前回からの続き(link)。
自著「ほっかいどう喫茶の手帖」を片手に喫茶旅をしています。
東京から札幌〜小樽〜旭川。
11泊12日の北海道旅行。
ゆるゆるお付き合いください。
本は2023年6月に自分のネットショップ(link)や地元の書店で販売をスタート。
重版出来!ありがとうございました。
初めての自費出版本でしたが、手さぐりで宣伝や営業などひとりでずっと続けていました。
わからないことだらけなので、やれることは全部チャレンジしたつもりです。
気づけば秋って感じでした。
3日目
7軒目・札幌「バロン」さん
(バスセンター前駅から徒歩1分・書籍90ページ)
3日目の最初は、札幌の地下鉄「バスセンター前駅」のビルに直結した喫茶店「バロン」に行ってきましたよ!
内装はどこを見ても可愛いですよ〜。
ライトもテーブルもソファ椅子も、床のクッション。レトロでキュート。
カウンター横のガラスのタイルは、壁から少しずつとれていったそうなんですけど、それもまた味ですね。
飴色に染まった店内。
カウンターにて、常連さんと店主さん、ママさんとのやりとりを眺めるのも「街の喫茶店の風景」を感じられて素敵です。
朝に行きましたが常連さんがたくさん出入りされていました。
今日は私もここに混じって、カレーライスを食べたりちょっとしたサービスのものをいただいたり。
札幌の喫茶店の話(マスターがお詳しい)、そして健康の話も伺ったりとか。
実はこの夏、バロンさんからは嬉しいギフトをいただいていました。
その時にもママとは電話では話していたんですけど、実際にお会いするとドキドキしました。笑
ママさんはバロンにおける”優しさとコミュ力の神”。
そこにいる方全てにずっと心配りをされているように感じました。
ファンも多いみたい。
私にお会いしたがっていたという、インスタのフォロワーさんでありバロンの常連さん。
この方もママのファンなんだとか。
タイミングが合わず、会えなかったのが心残りです。
その方がよく座っている席に私は座っていたようで。
その席だとママとたくさんお喋りできてお気に入りなんだそうです!
フォロワーさんが私の絵を出力&額装し、バロンに飾ってくれているんですよ。
嬉しいことです。
以前、バロンさんは後何年お店をやるかなあ…なんてことをそっとお話ししていました。
個人店はいつまで今の姿があるかわかりません。
刹那的な瞬間を噛みしめました。
さて、2日ちょい居た札幌から移動です!
バスセンター前から高速バスに乗って、岩見沢へ行きます。
札幌〜岩見沢へ
8軒目・岩見沢「にれ」さん
(岩見沢駅から徒歩1分・書籍79ページ)
駅前の「喫茶にれ」さんです!
外観は工事中で撮れなかった。
↑この写真は前回訪れた時の外観の一部です。
楡の木は北海道で多く産出されているんだとか。
本にも描いたナポリタンをいただきました!
(さっきカレーも食べたのに…)
鉄板あつあつのナポリタンってやっぱりいいですよね!
おいしいです〜。
本にも描きましたが、目玉焼きなどがトッピングもできるんです。
(私はさすがに食べすぎているのでプレーンタイプ…さっき、焼き魚もいただいたんです)
そしてママさんとご挨拶(ご主人は早い時間のみいらしていたようだ)。
岩見沢の街の移り変わりについても少し話した。
個人店が減ったなあ。とっても。
駅前には大きな病院があるので人の往来は多いようなんですが。
特に喫茶店は、岩見沢って数え切れないくらいあったそうなんです。
私が行った場所では「かとれあ」「鹿」「たちかわ」さんが相次いで閉業してしまいました(どれも店舗はそのまま。かとれあさんは休業中なのかな?)。
もう昭和からの喫茶店は「にれ」さん、「和風喫茶 琴」さんくらいになってしまったはず…。
おいしい喫茶メニューが充実したにれさん。
岩見沢〜深川へ
さて、ここからはJRで移動!
わくわく
トランク持って。
大地を駆け抜ける〜
JRで電車に揺られ景色を眺めていると、一気に旅モードになるなあと思いました。
この冊子は、JRの座席の背もたれに入っている。
昔からずっと変わらず存在している。
路線図を眺めた。JR北海道の線路、年々減っていっているなあ。
ちなみにちなみに。
見てください、このポストカードを!
トランクを持ったタモリさんがJRに乗りながら「ブラタモリ」の「北海道(稚内・利尻島)」の番組の案内をしているじゃありませんか。
これ、後日旭川市内のタクシーのポケットで見つけたんですが…
今日の私の行動とシンクロしているう〜
ひとりテンションが上がった瞬間でした。
深川駅にやってきました。
9軒目・深川「ふれっぷ」さん
(深川駅から徒歩5分・書籍86ページ)
「ふれっぷ」さんへ。
ストーブ〜
奥の焙煎室のあるエリア〜
コーヒー!
私が行った時のふれっぷさんは、少しメッセージ性の強い絵の展示を行っていて。
前に訪れた時と印象が違っていたので少々びっくりしてしまったのですが…(本を見て行った方もびっくりされたかな?)。
今は、どうなのかな。
でもやはり、写真でこう振り返ってみても、この光の入り方は好きです。
めちゃんこかわいい子を発見!
レジ奥にさりげなくぶら下がっていた。
ずーっと前(ウン10年前)に奥さんがマスターに作ってくださったものだそう。
フェルト小物。
私も好きで作ってたなあ。小学生の頃。
参考にしたのは大高輝美さん。
当時本屋で見つけて、大好きになってしまった作家さん。
この子を見てたら、またこういうのを作りたくなってきてしまったぞ。
(話が脱線)
後日談。
大高輝美さんの本、復刻版が出てたので買ってしまった。
ちなみに表紙絵にさせていただいた「高野」さんは休業中でした。
さらには、ふれっぷや高野の近くにある「紫苑」はもうすぐ閉業なのだそう。
掲載こそしなかったけど、ここも好きだった。
深川の街も少しずつ変わっていきますね…。
昨年訪れた「紫苑」さん
さてさてここまで今日も三軒巡ってまいりました。
店主さんたちと色々とお話もしながら、さらに移動もあるので、ゆっくりペースな喫茶巡りになっています。
だけど、嬉しいです。
充実です。
描いた本人も、なかなかいけない北海道の喫茶店だもの。
思う存分、楽しんでいます!
ここからは母と合流。
深川まで車でやってきてくれました。
トランクを積み、ドライブしつつ旭川へ。
旭川では、飲屋街の通称「さんろく」へ(3条6丁目が中心部なので「さんろく」)!
以前よく足を運んでいたお寿司やさんへ。
今は閉業し、違う居酒屋さんが移転しています。そこで夜ご飯を。
お店の方にもこのあたりの変化などを伺い、かつてのお寿司やさんのマスターやおじいちゃんの思い出話をする。
長い一日、またまたお腹がいっぱいです。笑
外に出ると、静かな旭川の夜。
人は少ないけど、街はきれいです。
旭川は駅周辺の大胆な街開発も進み、本当にきれいな街。
ただし買物公園の目まぐるしい変化には、寂しさも感じます。
生まれ故郷で過ごす夜が久しぶりで、ちょっとしみじみしました。
まだまだ続きます〜
・・・・・てんとてん ten to ten・・・・・
- 東京在住のイラストレーターの日常の記録。
- いろんな点と点をつないで毎日は続く。
- ▶︎喫茶巡りが趣味。通った1000軒ほどの喫茶店を【純喫茶リスト】にエリア別にまとめてます。
- ▶︎Instagramでは【喫茶通いのイラストルポ】を更新中。
▶︎40代半ばから似合う服について考えるようになり【ワードローブ】の研究記事も。 - ▶︎ご感想などこちらまで:marble●tellacoli.com(●→@)
- ▶︎待ち合わせに便利なLINEスタンプを作りました【喫茶店で待ち合わせ】
- ▶︎長年かけて喫茶巡りのZINEを作りました。地元北海道がテーマです。【BASE】で発売中ですー。
-
◾️イラストサイト、総合案内はリットリンクまで【lit.link】