前回の旭川編の続きです。
喫茶店へのご挨拶や取材、撮影。
すごくたくさんのお店に足を運びました。
前回に続き、全店ご紹介していきたいと思います。
“北海道にはこんなお店もあるんだ”というのを知ってもらえたら嬉しいです。
ここでは札幌・小樽編をお送りします。
コージーコーナー
昔からある喫茶店で、チェーン店のケーキ屋さんとは別物です。
主に喫煙者がつくろぎますが、このお店の入る国際ビルがまず、レトロなんです。
いい味出しているお店がいろいろと入っています。
札幌に来てこういった昭和のビルに集うひとたちの雰囲気を見て、あー、やっぱり北の大都会なのね〜と思いました。
ロックフォールカフェ
時計台の近くのオフィスビルにあり、ひっそりとした立地だけど、そんな雰囲気が好きな方にずっと愛されています。
マスターの飄々としながらもちょっとユーモアのある雰囲気がよかったです。
札幌は、こげちゃのきれいな家具のインテリアの正統派の喫茶専門店がとても多いと思います。
宮越屋珈琲が流行り、その流れがそのまま定着したのかな?
バロン
バスセンター前の近くのビルの地階にあります。
たぶん“純喫茶が好きな女の子”に刺さるインテリアなんじゃないかなあ〜〜!!!
めちゃくちゃかわいいですよ!ここの椅子も、床も、壁も。
あと2年くらいで閉業かなあとマスターはおっしゃっていました。
もしかするともう、たくさん人が足を運んでしまっても戸惑われるかも知れません。
好きにイラストに描いていいよとおっしゃってくださいましたが、なるべく騒がしくさせたくもなく(そもそもそんな影響力も私はないのですが)、もどかしく感じます。
珈琲舎オットー
縦長の店内は古い喫茶店ならではの素敵な内装。
私は特に椅子が好きです。
ワンちゃんがいるんですが、ストーブの周りをずーっとくるくると回っていました。常連さんにすごく愛されてて、途中から一緒にテーブル席に座っていました。
街ナカにある、さまざまな世代の方に長く愛されているお店です。
ZAZI
昔は新しめのカフェでしたが、20年以上経って再訪すると、それは懐かしのレトロな老舗店の風合いに変わっていました。
吹き抜けから見える2階も懐かしい。
パワードリンクなるものがあり、久しぶりに飲んでおいしかった〜(味は昔と変わったような気がする!)
名物のシチューもそのままで、すっかり大通の歴史とともにあるカフェでした!
MARK珈琲倶楽部
先ほど挙げたような“THE・札幌の正統派の珈琲店”なんですが、変わった場所にあることから、知るひとぞ知るという感じかな?
喫煙者に愛されているかと思いますが、私も大好き。
なんだか隠れ家みたいなんです。
マスターはずーっっと誠実なたたずまいで、それもまた変わっていなくて感動します。
メニュー表に書かれた味の説明が優しいんですよ。
あれ、みなさんにも読んでほしい。
全部おいしそうで、飲みたくなってしまいますから。
オーナーさんが変わり、まだまだ新しい顔を見せるオリンピアは、レトロが好きな女の子などにすっかり“見つかってしまった”のではないでしょうか?
オーナーさんがセレクトされた美しい食器でいただく喫茶メニューもおいしそうです。
内装は言うまでもなくゴージャスさが歴史を物語っていて最高です。
cafeひので
ひのでは奥が深いと言うか、「駅に直結した喫煙者がちょっと立ち寄る喫茶店」と思いきや、内装がすごくおもしろいんです。
カーブを描いた椅子も、天井の光が挿す部分も、凝っています。
その味わい深さと、いつまでもぼーっとできそうなのんびりな雰囲気が気に入っています。
滴(しずく)
札幌の喫茶店の雑誌に載っていて知ったお店です。
遠いのだけど、行く価値があります。
全国レベルで、内装のオリジナリティがすごいので、目がずっと忙しかったです。
剥製もたくさんいたし、人くらい大きなクマのぬいぐるみが入り口にはいましたし、なのに埃っぽさもなくって、すごくきれいなお店だったことも印象的でした。
丁寧に作ってくださったレモンスカッシュがすごくおいしかったです。
苺館
入り口の苺がかわいいです。店名も素敵です。
店内も店外も、コンクリートに味わいがあり、またカウンターの木のぬくもりと相まって、素敵な空間でした。
私はこの時、この後会う友人との待ち合わせ時間を間違えてしまってて、とても短い滞在時間になってしまい、いろんな面で自分がいやんなっちゃうひとときでした。泣
館ブランシェ(小樽市)
どこを切り取っても美しい空間に、最高においしいケーキ。
ほんとうはずっと続いてほしいなあ。
パティシエさんのこだわりの丁寧な味作り、この日もしっかりと味わいました!
色内食堂(小樽市)
ここもほんとうに、すごい空間…
大正時代にタイムトリップしたような。
この空間に対して、マスターのユーモアのあるキャラクターがまた良いんです。
ご高齢のご夫婦で経営なさっており、前は名物のお弁当もあったようです。
今はお団子と珈琲のセットが名物かな。すごい安いんですよね。
1Fのエントランスも美しい。
小樽ってびっくりするような建物が普通にめっちゃある。
小樽すごい。
銀の鐘
広い空間は1階はお土産売り場で2階が喫茶スペース。
このカップは持ち帰っていいんです。カップは何種類から選べル上に、コーヒーとデザートもセットで500円くらいだったと思います。
小樽の値段、どうなっているんでしょう?
男性のスタッフさんが親切でした!
小樽、優しい人が多かったな〜。
新倉屋
札幌の狸小路にずーっとあるお団子屋さんで、2階が喫茶室になっています。
ガラス越しに見えるレトロな雰囲気に惹かれ、衝動的に入ってしまいました。
できたてのお団子はめちゃんこおいしい!
これがこの日の私のモーニングだったんですが、幸せな朝でした〜。
期待通りのレトロな内装にもほっとしました。
BOYS BE(ボーイズビー)
昔円山公園に住んでいたことがあったんですが、その頃のBOYS BEは確か宮越屋珈琲系列店だったような。
渋いおじさまの顔が看板になっていて、もう少し薄暗く、「大人の男の空間」という感じでした。
当時よりも開けた感じになっていて、何よりランチメニューがおいしそうで、ここで食べたカレー、すごくおいしかったです。
ルフラン
札幌駅の北口の目の前のビルにあり、常連さんとの日常の会話が心地よいです。
コーヒー300円でした〜
渋い内装、かっこいいなあ。入り口の看板もかわいいんですよ。
ミルク
中島みゆきさんのファンの方には聖地のような喫茶店にやってきました。
ここも念願でした…。ドキドキしました。
人生についてじっくり考えるマスターの言葉を聞きながら、猫ちゃんを愛でながら、ここにしかない空気、世界を味わいました。
マスターの言葉はちょっと深かったので、私は持ち帰りました。
その内容は、理想であり難しいことでもあり。
でもそこを中島みゆきさんはずっと歌っているんじゃないなあというマスターの言葉に、なるほどと思ったり…。
みゆきさんは、ずっと戦っている方なのかも知れません。
そんなふうに書くと敷居が高くなってしまうと嫌なんですが、そんなことはなく、気さくで心地よい空間でしたよ!
猫ちゃんがめっちゃかわいくて、写真のコーナーもありましたがかわいかったです!
ここで挙げたのは17軒でございましたあ〜〜。
ほか、友人知人と会うために入ったカフェもあり、そこも素敵だったなあ。
その2軒を合わせると19軒。
旭川と合わせて35軒、行ってしまっていましたね。
駆け足でしたが、どれも丁寧に思い返しながら、イラストにしたいお店はしっかりと描いていきたい気持ちです。
ここを読んだ方が、少しでも北海道も良さそうだなあ〜
今度の旅行は北海道にしようかな?
なんて思ってくれたら幸せです。
一応、健康にはすごく気を使いながらの11日間でした。
誰にも迷惑をかけたくないと、自身の体調には逐一気にして、なんとかコロナもインフルエンザも一般的な風邪にもならず乗り切りました。
みなさん自己管理に気をつけつつ、その中でいろんな場所のカルチャーを楽しんでいきたいですね。
では、旅ブログは引き続きありますので、また見に来てくださったら嬉しいです。
marble marble マーブルマーブル
- 東京在住のイラストレーターの日常の記録。
- 人見知りですが、せめてブログはマーブルチョコのようにカラフルになるよう「marble marble マーブルマーブル」としました。
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