てんとてん

喫茶好きのイラストレーターの日常ブログ。てんからてんへ、ぼんやりとした日々。

【ファッションの悩みと記録・2】他人の力を借りながら奮闘する

〜前回までのあらすじ〜
いい感じにオシャレになりたいアラフィフの私が、どうしたら良いかわからず煮詰まり、プロに頼ってみようと決意するまでを書きました。

 

コーディネイト相談をプロの方にお願いするように

「プロに相談できる」というのは、ネットで調べて知りました。

他人の目がないとこれ以上分からんな!!と思ってから、「スタイリスト 個人」「ワードローブ相談」などでググり、企業や人を探してみました。

すると「パーソナルスタイリスト」という職業があることが分かりました。

ただ、「ビジネス用(新入社員やOLさんなど)」のスタイリストさんが当時は多く、あとは趣味が違いそうな方ばかり(キラキラネイルのまつ毛バチバチのお姉様方など…)がどんどん出てくる。

 

そんな中で、ちょっと違うテイストの方を見つけました。

その方は北欧暮らしの道具店などでスタイリングされている、ナチュラルかつきれいめのスタイルを提案されている方でした。

好みの世界に近く…優しげだけれどスタイリッシュで。

なんかいいかも!

実際にどうなるかはわからないけど、ちょっとチャレンジしてみよう!

 

メールで申し込みをし、カウンセリング(1時間ほど)→自宅でワードローブチェック〜コーディネイト(実際に着てみてあーだこーだとお話しする…別日に3時間ほど)を行ってもらいました。

2020年冬に手持ち服で組んでもらったコーディネート。

 

相談した結果

これがおもしろかったんです!

プロの視点ってすごい!と思いました。

 

プロの方は何が違うのか。

まず、持っているアイテムの役割がよくわかっていらっしゃるように思いました。

例えば、私が「なんとなく世界観が自分っぽい」と思ってGUで買ったワンピース。

スタイリストさんは、「ふんわりしているから、そのまま着るよりメリハリを出した方がいい。ウエストは絞って、ボトムスはデニムではなく柔らかな素材を」

という判断を瞬時に行いました。

さらに、私の雰囲気や、イラストレーターという職業に合った世界観、顔色などから

マスタード色は本来私の雰囲気だと顔色が沈みやすいから、明るい小物をこういうふうに合わせたら似合うんじゃないですか?」

と、当時の私の手持ち服をザーッと見ながらあっという間にコーデを提案してくれました。

エストをブラウジングし、明るく柔らかいスカートを追加。

1500円!というチープなワンピースが、今まで考えもしなかったスタイルに変身しました。

ちなみに当時、自分で組んでいたスタイルはこういうのでした。
これはこれでイラストレーターって感じで(?)笑、好きなんですが、生地のペラペラな感じが強調され過ぎていたのと、足元が暑苦しかったかなと。

やっぱり断然上の方が素敵かなと思います。

 

小物の合わせ方で全体の世界観が変わることや、それがどう私に似合うのかなど、プロの方の視点が入ると目がさめるような感覚がありました。

このグレーのワンピースも、当時自分では下はパンツを合わせてました(アイテム自体は好きなんですが、なんかいかにも「体型カバーしてます」っていう雰囲気が出過ぎな気がして、悩んでました)。

 

いい感じに組みわせるというのは、特別に変わったことをしなくていいんだな。

素材感と色合いのバランスをよく見ることなんだなあ。

そんなふうに思いました。

合わせるアクセや買い足した方がいいものなど、いろんな相談に乗ってくれた数時間でした。

 

…ちなみに、写真で「プロにやってもらったの?それにしては普通じゃん?」という印象を持った方もいるかも?
スタイリストさんは、この時の私の手持ち服でコーデを考えてくれただけです。
本来のポテンシャルはもっと凄いんですよ…ということも付け加えておかせてください。
(その方のことを公開したいわけではないので、お名前等伏せております)

 

いざ自分でやろうとすると

なるほどなるほど、こういうのが私に似合うスタイルなのかも知れないのかあ〜

とは思ったものの…

いざ自分でやろうとすると、これがほんとに難しい!

ちょっとしたことのような気がするのに、なんだか分からん!

すぐ自分の世界に戻ってきてしまいました。

 

コーデを組んでもらいながら、

  • アイテムの役割を把握するのが大事
  • 素材感と色合いのバランスをよく見るのが大事

というのは、なんとなく学びました。

でも、実際どうしたらそれができるかが、分かんないんです。

辛い〜〜〜苦笑

スタイリストさんには「ワイドパンツなどを使ったハンサムコーデが似合う」とは言われました。

が、それがなぜ似合うんだろう?ならば、どんなアイテムを買い足していけばいいんだろう?

少し前進はあったものの、まだ知らないことがいっぱいって感じでした。

 

お願いしてよかったこと

2020年から3年かけて、3度にわたってワードローブチェックをしていただき(夏・冬・春)、ショッピングも行きました。

「似合う服を知る」というのは、やはり知識の量とイメージが大事だと思うので、初めてプロの目を借りてその世界をちょっとでもこじ開けることができたのが、よかったなあと思っています。

誰かの格好をそっくり真似したり、マネキンの格好をそのまま着たところで、それを似合わせるのは難しい。体型も顔も違う。

ちなみに2020年のコロナの頃、私はちょいと心身が弱っていたので、そういう楽しいことをしてみよう、贅沢に人に甘えてみたら気分が少し変わるかなあという期待もありました。

大げさに言うと、自分を守るための投資のようなものでした。

その頃のいろんな自己投資で、少しずつ元気になってきましたし(喫茶イラストの本を作ったり…)、こういった悩みを思う存分相談できて、思いっきりお話できたこともスッキリしたし楽しかったし。

お願いしてよかったです。

 

たくさんいらっしゃるスタイリストさん
当時はそんなに多くないように感じていたパーソナルスタイリストさんですが、今の方が検索するとたくさんヒットするようになってました。

それこそ2020年前後から出てきた「骨格診断」「カラー診断」「顔タイプ診断」がメジャーになったから?

流行りの服に飛びつく前に、まずは自分の顔立ちやスタイルを把握しましょうというのは、誰もが思うことなのかも知れません。

プチプラ服も増えましたが、こんな不景気で誰も無駄買いしたくないですよね。

 

無印良品とかGU、各ブランド店でも、時々「スタイリスト来店日」があって、コーディネートを相談できるみたいです。

骨格診断やカラーのプロの方が来ることもあるらしく…。

他にも、プロの方が厳選した服がコーディネートごと定期的に送られてくるサブスクのサービスも増えたみたいで。

遠方にお住まいの方でも取り入れやすくなっているみたいです。

 

価格もまちまちですが、個々のニーズに応えるサービスが増えたのってありがたいなと思いました。

 

続きます〜。

・・・・・てんとてん ten to ten・・・・・

東京在住のイラストレーターの日常の記録。
いろんな点と点をつないで毎日は続く。
▶︎喫茶巡りが趣味。通った1000軒ほどの喫茶店を【純喫茶リスト】にエリア別にまとめてます。
▶︎Instagramでは【喫茶通いのイラストルポ】を更新中。
▶︎40代半ばから似合う服について考えるようになり【ワードローブ】の研究記事も。
▶︎ご感想などこちらまで:marble●tellacoli.com(●→@)
▶︎待ち合わせに便利なLINEスタンプを作りました【喫茶店で待ち合わせ
▶︎長年かけて喫茶巡りのZINEを作りました。地元北海道がテーマです。【BASE】で発売中ですー。