞いててとても楽しかったですし、そのお店に良い気が流れているのがなぜか、分かりました。

かなり偉そうですね…。すみません。

メニューが好みなお店は、間違いないですよね!

そんな中でより愛おしく、恋するような気持ちになるのが「昭和の世界の純喫茶」なので、このブログでも純喫茶に行った記事が多いんだと思います。

私の場合、「イラストに描きたくなるかどうか」もあります!

  

逆に、そうじゃないお店のタイプは…。

「新しい古い関係なく、汚れが目立ったり、何か臭うお店」

「お客さんを雑に扱う」

「街に馴染んでいないお店(これは単に「増やせばいいってもんじゃないだろう」という印象の、無機質な雰囲気のチェーン店に感じます。逆に馴染んでいるお店もあるので、時間や人が関係しているのかも知れません)

メジャーだろうがマイナーだろうが、「もう行きたくない」と思います。

お店の方が難しい雰囲気だったりクールだったり、っていうのは喫茶あるあるですし、何も思わないんですが、「なんか雑」はすごく嫌です。

乱暴だな〜、冷たいな〜というお店も。

気持ちのこもった接客をしてくれるチェーン店もいくつか知っています。内装やメニューに特筆すべきことはなくても、その方が好きだなー。

そして私は実は、「汚れが目立ったり、何か臭うお店」がとても苦手。

これは純喫茶にはまあまあ多くて、10軒にひとつくらい、出会ってしまいます…。

我が家だって別にピカピカじゃないし、潔癖症ではないのに。

どれだけかっこいい昭和の世界でも、またどれだけ個性が爆発していても、足が遠のきます。

小さい虫がずーっと何匹も顔の近くを飛んでいたお店や、店内で飼っている動物の匂いが強かったお店は、泣きそうになりました。

座っているソファ椅子の足元から、ヤモリが出てきたお店もありました。

飲食店ですし、そこで出てきた食べ物は不安になります(残すと悪いかなって思っちゃって、ほとんど食べるんですが!)

 

…そんな訳で、メジャーかマイナーかは、やっぱり関係ないみたい。まとめながら、自分でも理解できました。笑

要は、「感じの良いお店が好き」ってことかな?

要約しすぎかな。笑

 

私は「捻くれ者になりたくない捻くれ者」だなと思います。

何が本当の自分の気持ちなのかが、よく分からなくなることがあるんです。理想の姿、考え方みたいなものを追ってしまって、そっちの思想であれこれこねくり回して考えるので。

なんかすごく遠くにいるな、遠回りをしているな、と時々思います。

素の気持ちに自信がないとかプライド高いとか、色んなものが関係していると思うんですが。あと、こういうのって周りにバレバレなのかなとも思うんですが。

この感覚、同じような方、いるのかな。いたらちょっとホッとする。笑

 

だけど、上に挙げた「好きなもの」への気持ちはまっすぐのつもりなんです。理想の姿、考え方と素の自分が、前よりは近づいているように思う。

年々「好きなもの」の定義が輪郭を帯びてきたなーと思っています。

なので「好きじゃないもの」もはっきりしてきたのかな。

 

そこを極めることをライフワークにしていけたら、もっと人生楽しくなるんじゃないだろうか…。

だといいな。

そう思います。

 

今は、「コーヒーハウスぽえむ(チェーンの喫茶店)」の魅力にハマり始めました!

まだ数軒しか巡っていないですが、どのお店も街の雰囲気に合っているなと思うし、少しずつ個性が違う。ロゴもかわいいんですよ。色も、レモンイエローみたいで、手の形も良いし。茶系の内装によく映える。

ぽえむの歴史も、今少しずつ知ってておもしろいです。

ちなみに学生時代は、閉店した経堂のお店が好きでした。

スタートしたばかりの東京暮らしで感じた「ここ好き!」という気持ちが、今ぽえむにハマってきた背景にあります。

経堂のぽえむ、上記の好きなタイプの喫茶店の要素が全部揃っていました。

近隣にはもっと個性的な喫茶店もあったけど、私はあそこが好きだった。

 

インスタにも記しましたが、ぽえむを巡る人のことを、「ポエマー」と呼ぶことにしました!笑

ただいまポエマー募集中。友人は、グッズも作ると言っています!すごい!

ちなみに来週また、ポエマーになるつもり。今は、東京じゅうのぽえむを巡りたいんです。

忙しくなりそうですよ。

 

書ききれない部分もありましたが、以上が私の好きなお店とそうじゃないお店の違いについてでした。

ごちゃごちゃと書いてしまって、意味が伝わりにくい部分もあったかと思います。個人的は、書けてよかったなと思いますが、自分の考えとしてしっかりまとめておきたい部分なので、後から文章の手直しもするかも(実際すでに何度か手直ししました)

 

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました!

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

marble marble マーブルマーブル

マーブルチョコのようなカラフルなブログになるよう「marble marble マーブルマーブル」としました。純喫茶通い、マッチ集め、イラストルポ、片付け、登山、読書、洋服のショッピングなどが好き。文章では饒舌な、人見知り。
純喫茶通いはもうすぐ1000軒。【純喫茶リスト】からは、今まで通った喫茶店をエリア別にご覧になれます。またInstagramでは、【喫茶通いのイラストルポ】をアップしています。
コメント欄がありません。ご感想などこちらまで:marble●tellacoli.com(●→@)
本業はイラストレーターです。閲覧・ご依頼、お気軽にこちらからどうぞ!:http://tellacoli.com/

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::