私の地元（北海道）をテーマに制作しているイラストルポ。「地元の喫茶店シリーズ」。第７弾として、旭川の「モンテローザ」のことを描きました。
これまでの「地元の喫茶店シリーズ」
小樽の光は「母と私の…」としましたが、モンテローザは「祖父と私」。亡くなった祖父が、かつて訪れたことがある喫茶店だったからです。
こちらの「曜日マッチ」は大好きなマッチのコレクションのひとつです。祖父の残したマッチの山の中にありました。私がマッチずきを母に伝えていなければ、今頃は破棄されていました。危ない危ない…。
店内はびっくりするくらいにゴージャスでシャンデリアも数点あり美しく、まさか地下にこんな世界が広がっているとは思いもせず、初めて訪れた際はびっくりしました。しかも一度リニューアルしているとのことで、以前は噴水もあったというのだから昭和の時代を物語る喫茶店はめくるめく世界です。すごいです。
ただ、こちらのモンテローザ、今回描き終えて「さあ住所や日時を食べログでチェック」なんて思っていたら、「掲載保留」の印があるではないですか…。もしかすると何らかの事情で閉店してしまったかもしれません。次の帰省で訪れ、ちゃんと知れたらなと思うのですが、今はこのままのイラストルポをお届けします。
祖父がいた世界を想像して、そこに私（現在の）も加えてみました。
孫はこんな感じで、好き勝手に空想を楽しんでいます…。
以下、イラストルポ内にまとめたテキストです。
text:
喫茶店のマッチ集めも大好きな私は、亡くなった祖父もマッチを集めていたのを知らなかった。ダンボールに何箱もあったらしい。実家では危ないという理由で少しずつ捨てていたけど、私のマッチ好きを知った母が、残りを全部送ってくれた。貴重なコレクションが増えて嬉しかった。
「モンテローザ」のマッチは裏面に「Saturday」と刷られていて、「曜日マッチ」であることがわかりときめいた。それから初訪問。お店の方にそれを報告したところ、“懐かしい”と一緒に喜んでくれた。私はそこで、想像以上にゴージャスで雰囲気のある店内にさらにときめいたのだった。
祖父がここで過ごしていた時代を想像する。のっぽでお洒落だった祖父は、スタイリッシュな世界観をここで醸し出していたんじゃないかと、孫は自由に妄想する。とても楽しい時間です。
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marble marble マーブルマーブル
- イラストレーターです。日々気になったことをテーマに問わずブログにしています。マーブルチョコのようなカラフルで雑多なブログを想定し、「marble marble マーブルマーブル」としました。純喫茶、マッチ、散歩、昭和の建物、昭和歌謡、片付け、スケジュール帳などが好きです。コメント欄がありません。ご感想などはこちらまで→marble●tellacoli.com（●→@）
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