念願の大阪の喫茶巡りへ。訪問店は時系列で掲載します。新幹線にて新大阪より御堂筋線で、一駅目にて伺った「潤」。
『潤』(西中島南方)
特に店頭の看板やガラスドアの「潤」の文字が大好きです。
お店の奥様は、素敵だなんてとんでもないと、謙遜ではなくほんとうに首を横にふっているように感じました。そんなそんな、素敵ですと言い返し、恥ずかしいわ〜という返しを聞いているうちに、なんだか心が和んでしまって。
ゆったりした関西弁はお話しやすく、ああ、大阪の純喫茶にきたんだなあ、とじんわり噛み締めていました。
ああ、やはりここは話には聞いていたけれど、独特の雰囲気が漂っている。緊張感があり、心臓がきゅっとなるような感覚があった。喫茶店もいくつか見かけたけれど、躊躇してなかなか入れません。アーケードの商店街も普段はガンガン入るのですが薄暗さもあって怖く、引き返すことにしました。
大きな通りに面した『伊吹』、ここだけ入店することにしました。
細長い店内は、人ひとりぶんくらいの通り道しかなく、駅に隣接した喫茶のような造りでした。
さきほどまでどきどきしていたので、このセピアな内装、窓からの光、そして静かな店内にホッとしました。
飴色に変色した木の壁やライトの感じ、ディスプレイ、無骨な「COFFEE SHOP」の看板、シンプルなテーブルと椅子など、いろいろと好みでした。
(続きます)