てんとてん

喫茶好きのイラストレーターの日常ブログ。てんからてんへ、ぼんやりとした日々。

子供の頃のお洋服をイラストに描いた(過去絵)&最近の記録

自分で描いた絵の中で、埋もれてしまっているものがいくつかあって。

過去に描いたイラストルポです。

 

前回ワードローブの記事を書いたこともあって、お洋服のネタをアップすることにしました。

子供の頃に着ていた、主に母が作っていた洋服なのですが…。

オリジナルのデザインでかわいかったのです!

…というふうに、母は全部手作りでデザインして、服をミシンでだだだと縫っておりました。

私たちが小さい頃は専業主婦をしていたので、いろいろ手が込んでいたのですね。

毛糸のセーターも、専用の機械で手作りしていました。

 

ただ私は、“普通の家とは違う感じ”なのが、当時は恥ずかしくもありました。

けっこう嫌がったり、脱ぎたがったり。

他の家のみんなと同じくジャージを着たいとか、いろいろうるさく反発してもいましたね〜。

子供の頃って手作りのお洋服の価値だとか、素敵さって全然わかっていないものなので…。

浮くとクラスから嫌われそうで、嫌だったんですよねー。

 

あと、学校に行く時にスカート(特にミニスカート)は絶対に禁止でした。

ミニスカートでポニーテールでかわいいポシェットで…という、そんなアニメの主人公みたいな格好って小さい頃って憧れるじゃないですか。

でも禁止で、それもけっこう反発してぶーぶー言っていた記憶がありますね…

今なら、そんなパンツが見えそうな安っぽい(服の値段という意味ではなく)雰囲気にウチの子をさせたくない、という気持ちもわかるんですけどね。

お休みの日とか特別なお出かけの日とかだけ、ワンピースを着ることが許されていました。

ちなみにさっきの服たちも、あそこまで「正装スタイル」はお出かけ時。

学校に行く時はさすがに下だけ手作りズボンで上はポロシャツとか、動きやすいかっこうをしていました。

(それでもキャラもののトレーナーとかはNGだった。ワンポイントのみ、許されていました)

 

あとは、夏休みはこんな「つなぎ」な服とか。
夏だけどハイネック(ミドル丈)。

いろんな場所に母のこだわりが感じられます。

 

右にいるのは弟で、弟はかわいかったですねーーーーー。

髪の毛もツルンツルンとしてて、天使の輪ができていて。

私はショートヘアの時に男の子に間違えられていたけど、弟は今でいうプルシェンコ(羽生くんの小さな頃みたいな)ヘアスタイルだったので、女の子に間違えられていましたね。

 

私も弟も気づけば上下ジャージみたいな格好にどんどんなってしまったけど、当時はそれにまったく抵抗もなかったので、母はけっこう寂しかったかもしれないですね。

 

ちなみに、過去の写真を見てると母自体もおしゃれさんだったようです。

これは私がお腹にいるときの写真をイラストにしてみました。

右はおばあちゃんです。

今は90代なのですが、当時46歳…!ついに同い年!!ですよ。

ちなみに2人とも、手作り服を着ています。

 

なんか、バランスの取り方とか、オシャレさんって感じがします…。

私もこういうセンスがあったら、いまこんなにワードローブでああでもないこうでもないってなっていなかったかもなあ…泣

 

そもそもの話で、ウチの祖父が、すごく「我が家ならでは」に深くこだわりのある方だったようなんです。

母も祖母も、“既製品ではつまらない”“品を大事に”ということで、型の決まったデザインの手作り服だったんですよね。

祖父も素敵でした。ツイードのジャケットとか、きれいな色のズボンとか。

私が15歳の時にガンで亡くなっていますが、病気で痩せ細ってしまっても、首元を隠すようなきれいなスカーフを巻いたりハットを被ったり。

そんな祖父を支える祖母も母も手作り服。

 

そういったこだわりって、振り返ってみると確実に自身を育てた要素であり個性なんですよね。

こういった仕事をしているから、よりそう思うのかもしれません。

感性やセンスを環境で磨けるなんて最高ですよね。

 

あの頃反発しすぎたから、センスが培われずに今苦労しているのかしら…泣

 

日常のブログも書こうとしたら、ここまででかなり長くなってしまいました(定期)。

 

今再び、嫌んなっちゃうくらい、忙しさがやってきてしまっていて、ちょっと半泣きです。

割に合わないことを受けてしまった…という悔しさと反省もあり、そうは言っても終わらないので、淡々とやるのですが、「本来のやりたいことが置いてけぼり」な虚しさに折り合いがつかないのが特に嫌んなっちゃいます。

 

がんばりましょう。

息抜きしながら。

 

ちなみに先週末はついに肩も腕も頭の奥もズシッとやばい痛みが発症してしまい、取れなくなってしまい、怖くなったので作業をお休みしました。

そして息抜きにと吉祥寺に行ってきました。

くぐつ草のカレー、いつぶりだっただろうか…
おいしかったなあ。

お店も素敵だったなあ。

 

吉祥寺って、この駅だけでひとつの町として完結していますよね。

昔、憧れていた。

住んでみたかった町です。

なので探検するつもりで行ってみました。

今の吉祥寺の印象はなぜかこの頃と違いました。

パルコとか入ってみたけどパッとしない感じだし…。

思い出が、美化しすぎ?

だけど路地裏には相変わらず穴場がいっぱいありそうで、歩いていてリフレッシュできました。

 

今は整骨院に通いながら、痛みを治療しながら、もくもくと描く日々。

9月もなるべく健やかにがんばりましょう!

 

marble marble マーブルマーブル

東京在住のイラストレーターの日常の記録。
人見知りですが、せめてブログはマーブルチョコのようにカラフルになるよう「marble marble マーブルマーブル」としました。
◾️喫茶巡りが趣味。通った1000軒ほどの喫茶店を【純喫茶リスト】にエリア別にまとめてます。
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◾️40代半ばから似合う服について考えるようになり、【ワードローブ】の研究記事も。
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