喫茶店へのご挨拶や取材、撮影が帰省時にいちばんやりたかったことなので…
すごくたくさんのお店に足を運びました。
通ったお店のことはInstagram(喫茶アカウントの方です)にも一部アップしていましたが、ここではいったん全店、ご紹介していきたいと思います。
“北海道にはこんなお店もあるんだ”というのを知ってもらえたら嬉しいです。
ここでは旭川編をお送りします。
自家焙煎珈琲 cafe-de-Leben(レーベン)
オーナーさんが変わり数年。レーベンがどんどん現オーナーさん色に染まっていく過程を見られるのが嬉しいです。
今年はショップカードと名刺のデザインをご依頼いただき、さらに関係が深まった気がします!
テイクアウトのコーヒーもおいしくて、帰省中2度行きました〜
自家焙煎珈琲店Gosh (ゴーシュ)
美馬牛(びばうし)という小さな駅の近くにあり、知るひとぞ知るという立地と、心地の良いスロウな雰囲気に癒されます。
ケーキもおいしい。
夏には緑に囲まれた外観ですが、この時期、木々は冬囲いがされていました。
ほっとカフェ
実家のスーパーを通じてお声がけしてもらい、今年は実はほっとカフェさんのお仕事をたくさんさせていただきました。
店頭の看板、ショップカード、記念のクッキー缶などなど…
それらを実際に見ることができて、また、ママの手作りの優しい朝ごはん定食をいただけて、おしゃべりもできて、幸せな時間でした!
母はクリスマス用のクッキー缶の予約をその場でしていました笑
Wednesday cafe&bake - ウェンズディ カフェ&ベイク
東川町にある、倉庫を素敵にリノベーションしたカフェは、吹き抜けの空間も気持ちがいいし、北欧風の食器に盛られたごはんやデザートがすべてかわいくておいしいです。
若いオーナーさんのセンスが光っています。
今はコロナを経て「おひとりさまもしくはおふたり専用」の静かな空間に変わっています。
今回オーナーさんとお話ができ、純喫茶トークができたのも嬉しかったです!
かざぐるま
旭川市の中心部から外れた場所にあり、常連さんが多い印象のかざぐるま。
もしかしたら営業はあと数年かな…とママはおっしゃっていましたが、個人的にはここの特別な空間は残っていてほしい。
入り口エリアの独特な造りや、朝と夜で雰囲気の変わる店内も必見です!
飲み物には、ママ手作りのケーキをサービスしてくれます。
神田珈琲園 旭川店
旭川市における、“常連さんとのいつもの風景を覗き見できる街喫茶”といえばここです!
みなさんが慣れた感じでお話しし、どんどん出入りされています。
雰囲気もよくて珈琲はおいしい。
東京の神田店の先代のもとで修行され、旭川で独立しました。
外看板の上のナナカマドが旭川だな〜〜と思い、なんだか癒されました!
ギャラリー喫茶ルル
優しい雰囲気の流れる、旭川のギャラリー喫茶です。
ママのお人柄と作品に惹かれ、次々と常連さんが入ってきます。
奥が大きく広いギャラリースペースになっていて、地元の作家さんの絵などが展示。
ずっと先までスケジュールはいっぱいです。
私のイラストに感激してくださいました!
手作りのプリンもいただいてしまいました。おいしかったな〜
笛園
真っ赤なソファや床の模様も昭和の雰囲気そのままで、内装の個性がムンムンとしているお店。仕切りや照明もかっこいい。
古くから続くお店は、お客さんの高齢化やコロナも重なり、いま少しずつ変化しているのだと思います。
この日はずいぶんと久しぶりにいらしてた方がいたようで、再会に喜ばれていました。
アラビゴコーヒー 買物公園店
お電話をしたときから、腰が低くてさりげなさが印象的だったマスターです。
デザートメニューがいっぱいあって、常連さんには特別なメニューも作っていらしたりで、ベテランの腕利きマスターという感じです。
ここにずっといらしてた方のエピソードや、常連さんたちに引き合わせていただき話を聞かせてもらったりと、お店のことを様々な形で伝えてくださいました!
買物公園の喫茶店らしいというか、広くて憩えて、写真展など芸術のスペースもあってコーヒーもおいしくてランチもおいしくて…と、使い勝手が最高の街喫茶です。
内装も渋いままで、かっこいいのです。
前にママさんには私のふとした疑問に答えるべく買物公園の写真を撮ってくださったことも…。ありがたい。
飼い猫ちゃん推しのインスタはほのぼのかわいいです。
旭川に唯一ある宮越屋珈琲ですが、オクノの閉業が決まってしまったため、数年後にはなくなってしまいます。
それにはもったいない雰囲気…
マスターの丁寧で自然体で、優しく腰の低い姿勢は、私はちょっとファンなんです。
それに、フードもコーヒーもおいしいです。
チェーン店だけど個性のあるここの、長年のファンは他にも多いんじゃないかな。
いつも必ずカウンターには誰かが座っていて、マスターとのおしゃべりを楽しんでいます。
珈琲亭ちろる
旭川で最古の喫茶店と言われており、小説「氷点」にも登場します。
オーナーさんが変わり、今の時代に沿ったパンケーキやカフェメニュー、はたまた正統派のコーヒーの味もあれこれ楽しめて、こだわりを感じます。
これからもずっと続いていてほしいなと思います。
外観も内装も、旭川では貴重なものがたくさん。
今回は閉店間際に駆け込みました。
【自家焙煎珈琲】珈琲の店 LIFE
ここの豆を使っているカフェも市内には多く、有名な専門店です。
一軒家のような空間は天井が広くて気持ちよく、手前と奥で違った世界観。
窓の外は気持ちの良い緑。
手前にはたくさん並んだコーヒー豆。
これを大量に買って帰るだけのこともあり、我が家は長年お世話になっています。
アラビゴコーヒー忠和店
個性のある外観。ご夫婦のチームワークでいつも賑わう人気のお店。
広いような狭いような席はどこも自然に仕切られていて、なんだかずーっっと放って置かれているような心地よさがあります。
老眼鏡がカゴに入っていたり、各テーブルに置かれたベルなど、リラックスして過ごせる工夫がいっぱい。マンガもいっぱい置いてある。
インスタでもフォローし合っていて、お世話になっています!
昭平堂
今はイートインスペースはしまい、珈琲豆の焙煎の専門店。
この蔵が、実際に見るとすごく趣がありかっこいいです。
昭平堂さんの豆を扱っている喫茶店やカフェも旭川には多いな〜と、あれこれ足を運ぶたびに思います。
アラジン珈琲倶楽部
今回は豆だけを買いに足を運んだアラジンさん。
スキーの小屋のような、あたたかで歴史のある内装も素敵で、1Fと2Fで雰囲気が変わるのもいいです。
昭平堂さんがブレンドしたここのあっさり味の珈琲豆がおいしいんです。
変わらず私を覚えていてくださって嬉しかったです!
外観も素敵だけど、内装はますますきれいで素敵になったような。
吹き抜けと2階も広く、カウンター周りも素敵だし、すごくりっぱな暖炉と古時計も。
手作りのパンやお弁当、体に優しい定食など、私世代の女性ならみんな好きなんじゃないだろうか?
ママさんははっきりと気持ちを伝えてくださる気持ちの良い方。
今回は”古伊万里の歴史そのもの”の元祖ママさんにもご挨拶できました。
有頂天
存在は知っていたけどノータッチだった有頂天…
今回初入店で、入った瞬間から別世界で引き込まれました。
どんどんいらっしゃる常連さんは、ママと他愛のないトークをされていて、なんかそれもまた雰囲気があって。
ちょっと昭和の映画でも覗き見したような?
そして私たちの食べたナポリタンもおいしくて。
これぞ「純喫茶の世界」だったなあ。
うまく言えないけど、喫茶代だけでタイムスリップしたような、どこでもドアをひらいちゃったような、そんな価値があるんですよね。
酔いしれてしまいました。
ということで、旭川では全部で18軒!
おじゃまさせていただきました。
神出鬼没かつ挙動不審気味な私に、みなさん快く対応してくださいました。
いつかもう少し、緊張しないで足を運べるようになりたいものです。笑
でも緊張しながらドキドキしながら扉を開ける楽しみがあるからこそ、私は喫茶通いが飽きずに続けられているのかもしれません。
なんか一回ねえ、
「今後ともよろしくお願いします」
って言おうとしたら
「今年もよろしくお願いします」
って言っちゃったんですよね私…。
わー間違えた!とあたふたする私に、同行していた母も苦笑いでしたよ。
何言ってんだこいつっていう空気でしたよ〜。母はね。笑
スタッフさん、微笑んでいたけどぜったい気づかないふりだったと思うんですよね。
ほんと恥ずかしいね〜。
スタッフさん優しいね〜。
時々自分に疲れますが涙、地元旭川の喫茶店、年々閉業が続いてはおりますが素敵なところがたくさんですよ。
喫煙店が多いので苦手な方は確認してから足を運んでくださいね。
marble marble マーブルマーブル
- 東京在住のイラストレーターの日常の記録。
- 人見知りですが、せめてブログはマーブルチョコのようにカラフルになるよう「marble marble マーブルマーブル」としました。
- ◾️喫茶巡りが趣味。通った1000軒ほどの喫茶店を【純喫茶リスト】にエリア別にまとめてます。
- ◾️Instagramでは、【喫茶通いのイラストルポ】を更新中。ここにも載せています。
◾️40代半ばから似合う服について考えるようになり、【ワードローブ】の研究記事も。 - ◾️ご感想などこちらまで:marble●tellacoli.com(●→@)
- ◾️イラストサイトの閲覧・ご依頼、お気軽にどうぞ!【寺井さおりイラストレーション】