てんとてん

喫茶好きのイラストレーターの日常ブログ。てんからてんへ、いろんな日々。このたびブログタイトルを「マーブルマーブル」より「てんとてん」に変更しました。

コツコツと喫茶巡り、ついに1000軒に。六本木【る・ぽーる】さん

もうすぐ喫茶巡りで訪れたお店が1000軒行くなーというのは昨年秋頃より意識し始め、ずっとソワソワしていました。

どんな1000軒目になるんだろう?もう、ずっと行きたいとっておきの1軒?それとも、偶然出会った街角の喫茶店

自分のことながら明確に決められず、昔の喫茶店の本を引っ張り出しては行っていないお店がなかったかチェックしたり、落ち着かない日々笑。

 

でも先日久しぶりに友人と喫茶巡りを行い、新規でお店に1軒行き998軒目、後日、その友人に教えてもらったもう1軒に1人で行ったらついに999軒目に!

 

そんなある平日に、“今日は仕事前に喫茶店に行きたいな”と自然に喫茶モードに入ったので、いよいよ今日が1000軒目ではないか…!とアワアワしながら家を出ました。

そしていざとなるとほんとに思いつきというかその時のひらめきのようなもので、六本木に行くことにしました。もともと気になっていたお店が2軒あり、そのどちらかに行けたらいいかな?と思ったのです。六本木の理由は、まあ東京メトロでの移動が可能なこと、後ほど仕事場への移動が楽そうなこと、googleでの口コミでなんだか良さげだったのを覚えていたことなどです。でもほんとに、“なんとなく”です。

 

そして到着しました。

東京ミッドタウンの裏にある、【る・ぽーる】というお店です!

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裏通りに入ったところに「知る人ぞ知る」という感じで存在していた、小さな、さりげない、そして優しい空気の流れるお店でした!
私が、特に好きなタイプのお店だ!(…と偉そうですが)
ある程度googleでそんな雰囲気は分かっていたものの、実際に確認できると嬉しくなります。
全席喫煙可なのでタバコが苦手な方はだめかも知れませんが、とても居心地のよいお店です。

そしてマスターも良い方でした。
ケーキを一緒に悩んでくれたり、お会計の時も、ちょっとおもしろいことがありました笑。着ているニットもチャーミングでしたし、ママとのやりとりも楽しそうです。

 

カーテンから入る光の感じ、水が敷かれたレースのコースター、カウンター奥に並ぶひとつひとつ違うカップ、磨りガラス、そしてミルフィーユケーキもコーヒーも美味しかったです。

 

私は今日1000軒目を迎えたことを、マスターに伝えるべきか否か、ちょっと迷っておりました。だって1000軒目って、完全に自己満足なので。そのお店にとってほかのお店は、はっきりいってどうでも良いじゃないですか。

私が「あなたが1000人目のイラストレーターさんです!」と言われても「???」って戸惑うだろうし。なんだこれは、喜んだ方がいいのか?…というか1000人目とはだいぶ後なのでは?…などなど。

ディズニーランドで記念すべき入場者数!などとは違うんですから。

 

なのに、伝えてしまいました。

おいしかったですと、喫茶巡りが趣味で、今日数えたら1000軒目で、すてきなお店で過ごせて嬉しかったですと、

伝えながら、ああこれはうまく言えていないわ、でもこうとしか言いようがない、あー自己満足になっちまったよう〜と既に後悔もあったんですが、まあ、言ってしまったものはどうしようもありません。

マスターは、「あららら。記念のお店が家で良かったのか悪かったのか…」と、これ以上ないほどのお人柄を感じる言葉を返してくださり、それへの瞬時の感動やら、逆に私はなんと答えてよいのやらの戸惑いなどで、私はその後あいかわらずキョドッた雰囲気になってしまい、でもどうにかこうにか会話を続け、お店を出てきました…。

 

はー、どっとため息が…。

でも言わないよりは良かったのかも。多分ですが。

 

そして、またこの居心地のよい【る・ぽーる】さんに行きたいなと思いました。なんだか、それが今回の自身のいろんな思いを整えることができる、唯一の方法のような気がします。その時にはマスターに「また来ました」と言っても言わなくても。

まだ食べていないケーキもありますし、口コミではサンドイッチも美味しそうでした。

 

ということで、またひとつお気に入りの喫茶店が増えました。

 

私、意外にも六本木がなんだか思い入れのある地のひとつになってきているんですよ。

あんな超都会でなぜ?という感じですが、まずは生前の父と最後に散策した街。新国立美術館で展示を見て、六本木ヒルズまで歩いて展望台でランチしたことがあるんです。六本木って、裏道に入ると急に落ち着いてて、古いままの建物などがあるとホッとしたり、散策に良い感じ(のイメージです、私の中では)。

あとは夫が生後さいしょに育った街という、遠からずな縁?というか。すごい、夫、シティボーイだ!

友人の1人とも、イラストスクールの懇親会で六本木の中華のお店でたまたま隣に座ったのが初対面で、そこで会話が盛り上がって仲良くなった経緯があったりして。

晦日に東京に来ていた母と祖母と深夜に年越しそばを食べて、六本木ヒルズの合間から見える東京タワーのデジタル時計を見ながらカウントダウンをしたこともあります(←元気いっぱいなエピソードだな…)。

 

ちょっとした思い出とか偶然の積み重ねで、なんだかそこに肩入れしちゃうんですよね。

今回も刻まれました、六本木でのよい思い出!

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路地の合間から見えた六本木ヒルズ

ほかにも好きな街「浜松町」はJRが高架上なこともあり、上階から下を“見下ろす”感覚が心地よいのですが、六本木は真逆。“見上げる”感覚の街です。

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marble marble マーブルマーブル

マーブルチョコのようなカラフルなブログになるよう「marble marble マーブルマーブル」としました。純喫茶通いはもうすぐ1000軒。今まで通った喫茶店を【純喫茶リスト】にまとめています。Instagramでは、【喫茶通いのイラストルポ】をアップしています。
ほか、【ワードローブ】【登山・キャンプ】【本・映画・音楽など】【逃亡スポット】【お出かけ・遠方】【お出かけ・近辺】など、日常の記録をマイペースに綴り続けて15年。
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