○「今日の喫茶店」
用事の帰りに、大門の『モト』さんへ初入店。蔦が生い茂る〜。
今、ファサード が蔦のお店はどこもワサワサなのかな？「ラフレッサ」に横浜の「かをり」、未踏なところでは、夫に見せてもらった写真で知った、山梨の「六曜館」。
中もワサワサとたくさんの骨董品がいっぱい。このごちゃっと感、何かひとつでも欠けたらお店の雰囲気と違うような気がしてくるから不思議。
コアラが見つめる中でいただいた、サンドイッチとコーヒー。
○夏の読書感想文
また旅。 岡本仁著 京阪神エルマガジン社
編集者岡本仁さんのお出かけ本。歴史、人、街の様子、おいしいもの、レトロなもの、かわいいものなどが、しっかりと、でも軽やかに紹介されています。この本は特に私の地元である北海道旭川市も紹介されていて、自分の地元が岡本さんの目にはどううつり、どんなふうに書かれるのかが興味があり購入しました。
なんだか「旭川っていい街じゃーん」と思った。単純。笑
載っているのはゴリゴリに狙ったお洒落な構図のお写真ばかりじゃなくて、自然体なものも。地元の方とコミュニケーションをとっていたり、地場産業に触れたり。その一つ一つが、一貫とした「岡本仁さんが切り取るカルチャー」になっていて、他の街のことも読み込みたくなります。
私も岡本さんみたいに気構えずに、こんな旅ができたらいいなあ。
旅、行きたいですね〜。
旅人類 吉田類責任編集 あるた出版
東京に住む私たちにとって吉田類さんは、テレビ番組「酒場放浪紀」などで、都内の街居酒屋にふっと現れ、たくさんの方と和やかにお酒を飲む、モノトーンの服を召したおじさま、という印象ですよね。
なんとなんと！北海道でも「吉田類 北海道ぶらり街めぐり」という番組をお持ちなんです！今は不定期放送かも知れませんが、すでにけっこうな訪問数。
この「旅人類」という本。私が持っているのはvol.2で、主に道北（稚内〜旭川エリア）が紹介されています。
北の大地ならではの広大な自然と地形、そこで育まれた産業、アイヌ文化などが紹介されていたりと勉強になります。
もちろん美味しい居酒屋や喫茶店の情報も得られます。
登山もし、川柳も詠む吉田類さん。何人か存在するの？というくらい、多岐にわたる活動をされててびっくりするんですが、何よりも常にフラットで、軽やかで、どんな人とでも分け隔てなく自然体に接し、気づけばそこにいる皆さんと和やかな雰囲気になっているのがすごい…
とは言え「吉田類 北海道ぶらり街めぐり」を見る限り、そんな吉田さんの来店を嫌がり静かに飲みたい空気を出す一般の方も時々カメラに見切れてますが、吉田さんってテレビで拝見する限り、そんなことも含めて「その場のすべてを全肯定」という印象です。
「この街はいいね〜」「こういう風土だからこんな方がいて、こういうお店ができて、こういうお客さんが集まるんだね〜最高だね〜」という感じで、周りの方々も自然と笑顔に。
最後にはそこにいる方全員で「この街最高！かんぱーい！」というフィニッシュになっている…
自分の住んでいる街を褒められたら嬉しいじゃないですか。私ならご機嫌になっちゃう。小鼻も膨らみ得意げに、お酒もおいしくすすんじゃう。
誰もができることではないですよね。気を使いすぎてもだめ、ビジネスライクもだめ、太鼓持ち感が強いと引いちゃうし。気取っていてもよくないし。
私がもし男性だったら、あんなふうに年が取れたら楽しいだろうなーと憧れていたかも知れない。知性も体力もあり、お酒が強い笑。
なのに太っていなくてシュッとしているし。羨ましい人生だったかも。
以上、岡本仁さんと吉田類さんという、軽やかにお出かけルポをしてくださる二人のおじさまの本の感想でした。
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marble marble マーブルマーブル
- マーブルチョコのようなカラフルなブログになるよう「marble marble マーブルマーブル」としました。純喫茶通い、マッチ集め、イラストルポ、片付け、登山、読書、洋服のショッピングなどが好き。文章では饒舌な、人見知り。
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