てんとてん

喫茶好きのイラストレーターの日常ブログ。てんからてんへ、ぼんやりとした日々。

ある日の甲府での喫茶巡り…その1「六曜館」

ちょっとお出かけづいているのだけど、今回は山梨県甲府の旅日記です。

 

JRの割引券をいただく機会があり、日帰り旅をすることにしました。

せっかくなのでなかなか行けない喫茶店に行ってみようかな。

 

富山県高岡市の「邪宗門」、群馬県高崎市の「コンパル」、鬼怒川温泉の「マロニエ」…

中でも、甲府の「六曜館」に行ってみたいなと思っていた。

それに、甲府にはもう一つ「俺の巴里」というお店もあるそうで、店名が気になり過ぎる。

 

ちなみに山梨といえば、甲府のお隣山梨市には「ほったらかし温泉」という高台にあって広大な敷地を誇る屋外温泉がある。

あれは以前行って気持ちが良かった!

なんとかそこまでタクシーで行ってお風呂に入ってフィニッシュなんてのもいいかな?

富士山とか眺めてさ〜〜〜〜

 

なんていう理由で行き先は甲府になりました。

最寄駅から新宿へ。

そこから特急「かいじ」で1時間40分。

甲府駅の出口から割とすぐ、歩いて5分もかからずに「六曜館」はありました。

(写真、失敗)

茶店はお宿と同じ建物にあり、蔦で覆われた外壁は古い。

旅館も今も営業されていて、ネットの口コミや写真を見ただけだけど雰囲気があって素敵そうだ。

古いけど清潔感があるんだそうで、特に昭和初期に創られたと思われるステンドグラスがすごい。

 

茶店の方は常連さんっぽいご婦人方がちょうど出て来られたので、そんな年代の方が多いのかな〜と思って入ると、あとは若い方々ばかり。

私が入ってしばらくすると満席になったが、全て若い世代の方だった。

日本人と海外の方が半分って感じだったような。

 

それにしても!!!!

内装が素敵すぎて、ため息ものばかりだった〜〜〜。

四方八方、どこを見渡しても優れたデザインのものばかりが使われていて、全てが飴色に染まり年季を帯びている。

また、そのどれもがきれいに磨かれ、お掃除されていて、長年大事に使ってきたことがわかる。

 

ご高齢のママは先代(明治42年生まれのお母様)の後を継いだようだけど、このお店の歴史、また甲府の歴史どちらにも誇りを持たれているように感じた。

六曜館は県庁も近い立地だし、官僚の方がここを利用されたか関わってらしたようなお話もしていたので、街ができていく上でさまざまな歴史を知っている喫茶店なのだろう。

私は人が写らない写真を合間合間にササッと撮っただけなので、全体の状態がよろしくないのだけど、このピンボケ電話機も相当古いもので、右側の手書きの紙には「日本で初めて甲府と北海道旭川市で使われた電話機です」と書いてあった。

なにぃ、私の地元じゃないか!と驚いたけど、甲府旭川というピンポイントで初めて使われた理由はよくわからなかった。

けれどこの電話機、今もピンクの電話にコードを繋げば使えるんだそうだ〜〜。

 

大きなステンドグラス。壁の向こう側はおそらく旅館なので、反対側からもきれいに見えているもののように思う。

ガラスの質感や縁の金色の素材などが、新しいステンドグラスでは見ない素材で、「その辺のものとは全く価値が違う」とおっしゃっていた。

だろうなだろうな。作家さんは誰なんだろうな。

もう一つ、写真には撮れなかったけど奥にもおもしろい絵柄のスタンドグラスがあった。

 

見るところがたくさん過ぎる〜

ここでの名物は夜にのみ出る「餃子」であることは事前にわかっていたのだけど、日中の訪問だったため「信玄公パフェ」というものを頼んでみた。

お団子にあんこに蜜に、桜の塩漬けがのっている。

アイスコーヒーと。

パフェは実は小さめの器。なので食べやすくてよかった!

お砂糖の器もかわいいし、意外だったのは、コーヒーとお茶のカップが北欧のアラビア社のものだった。

この、底に手書きのナンバーの入ったアネモネ柄、実は私も全く同じものを持っている!!(私は蔵前の北欧ヴィンテージの食器屋さんで数年前に思い切って購入した)

でもこうやってずらりと並んでいると迫力があって良い。

和風レトロと北欧デザインの相性の良さを感じました。

 

そうやってお話されるママが立っているカウンターのテーブルがまた、美しい…

テーブルに2種類のタイルが交互に埋められている。ブラウンで統一されててきれい。

 

昔の甲府駅前の写真が飾られていた〜

駅舎奥の山々が良い…

 

このように、甲府らしさや純喫茶らしさ、六曜館だからこその個性などが思いっきり詰め込まれていて、ほんとに楽しかった。

 

しかし、六曜館の本場は夜!!なのだそうだ。

お酒が扱われ、名物の餃子が出てくる。

Googleの写真で見たけどなんて美味しそうなの。

おそらくママさんがコレクションされたのであろうマッチを眺めながら、お店を後にした。

いつか夜にも来ることができるかな。

ずっと行きたかった「六曜館」は、ママのお店愛、甲府愛の詰まった素敵な喫茶店だった。

 

てな感じで、旅日記は相変わらず1回じゃ収まらず。

次回に続きます。

 

・・・・・てんとてん ten to ten・・・・・

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