てんとてん

喫茶好きのイラストレーターの日常ブログ。てんからてんへ、ぼんやりとした日々。

【いろんな写真まとめ】この世に6軒しかない喫茶ルノアールの『個人店』まとめ

「喫茶ルノアール」。東京を中心に展開している喫茶店

みなさん「喫茶ルノアール」というと、浮かべるのはモノトーンの看板の“あのお店”じゃないでしょうか。

ゆったりとしたソファ席で、サラリーマンのおじさまたちがタバコを片手に集まる憩いの場。最近はそれがノマド向けに変わっていき、Wi-Fiあり、禁煙席のお店へと変化していってます。

 

ですが、私が今回ここに記すのは【喫茶ルノアールの個人店】のまとめです。

よく目にする全国展開のチェーン店は【(株)銀座ルノアール】が営業する店舗。

これらは経営者が違うんです。

それを私はTwitterにて、バズっているつぶやきで知りました。

ですが、もっと詳しい経緯を、大塚店にあったメニュー表で知りました。


これを、今回私、図にしてみました。

…これ、なんでこんなふうに図にしたかというと、私、こういうふうに情報を整理するクセがあるからです。視覚的にする&自分で書くと頭に入りやすくて。

戦前にスタートした和風喫茶〜独立したみなさんが個人店のルノアールを経営〜その中のおひとりが大店舗チェーン展開

という歴史がわかります。

 

ルノアールに行くと、コーヒーを頼んだだけなのに、最後に温かいお茶を提供していただいた経験ははありませんか?

あれはこの和風喫茶だった背景があるからなんです。

あれ、飲むとホッとしますよね!私はホッとします。テーブルに水、コーヒー、お茶って飲み物だらけになりますが。

 

今はおおまかなあらましを知っただけの状態なので、いつかお店の方にこの図を見せたりして、しっかりとしたものにできたらいいなあ。

(なぜそんなことを?と聞かれても、こういうのまとめるの好きだからとしか言いようがないです。喫茶店大好きなんで、歴史を知るのはなんでも楽しいのです…)

 

ここに挙げた個人店のルノアールはすべて健在です。

チェーン店のルノアールも好きなんですが、今少しずつ「ノマドワーカー向けな雰囲気&レトロ喫茶好きな方へのイメージチェンジ」があるのに比べ、個人店は昭和の雰囲気が残り、個性のあるメニューや内装もおもしろい。

6軒全部巡りましたが、撮った写真は店舗によって内容がまちまち…だけどここで一軒ずつ掲載してみたいと思います。

 

神田淡路町

ルノアールの会」の現会長が運営しているお店だそうです。オフィス街の地下にあり、サラリーマンが喫煙しながら休める正統派の昭和喫茶という感じでした。

内装はあまり撮れていないのですが大きな障子っぽい壁や絵画なども印象的でした。

ハンバーグやカレーなど、お腹いっぱいになるランチメニューも。三友グループというのが何かは、私は把握していません。

 

●吉祥寺店

井の頭公園口の目の前にあるお店で、一見古くからのチェーン店なようで、中に入ると和風な雰囲気たっぷりで驚きます。

私は結成当時の「ルノアールの会」の皆さんがいまご存命かどうかなど、まだよくわかっていないんですが、ここではご高齢の女性の方がいらっしゃり、おそらくあの方がオーナーさんなんだろうと思われます。スタッフさんは皆素敵な制服を着ています。

看板のロゴやマークのデザインが全部違っているのもおもしろいです。ハチのマークは個人店でのみ、ときどき出会えます。

 

●大塚店

ルノアールに釜めしのメニューがあるぞ!と、喫茶好きの間ではザワつきが起きたことのあるお店です。20分ほど待ち、正統派のしっかりとした鳥釜飯がいただけます。

店内は「青い」。一度移転、改装されているかと思うんですが、私は現在の店舗しか知りません。

そして駅前なのにリーズナブルでサービス満点のメニューが多いです。モーニングが激安だった記憶…。ゆかりビール(ふりかけのゆかり)もあったなあ。マスターも明るくて優しい方でした

入口の扉の手作り感のあるルノアールの文字、よく見るとマグネットでした。

 

●恵比寿第一店

この写真しかないのはなぜかというと、駅前(西口)のきれいなビルに入っていて、人の行き来が激しい&店内も混んでいるときだったから。

個人店だけど今っぽい、かといって銀座ルノアール喫茶室の雰囲気とも違う、コーヒーショップのような内装です。

でもメニューはちょっとオリジナルで、紙ナプキンやコースターも個人店で扱っているものでした。

 

●恵比寿東口店

喫煙される方で賑わう東口店です。一度しか行っていないのですが、観葉植物が多くて、たまたま私が飲んだのもフルーツジュースだったからか、トロピカルなイメージのままの記憶です。

恵比寿の二店舗は同じオーナーさんで、現在2代目とのこと。特に第1号店は新しさを感じます。

それにしても、こっちの東口店の方が「第1号店」って感じの雰囲気。実は大塚店でもこっちが「第1号店」っていう記載があります。でも先ほどの店舗は西口にあるので、これで正しいはず。

 

新小岩

駅前のビルの二階にあって、一階が本屋なので、個人的にはここで買った本をそのまま読めそうでいいなあーっていうイメージです。メニューはファミレスのようにしっかりとしていて、私は名物の「カツDON」を食べました。おいしかった。

ここも、ルノアールなのにカツ丼があるってよ!?と一部でざわついていたお店です。

大塚店によると、チェーン展開している銀座ルノアールから独立したそうで、他のオーナーさんとは派生が違うんですよね。

でもそんな経緯とは思えないくらいに個人店の個性がムンムンとしてました。窓が広くて、駅前の様子もよく見えるのもよかったな。眺めながらぼんやりできそうで。

 

 

以上、現地点でわかったことだけをまとめた記事となりましたが、私がいちばんに伝えたかったことは、チェーン店だけではない、ルノアールのおもしろさと歴史です。

なんの回し者でもないですが、個人店にも足を運び、チェーン店との違いを楽しんでみるのも楽しいですよ〜。

チェーン店、個人店合わせていままで集めたルノアールのグッズたち。


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北海道出身・東京在住のイラストレーターの日常の記録。
◾️喫茶巡りが趣味。通った1000軒ほどのお店を【純喫茶リスト】にまとめてます。
◾️Instagramで【喫茶通いのイラストルポ】をご紹介しています。良いお店がいっぱい。
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