長楽館カフェ
明治時代に建てられた迎賓館で、それはもう由緒あるところのようで、「長楽館」とは伊藤博文が命名したんだとか。マッチにも書いてありました。
左端に縦書きで【公爵 伊藤博文 題】と書いてあります。
私はカフェとして利用しに。ホテル、ブライダル、レストランなどとしても利用されているようです。公式ホームページはこちらから。。。→☆
このデザートがおいしそうだし長楽館の雰囲気にぴったりで、オーダーしようか迷いましたが、お金を使いすぎちゃうので断念。イチゴのフィアンティーヌという名前そうです。。。
私はアイスティーをいただき、あとはスタッフの方に断って建物内を見物することに。
コースター、かっこよかった。
階段を少しずつのぼり、途中にあるいろいろなお部屋をのぞかせていただく。
カフェスペースの他にはサンルーム、喫煙の間、書院造りの和室などがある。これでもかと言わんばかりの贅沢な建物でした。ロココ調の内装が日本で唯一残っているそうです。私、かつてフランスに旅行した時にロワール地方など、“古城めぐり”がツアーに入っていたんですが(当時、観光ツアーにひとりで参加したのでした)、完全にそのときと同じ気持ちになってました。外を出るとそこは円山公園で、八坂神社も眼下という位置で、自分の居場所がよくわからなくなる感覚に。
調度品も、豪華なものばかりだそう。
そして、いちばんのぞいてみたかった「美術の間」
モスグリーンの椅子に、金色のマーク。そしてロイヤルブルーのカーペット。美しかったー。ちなみに何故「美術の間」というのかは、調べたところ様々なホテルを紹介するサイトにて掲載されていました。【ジュエルホテルズ/長楽館のページ】
カフェスペースもゆったりとしていて、若い方も多かったし、思ったよりも気軽に利用できるのかも、とも思った「長楽館」でした。ここでのウエディングはさぞかし豪華なんだろうな。。花嫁さんはやっぱりクラシカルなスタイルに、ティアラなのかな。和装も素敵そう。
レストラン菊水
鴨川のある大きな交差点の角に建っているので、通り過ぎる方は多いはず。この時は修学旅行の団体さんが通過中でした。小さくくるりとカーブを描く塔が印象的。
テントの渋くてかわいい色合わせ。向かいは歌舞伎座。
店内で、わっと思ったのが、オリジナルなグッズが多かった。撮り忘れたけれど、つまようじの入った袋もオリジナルでした。コースターは確認し忘れました。
ちなみにこの日は初日で、この後はタイルの美しい「築地」「船岡温泉」などに行こうと張り切っていたので、このお店でも素朴でかわいいタイルを発見した時に嬉しくなってしまった。「秦山タイル」については少しわかったんですが、京都全体としてのタイル文化の深さみたいなのは、よく知りません。しかし本格的な美しいタイルは、ひと昔前の建物でしか見かけなかったので、もっとこれからも受け継がれるといいなーと勝手に妄想。
オリジナルのペーパーナプキンがあるから、マッチもあるかな?と思ったらこれをいただけました。嬉しいです。
東華菜館
レストラン菊水とは鴨川を挟んで斜め前、とても大きくて目にとまる「東華菜館」へ。
建築家はヴォーリズというアメリカの方で、大正時代にたくさんの建築物を手がけられた方なのだそうだが、「東華菜館」とは彼が唯一手がけたレストランだそう。
エレベーターがかっこよかったです。いちばん素敵だったインジケーター、ぶれちゃってカメラに収められず。
広々とした飲食スペース。ランチタイムを外して訪れたところ、広いエリアにお客さんは二組だけで、贅沢でした。鴨川を見ながら中華を食べる。
焼き餃子を頼んだら、ほとんど揚げたようなもので驚く。皮は固く厚く、食感がバリバリっとしてました(おいしい)。
豪華さと独創性があって、個性的な装飾がたくさんでした。玄関の周りには、なぜか魚介類をモチーフにしたテラコッタが。
知人に聞いて知っていたマッチのありか。ざらりとした紙の質感でした。あってよかったです。