今年もあと少しですね。
東京、暖かい日の方が多いせいか、年末感が全く感じられません。
この間の続きで、9〜12月の日々のなんでもない出来事を自身のリフレッシュのために羅列します。
ちょっとだけおつきあいください。
11月
三鷹に行きました。たいてい「リスボン」に行ってしまうけど、天井にステンドグラスのある「コージーコーナー」も実は気になっている。
ここものんびりできそうだ。窓も広くて、ちょうどいい感じにぼーっとできそうだ…
近所にも欲しいリスボン。
コーヒーの「サイズ」が3種類あるなんてなかなかない。喫茶店というよりコーヒーショップの感覚で利用できる。…が、やはりここはマスターの存在感も印象的な「喫茶店」。
新橋にて。チキンオムライスおいしかった。
谷中にて、奥まった道の先にジェラート屋さんを見つけた。
古い建物のリノベーションがここにも!谷中はとても多い。ある時から一気に増えた。
観光客のためのお店もどんどん増えているように思うけれど、建物がスコンとなくなってしまう虚しさよりもずっといい。
透き通ったとんこつラーメンを、御徒町で食べた。知らなかったけどブームなんだとか。
この日の夜見ていたテレビで、ちょうど「旭川対福岡!おいしいお店対決!」みたいなのをやってて、福岡からは透明のとんこつラーメンが出てきた。
(旭川はとにかく明るい安村がプレゼンしてて、ラーメンはよし乃が登場!)
旭川は福岡との対決で負けてしまった。悔しい。めっちゃおいしいとこいっぱいなのに〜。
だけど確かに、昼間食べた透き通ったとんこつラーメンはおいしかった。
食べ物ネタばかり。
おでんを作った日。
タコは実家から送ってもらったもの。おでんに合うんですよー。
3kgあったタコは、あの手この手で消費中。この間はタコしゃぶをやりました。
定番は、セブンイレブンの「ブロッコリーとタコのお惣菜」を真似したもの。
夕ご飯の副菜にちょうどいい。
かなりタコのレパートリーが増えました。
12月
友人と神田で蕎麦を食べ、喫茶店でコーヒーとケーキを食べ。
同世代の友人は、みんなもう、いろいろなことがある。
みんなそれぞれ、順ぐり順ぐりな印象だ。
自身が経験していないことを話された時は、相手に対して何かしたいけど何もできない。
それを受け入れることが増えた。
どうしたらいいかわからない。
なのでお互いに話したい時が来たら話すだけだし、聞くだけってのが増えた。それしかできない。
ただ思うのは、なんだかもう、今年も生きていてくれたらそれだけでよい。
私もできれば「生きていきたい」と普通に思っていけたらいいな。
だけど繰り返すけど、みんないろいろなことがあるし、どうなるかはわからない。
あ、この日は「推しは尊い。生きる糧のため、自らそっちに向かっていっているフシがある」っていう話になった。
元気がもらえる存在をそれぞれ味方に。
何か夢中になっている話を聞くのは楽しい。
聞きながらおいしいものを食べるのも大事な糧だ。
私は来年はもうちょっと踊らせたい。身も心も。
推しの話でいうと、今年もずっと応援している女の子たちのアイドルグループを応援し続けた。
ライブは配信だけど国内の主要なものは全部見た。
曲もパフォーマンスもかっこいいしかわいいし大好きだ。ブログも全員分は大変だけど笑、まあまあ抑えて読んでいるぞ。
メッセもひとり、取っている!
(おはようおやすみメッセなどが届く)
この日のライブも、すごく楽しかったあ〜。
先日は友人と「喫茶巡りのお出かけ」をした。
新橋〜蒲田〜梅屋敷〜目黒〜御徒町というコース。
知らないお店、気になってたお店、よそ見していて偶然見つけたお店などいろいろだ。
よそ見していて偶然見つけたお店はおそらく「喫茶巡り」をしている方々にもあまり見つかっていないんじゃないだろうか。
他は皆さん、「いつものお客さん」な雰囲気だった。
台東区の方から来たというとおもしろがられた。笑
今は遠くから街喫茶へ足を運ぶ方がいるのも当たり前の時代に変わった。
若い人もめちゃ増えた。
要するに喫茶を利用する目的が変わってきた。
私の亡き祖父なんかが「ちょっと立ち寄ってタバコを吸って新聞読んでいつもの客と店主さんとちょっと話して」…とやってた日々とは違う流れになってきた。
ここ10年間くらいで喫茶店の本も雑誌もめちゃんこ増えて、私もリトルプレスとはいえその一人になってしまった。
お店の方々にとって、それが良いのかそうでもないのかは私はよくわからず(当事者じゃないのだからわからないのは当たり前だ)、「お店による」としか言いようがないところだ。
有名店は取材も多いようだけど、「あそこは前から縁があるから受けるけど、あそこはよく知らないから受けない。これ以上お客さんが増えても大変だ」など、いろいろとルールがあるようだ。
ただ、利用者がいるとお金が流れる。
潰れずに続けられたお店も多い=街の喫茶の風景が保たれた、なんてことも多いのかなあと思う。
さらに喫茶文化やコーヒー文化が広がることも、喫茶推しの私としては素敵なことだと感じる。
だけど、戸惑いや複雑な思いの方も絶対数いるだろう。間違いない。
私自身は、できればお店のそういった反応を察すれる人で居続けたい。
ただ今は、そんな「察したい人」そのものの絶対数がめっちゃ多そうな気もして、結果「純喫茶ブーム」というものになっている気もする。
ひとりひとりが察しながら控えめに発信したつもりのものも、多くなればブームだし、そのうち動画になったり袋文字で派手に紹介されて観光客が増えることもある。
そこを抗おうとしたってどうしようもない(とは思っている)。
だって喫茶店に行くの好きなんだもの。
それを写真やSNSで伝えるってのは、好きっていうシンプルな気持ちと承認欲求が多少ミックスされたものだと思う(偏見ならごめんなさい。私がそうだから)。
「ブームに乗っかってる人に自分はなりたくない。そこまでして喫茶店に行きたくない。前の時代が恋しい。」
という話もときどき聞く。
“ときどき”と書いたけど、少なくない。結構多い。
この間、そんな時どうしてますか?と聞かれました。
行くとコミュニケーションを取ったりするし、お店にとって一歩踏み込んだ存在になりますよね。気楽ではなくなって疲れませんか?って。
うん、それはもう、その時はもう、「私のことを知られてなくて、混んでいなくて、落ち着くお店がいくつかある」からそこに行っている。写真も撮らない。しゃべらない。
私はおしゃべりが楽しいお店もガチ隠れ家のようなお店もコーヒーショップもスタバ(コーヒーフラペチーノが好きだ)も、ただの広い場所で適当にコーヒーを飲むのも好きなので、もう、自身で完全に喫茶店を「目的別に棲み分けている」。
それは、以前よりは不自然なのかもしれないけれど。
だって嫌なんだもの。ネガティブになって喫茶店に行かなくなっちゃうの。
ネオ喫茶も行く。友人に連れていってもらったり。
古い喫茶がネオ喫茶に変わり、入ってみたことがあった。
大きなコーヒー店が管轄しているようだ。
前の内装も知っているが、今も渋い。でもWi-Fiもコンセントもある。
優しいスタッフさんに、お店のリノベーションの内容、残した部分をどう大事にしていきたいかなどを丁寧に教えてもらった。
あのスタッフさん(かわいい女の子でした)、ファンの多い方だった。優しかった。私も好き。
もうそこを辞めてしまって自身の道に進んでいってしまったようだけど。
ちなみにネオ喫茶に反抗心がある友人知人もいる。「ネオ」って何?ってちょっと鼻で笑っちゃうみたいなね。
あとは、「もともと喫茶店が好きだった」「後から喫茶店を好きになった」的なマウント取りがありますよね。あれは、なんだろう…縦社会気質があるのかな。
喫茶じゃなくても、アイドルとか、スポーツとか、なんにでも「古参が強くて偉い」っていうのがあると思う。
そんな私自身も、水平に見ることができない時がある。
威張った覚えはないが、今こうやって書いてても、恥ずかしい。小さな世界で、そもそも古参じゃないのに。数でも時間でも距離でもないのに。しかも私、広く浅くなのにぃ〜〜。
そもそも喫茶の店主さんたちにとってはどうでもいいことだろう。
やだな。治せないかな。
いやー、色々分かれていってますね。
捉え方。過ごし方。
確かにめんどくさいな。こうやって書いてみると。笑
それに私はいろいろ書いたところで、結局「喫茶店に行こう」的な本を作ってしまっているしね(そこはこの悩みを話した全員から「考えすぎ」と言われてますが)。
結局答えは出ないのだけど、とりあえずさっきのお店がどこかは今は控えておくぞ。
だけど潰れたら寂しいですよね。常連さんはいっぱい来ていたようでしたがたまたまかも知れないし。
わ、わからない!!
こっちは知られたお店かな。蒲田のチェリーさん。
金魚鉢みたいな器でレモンスカッシュが!
古い商店街もあれこれ歩いた。楽しいよねえ。
蒲田では屋上遊園地で観覧車に乗った。
よせばいいのに強風の中でトライしたものだから揺れに怯えて声が出た。笑
小さなサイズとはいえ屋上にあるから視界もよい(怖い)。
窓の色がピンクがかっていて、そういうフィルターみたいでかわいかった。
チューリップみたいな形。
改装後は初めて乗った!
目黒「ドゥー」さんもまた行ったよ。
二人で行けばおいしいものもシェアできて得した気分。
この日は表参道のイルミネーションの通りにも行ったんですよ。
ブランドショップばかりの建物と、キラッキラした灯りを見て楽しかった。
この現実離れしたようなふわふわの感じ。
「あかりはよく見ると海ぶどうみたいだな」と思ってしまってからは、現実に返ってしまったけれど。
都会に疲れたので下町に戻ってから一杯やった。
ちなみに、「喫茶店に行くこと」については上記のように絶賛あれこれ考え中ではあるけれど、「喫茶店の絵を描くこと」は遠慮せずに楽しんでいきたいな。
それを公開するかどうかは二の次として、ファンアートなんだもの。
描いてお店の方に見せたい。
友人とも話した
「推しは尊い。生きる糧のため、自らそっちに向かっていっているフシがある」
これに尽きる。
喫茶店推しの日々は続く。
ちなみに私は「推し(喫茶店)の絵でお金を稼ぐ」という方向は完全にあきらめた。
「喫茶店のことを伝えるビジネス」は、今のところ向いてないみたいだ。
どうしても実店舗の実際の雰囲気との隔離が生まれてしまう気がして後ろめたくなって悩んでしまうし、それを埋められるほど店主さんと素敵なコミュニケーションを取れるタイプでもない。
おまけに私は悩むと眠れなくなるので、体にこたえてしまうのだ。
今年、そのあたりをどう捉えたらいいか考えていたけど、背負うにはヘタレすぎて無理という結論が出た。
はっ…
肝心なことを書き忘れていたと後で思い返してこれを追記しているけど、要は実力不足なのだ。
覚悟を決めるまでに至れない、心身の状態ということだ。
趣味の範囲で作っていって、それを少し販売できたら。
またそれで喫茶店に行って、何かを作って、繰り返していきたい。
収入と支出はプラマイゼロが理想だ。
稼ぐという視点は外す。
通常業務のおしごとがんばる。ご褒美で喫茶店にいく。それでいい。
(なんていうか…めっちゃお金持ちって方向にはいけなさそうだ。大変な老後を迎える世代なのに、これでいいのか。)
とりとめもなく綴り、すごい長くなってしまった。
この振り返り日記もあと一つ、続きます〜。
・・・・・てんとてん ten to ten・・・・・
- 東京在住のイラストレーターの日常の記録。
- いろんな点と点をつないで毎日は続く。
- ▶︎喫茶巡りが趣味。通った1000軒ほどの喫茶店を【純喫茶リスト】にエリア別にまとめてます。
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▶︎40代半ばから似合う服について考えるようになり【ワードローブ】の研究記事も。 - ▶︎ご感想などこちらまで:marble●tellacoli.com(●→@)
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