てんとてん

喫茶好きのイラストレーターの日常ブログ。てんからてんへ、ぼんやりとした日々。

京都の喫茶店『ソワレ』


京都の喫茶店でいちばん写真を撮ったのが、ソワレなんじゃないかと思います。
普段づかいできそうな居心地のいい喫茶店、珈琲のおいしいお店などをみつけることも楽しいけれど、やはり、そこに来なければ体験できないお店へのときめき感はかけがえがありません!
そんな代表選手といって間違いない[ソワレ]のことをまとめてみたいと思います。

Googleで「ソワレ」とイメージ検索したときに、こんなにもめくるめく青の写真で埋め尽くされてしまうのもすごいこと!→
「ソワレ」とはフランス語で夜の時間、夜会、夜の公演という意味だそうで、1948年にオープンしたとのこと。現在二代目の方が経営されているそうです。実は入店する前日(定休日)にも通りかかり、既に外観をいくつか撮っていました。


賑やかな街中で、ここだけ異空間。誰が建てた、どんな建築物だったんだろう?
来るのは2回目だったんですが、実は私はソワレについては知らないことだらけ。そのたびに「誰が青くしたのだろう?」「あのカラフルなゼリーは誰が考えたのだろう?」「なぜ無音なのだろう?」など、なにもわからないことに今さら気づきました。「なぜだろう?」と不思議がることを楽しむというか、空想ばっかりしていたんだな、と思います。。

そして、いよいよ訪れる当日。

二階の窓からも青い空間が見えて、期待が膨らみます。

オリジナルのお皿が飾られていました。これは、販売していないのでしょうか?

いよいよ店内。まだ時間が早かったようで、二階はまだ空いていませんでした。一階席へ。なんともロマンチックな、青の空間。そして“特別感”をふつふつと感じるような、独特の空気。みんなも静かに異空間を楽しんでいるといった感じでした。

カード二種。ひとつは定番もの、もうひとつは月代わりのもの?

いよいよ飲み物が! 私は、ゼリーヨーグルトにしました。迷いに迷いました。。。どっしりとガラスに乗った“デラックスチョコレートゼリー”も捨てがたかったけれど、やはり、カラフルなゼリーを目で確かめて食べて楽しみたい。実際に目の前にして、すごーく、ときめきました。

奥にはあどさんがオーダーしたゼリーポンチ!
ソワレのメニューでのお話だと、確か半年ほど前に、純喫茶コレクションさんが6次元でのトークイベントを行われた時にソワレの話になり、確かその内容が “クリームソーダの色は5種ある” という話だったような…(どなたがお話されたのか忘れちゃいました…)。結局オーダーしなかったのですが、そちらも興味があったなあ…。お店の方に尋ねてみたらよかったかもしれません。
そうそう、今回「ソワレにはお酒メニューもある」ということを初めて知りました。そもそもの“純喫茶”という定義からは離れているんですね。六曜社地下店も夕方からはバー営業だし、フランソワもお酒メニューは充実。意外とそんなお店が多いんだなって思いました。

そのうちに時間も経ち、二階もオープンしたようだったので、お店の方に断って見学させていただくことに!

東郷青児の絵もたくさん飾られてあり、建物のディティール、光の入り方、光とブルーの美しさ。どれをとっても素敵で、もう、今さらなのですがソワレに入って以来私とあどさんはため息をつきっぱなしでした。



たまたま晴れの日中に訪れたからなんだか明るく気持ちのいい雰囲気だったけれど、これが雨の日でも、夕方でも夜でも、それぞれまた違った素敵な時間が流れているんだろう。
また別の時間帯に訪れてみたいです。

階段付近にはいろいろな食器などが飾られていましたが、いちいち乙女感まんさいで、かわいかった。葡萄と女の子のガラスの組み合わせなんてたまらない。

葡萄といえば、二階のこんなライトもかわいかったです。



こうして振り返ってみると、まだまだ知らないことがたくさんのソワレ、不思議な空間の“なぜ”を楽しく空想しつつ、また次に訪れるのを楽しみにしています!
(写真はずいぶん絞って、やっとアップすることができてホッとしています。。)

あまり写りが良くないですが、カードを購入しました。