てんとてん

喫茶好きのイラストレーターの日常ブログ。てんからてんへ、ぼんやりとした日々。

自著『ほっかいどう喫茶の手帖』を片手に北海道の旅・その1

北海道の旅日記ブログのスタートです!

 

今年発売した喫茶イラスト本『ほっかいどう喫茶の手帖』。

本の掲載店への、お礼に行ってきました。

「ほっかいどう喫茶の手帖」…地元北海道の喫茶巡りを1冊にまとめて発売するのが長年の夢ででした!今年から販売スタート。初の自費出版本、がっつり趣味本。146ページフルカラー描き下ろし。祝・重版出来!

 

11泊12日の旅です。

「本を片手に実際にお店に行ってきた!著者本人バージョン」!?

 

特に、本をお持ちの方が楽しんでくださる記事になるといいな〜と思いながら書きました。

ぜひ本をパラパラと眺めながら、ご一緒に旅する気分で読んでいただけると嬉しいです。

本とは違い、札幌スタートの旅になっています〜(予算とスケジュールの関係で)。

少しの間お付き合いいただけると嬉しいです。

 

初日・日暮里〜成田〜新千歳空港

成田空港からピーチで新千歳空港へ。早朝のスカイライナーに乗車。

9月も中旬を過ぎ、東京の空もちょっとずつ秋の気配。なんだかすでに北海道のような風景の成田。

 

新千歳空港に到着すると、北海道にゆかりのあるタレントさんたちの広告がお出迎え!

 

札幌駅に移動。

さっそく喫茶店に行くのかと思いきや?

 

もうだめ。

札幌駅地下街(アピア)のグルメな通りを歩いていたら…。

お寿司が!お寿司が食べたい!

北海道にきたんだもの。

お寿司食べたい!

どこ!?どこにある?

アピアの奥に、小さな回転寿司屋さんを発見!やった〜

おいしかった。お高いウニには手を出せなかった。

お腹も心も満たされた。

 

さあ、気が済みましたよ。

喫茶巡りで店主さんたちにご挨拶だ。

 

1軒目・札幌「マーク珈琲倶楽部」さん

(札幌駅から徒歩5分・書籍86ページ)

札幌駅から直結したビルの4階にある。こじんまりしたすみっこ喫茶。

大きなトランクをガラガラと引いて入店する。

マスターにご挨拶。

本、お店に置いていますよ!って。嬉しいな。

本で描いたのは、入り口とカウンター席。

カウンター席&全体のフロアを本と一緒に撮ってみたけど…。

写真、見えにくかったですね。

かなり雑に撮ってしまった。

少しは伝わるでしょうか?

店頭にも各テーブルにも、美しいお花が飾られている。

優しいメッセージのメニュー表とも、久しぶりの再会です。

 

おいしく作ってあげたいと思う気持ちが「おもてなし」だと思います

って書いてます(文を読んでて幸せ)。

丁寧でどこか柔らかさのある、けれど譲れないこだわりの部分も感じる、そんな文。

運ばれてきたコーヒーは、ソフトブレンド

今日もおいしい。しみじみと。

メニュー表では

「ほろ苦さ、甘さ、香ばしさが結び合い…」

と書いてある(何度も書きますが文の表現が素敵ですよね)。

ぐーっと飲んじゃうのがもったいない。

 

はっ、この子は…

お店のマスコットキャラクター「マークくん」を、なんとお客様が木彫りで作られたとのことなんです(前はいなかった)!

小さいマークくんも。

すごい!

「シュールかわいい」というか。

それぞれ木の種類が違っているんだそう。

 

普段彼らはカウンターテーブルにいて、今回はマスターが私の席に運んできてくれました(涙)。

 

ちなみに入店時はほぼ満席。

ランチ後にここに一服(コーヒーとタバコを)を楽しみにこられているんだろうか。

札幌の働く皆さんの日常の姿を見ました。

 

と言いつつ土日も賑わっているんですが。

ここを密かな隠れ家のように思う方は多いんじゃないかな〜。

…ということは、隠れ家ではない…?

本でも隠れ家って書いちゃいましたが、人気店

 

上品なクラシカルさと深い木の色が落ち着く珈琲専門店」。

私が思うに、これが札幌の喫茶店のスタンダードのように思う。

 

碁盤の目のような整然されたきれいな街。

札幌の街の雰囲気とそんな喫茶店は、なんだかとても相性が良いように思う。

チェーン店も増えたけど、それでもこういう喫茶店が札幌のスタンダードだと思う。

それについては本でも文にしてみたんだけど…(P80)。

伝わっていると嬉しいなー。

 

何一つ変わらないスタイルの印象を受ける「マーク珈琲倶楽部」さん。

20年以上経つのに、当時から変わらないおいしいコーヒーが当たり前のようにスッと提供される。

マスターはいつだって穏やかだ。

変わらず美しいお花が生け続けられていることも、またそんな変わらないスタイルの証拠だと思う。

お花とマークくん。

 

最後まで穏やかに、笑顔で見送ってくださった。
ごちそうさまでした。

ありがとうございます。

マークさんが入っているビルからは、大きな札幌駅の全貌が見えました。

 

そんな感じで…

まだ1日目の3分の1くらいしかまとめられなかった。泣笑

どうかゆっくりお付き合いください。

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北海道喫茶旅のブログの目的

この旅ブログは、本をお読みいただいている方に、補足のような形で楽しんでもらえるものにできたらなと思っています。

 

最初は自身の備忘録にしようと思っていました。日記がわりに。

 

だけど、北海道ってなかなか足を運べない方も多くいらっしゃるじゃないですか。

いつか行ってもらえたらいちばん嬉しいけど、それまでの間に少しでも北海道の喫茶店の魅力を感じ取ってもらえたら。

足を運ぶまでワクワクしてもらえたら!

 

どうぞよろしくお願いします。

 

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茶店の皆さまへの気持ち(こじらせ文なので笑、気になる方だけどうぞ〜)

お店の方にはまず直接お礼を伝えたかったし、何か迷惑がかかっていないかとか、会って分かる本への反応…どう思っていらっしゃるかな?戸惑っていないかなーというのを、ちゃんと確認しておきたかったです。

 

個人店は静かに経営したいお店や、もっと賑わってもOKなお店など、さまざまだ。

なんとなくでもそこは、察しておきたい。

そのお店にとって、良いお客さんでいたい。

 

いい子になる必要なんてないかもしれないけど、でも私はこんなふうにネットや本でお店のことを伝えたいって思う人間なので、

それが、お店の方にとっても負担じゃなくて、喜んでもらえている状況が続くと嬉しいなーと思う。

 

なんでそんなこと思うかというと、本当に今いっぱいいるんです…喫茶店のことを伝えている方って!!

海外にもいて、インフルエンサーと呼ばれる人もいて、個人店に行列ができたりして、そういう影響で雰囲気が変わってしまったかなっていうお店もあるんですよ。

 

そうなるきっかけになりたくないなーと。

知名度のない私が思うのもおかしいけど、でも、気を付けていきたい。

 

 

茶店の世界でいちばん好きなのは、常連さんとの他愛のない日常なので、これからもずっとそんな風景を遠くからそっと眺めていたい(変なやつ笑)。

そしてその日常をイラストにしたり、おいしいものを味わっていたい。

 

まとまらない文ですが、とにかくお店の方には元気で健やかに、お店を続けてほしいです(大真面目)。

 

ここ、文章だいぶ書き換えました。

もっとめんどくさい文だったんですけど、ちょっと深みにハマりすぎたかなーと思い、直しました。笑

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ではでは、もしもここまで読んでくださった方がいたら、感謝です!

次回もよろしくお願いします。

 

・・・・・てんとてん ten to ten・・・・・

東京在住のイラストレーターの日常の記録。
いろんな点と点をつないで毎日は続く。
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▶︎40代半ばから似合う服について考えるようになり【ワードローブ】の研究記事も。
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