てんとてん

喫茶好きのイラストレーターの日常ブログ。てんからてんへ、ぼんやりとした日々。

ジブリ美術館に15年ぶりに行ってきた

6月。

少し盛りだくさんな月となっていて

・来月以降の地元でのイラスト展の準備

・地元で書籍を扱ってもらっている書店に、拙著をたくさん納品

・ネットショップのお引越し

などがありました。

 

9月のコミティアも久しぶりに申し込み、それまでに新刊を作りたいと意気込んでいます。

無理かも…(弱気)

夏が苦手なので体力がないかも…(とても弱気)

 

だけど今は内省する時間と外に何かを発信したいと思う時間のバランスがよく、これは自身の中ではプラチナ期なので、今の内に頑張りたいです。

↑何言っているんだ?と思う人もいるかも知れないですが…まあまあ、この「バランよく」ってのを普通に、ごくごく当たり前にすることに大変さを感じ続けているので。笑
貴重な時期なのです。
今は分かりやすくHSPとかISFP型とか、自身を説明しやすい用語も増えて、便利ですよねえ。
…余談でした

 

 

ところで6月はジブリづいている月でもあり、初旬にはジブリの立体展を見に。

そして今日は、ジブリ美術館に行ってきました。

屋外以外は撮影禁止の、この館内で。

「迷子になろうよ」というキャッチコピーの美術館で。

 

私は非常に、刺さってしまいました…。

 

ここは「ジブリの作品を見る」というよりは、「ジブリを生み出した宮崎駿さんが、特に子どもたちにどんなワクワクを伝えたいかの原点」がギュギュッと詰まっているといった雰囲気。

 

私はその隠れ家のような内装だとか、仕掛けがいっぱいの動線、曲線いっぱいの建物、ステンドグラス、渡り廊下、駿さんの製作室とそのインテリア、駿さん直筆のたくさんの余談トーク、コンテの原画、壁の絵、照明、お手洗いの内装まで…!

なんだか全部がワクワク、本当に、最近ではなかなか味わえなかったキュンとするものが目一杯に詰まっている気がして。

涙が出そうになってしまいました。

 

 

おそらく私は、「少しメルヘンなフレンチカントリー」に弱いんですね。

かつてインテリア本で「私のカントリー」に刺さったこと、「詩とメルヘン」を読んでいたこと、同時期にジブリ映画「魔女の宅急便」で、あのパン屋さんだとかヨーロッパの街並みの映像にノックアウトされた思い出が、自分の中できれいな包装紙に包まれてしまっていて。

 

その時の感性で、当時「魔女の宅急便サウンドトラック」のカセットテープを、もうラジカセで何度も何度も聞きまして。

中2か中3ですかね〜。感受性がびんびんな時期でした。

 

当時の感性が、蘇ってしまう内装だったんです。涙

ああいう世界が、好きすぎるくらい好きなようです。

屋外のカフェも麦わら帽子のマークだったりするんだけど、どこかのんびりとした感じが、北海道の、さらに美瑛だとか富良野が好きだった自分の感覚に重なってしまうんですね。

 

美瑛や富良野をメルヘンに捉えていましたからね、私…。

前田真三さんのお写真も、冨田ファームのお土産のラベンダーのポプリも、キタキツネのファンシーなしおりやポストカードも大好きだったので…

 

この時の原点のようなものが、のちの喫茶店好きにもつながっているし、絵を描きたい!という気持ちにもつながっております。

(アートとしての絵を描きたいわけではないんですね。あくまでも私はこういうのが楽しかった!好き!たまらん!キュンとする!…それを知ってほしい!という気持ち…今だと承認欲求という言葉になってしまうのか?まだ分析し切れていませんが)

 

ただ薄暗いだけではない、昭和な世界だけではない。

どこか風通しがよくくつろげるような。かわいらしさとキュンとするものが詰まっている世界。古いけど行き届いたきれいさ、丁寧さもあって。

好きなもの=喫茶店や、今回のこのような美術館の世界観など、自身の芯となるものに触れられる時間でした。

 

今はそういう熱が高まっているので、こりゃしっかりと文章にしておかねばと、こういうブログにしたためておく事にしました。

 

鉄は熱いうちに打つのが、大人は人生を虚しく、あるいは難しく感じず、フワフワと夢を見て生きていけるヒントなのかも知れません。

先ほど、そんなことを夫にも熱っぽく語ってしまった。

今ふと振り返るとすでに理屈っぽさも感じて失笑してしまうけれど。

 

ということで、子どもじゃなくともジブリ美術館はしっかりと刺さる場所でした。

館内パンフレットも買ってきてしまいました。

撮影禁止の館内を、これでいつでも眺めることができます。

 

茶店でも、松樹新平さんという方が設計された「あっちこっちが隠れ家のような内装」にひかれるタチなので、こういう世界観が特に私は好きなんだと思います。

 

こういう思いを、いちばんには「この情熱を、私は喫茶ルポというものに注ぎ、伝える!!」べきなのかも知れないですが、今は館内のタイルの装飾や、学生が工作で作ったような仕掛け絵本のような作品だとか、アンティークなインテリアとか、いろんなものが刺さりすぎてしまい…

トトロよろしくオカリナも吹きたいですし笑、さてどうしましょうという感じで興奮しているのでした。

 

ジブリ美術館はなんと15年ぶりでしたが、入場券も値段も変わっていなかったことが嬉しかったです。

今度はカフェスペースでものんびりしたい。

 

ところで宮崎駿さんのアイディアスケッチの場や絵コンテ作成の場も再現されていましたが、宮崎駿さんはその中で、大変苦しんでいました。

イラつきながら、自分の才能はもう枯れたのでは!?などと思いながら(←そう書いてました)、ひたすら悩みながら作品を生み出している様子がリアルに伝わるセットで、すごい量のタバコが消された灰皿と、山のように積み上がった資料の中で、日本や世界にすごい作品の数々を見せてくれた天才は苦しんでおりました。

それを見て、フツーに何かをできる人なんていないんだな…と改めて思った次第です。

同時に、当時のアニメーションの世界の現場の楽しさと活気、ワクワク、同時にお金のない中でどんなふうな熱量で作品に取り組んでいたかも伝わりました。

あのコーナー、おもしろかったです。

 

私はなんだか、夢見心地です。

 

立体展も先々週に見に行き、そちらもおもしろかったので、そのルポもまた今度。

では、かなりの乱文にお付き合いいただきありがとうございました。

 

・・・・・てんとてん ten to ten・・・・・

東京在住のイラストレーターの日常の記録。
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