今年発売した自著「ほっかいどう喫茶の手帖」。
それを片手に、11泊12日の北海道旅行へ。
自分の本で自分で喫茶旅をしています。
前回は、8日目までを綴りました(link)。
本の掲載店のうち、約22軒に訪れています。
果たして今回は…。
北海道喫茶旅ブログ、ついにその10まで来てしまいました。
いや、読んでいる方、絶対飽きてますよね…苦笑
私の長文と写真で作り込むクセでずるずると…。
ここまでほんとにありがとうございます。
後少し、お付き合いいただけますか〜〜〜〜。
ちなみに本の掲載店への喫茶旅は今回がラスト!
早速始めますね。
9日目・旭川
小学校の同級生と久しぶりに再会。6年間の中でいちばん遊んだ友人だ。
彼女とは中学まで一緒だったんだけど、その中学の近くにある「古伊万里」さんで待ち合わせをした。
(旭川駅から車で9分・書籍22ページ)
写真は前回訪問時と今回訪問時のミックスです。
お店は一軒家で二階建てになっていて、高級感もありナチュラル感もあり。アンティークな家具も、レンガも、暖炉も素晴らしいですよね。
シアトル系コーヒーショップやノマド利用のできるカフェもそれはそれで居心地がいいのだろうだけど…
やっぱり素敵だと思いませんか。
お昼は、古伊万里膳をいただきました!
おかずなどが全部丁寧に手作りされていて…
小鉢がたくさんの体に嬉しい、優しいメニューはほんとにありがたい。
旭川の喫茶店はこういった細やかなおかずを提供するお店も少なくなく。
ほっとカフェさんもそうですし、
私、東京に出てきてからあまりそういった「小鉢がいっぱいの定食屋さん的な喫茶店」って出会えていないんです。
出会いたい。存在するかどうかも、わからない。
友人のオーダーしたパスタについてきたパンは手作り。
本にも書きましたが、店舗奥にもう一つ建物があって、パンやスイーツ、お惣菜などがテイクアウトできるんですよ。
パンだけ買っていかれる方もよく見かけます。
店舗の二階席へ。
友人もしっかりと本を読んでくれていて(嬉)、一緒に本を見てわいわい言いながら店内を探検させていただくのが楽しかった。
二階からの吹き抜けは実際にこんなふうに見えている。
イラストと比較すると…
柱の位置がちょっと違う。
そんな(勝手な)アレンジをしながらお店の個性を伝えられるのは、イラストの良い面かもしれません。(あまりにも実際と違うのはNGだと思いますが)
その後友人とはドライブをして、私たちの小学校の校舎を見たり(もうすぐ取り壊しになっちゃうそう…涙)、東川町面まで車で行きました。
東川町の「道草館」では、タイセツコーヒーのドリップバッグを買い込みました。
東川町の自然や生き物がパッケージになっていてかわいいんです。
地元のかたが撮った写真なんだそう。
ドリップバッグは私は登山時に山頂コーヒーを飲むためによく買います。
(最近は登ってないなあ)
本では44ページに出てきます。
24軒目・東川町「Wednesday cafe & bake」さん
(旭川駅から車で30分・書籍48ページ)
そのあとはウエンズディカフェさんにも。
カヌレとホットコーヒーをテイクアウトして、私たちはさらにドライブをすることに。
いつも丁寧に接してくださる若きマスターは、その時その時の時代やお客様の声も聞きつつ、居心地の良いようにお店をアップデートし続けていらっしゃいます。
本を出したタイミングではコロナ禍ということもあり、“おひとりさまかおふたりさまで静かに過ごす空間”を作っていらっしゃいました。
だけどまた、もっと複数でも楽しめる空間に変えて行くんだそうです。
今回は写真を撮らなかったので、これらは前回の訪問時のもの。
こんなふうに今っぽい洗練されたリノベーションカフェなのですが、なんとマスター、昭和の純喫茶がお好きなんですよ。
私は以前、マスターに「有頂天」というお店を教えてもらい、実際に訪問して感激したんですが、今回もまた新たに教えてもらいました。
いつか行きたい…楽しみです。
10日目・旭川
25軒目・旭川「かざぐるま」さん
(旭川駅から車で9分・書籍16ページ)
※こちらが掲載店の喫茶訪問ラストです!
かざぐるまさんも、今回は写真を撮らずに挨拶のみで、これは前回撮らせていただいた写真たち。
外から中はよく見えないし、かざぐるまさんは街ナカからは外れた場所にあるので、旭川へ喫茶店を目的に訪れたとしてもなかなか足を運びにくいかもしれない。
けれど特に、昭和の内装を楽しみたい方には猛プッシュをしたい喫茶店だ。
入口を入った場所からの店内の眺めは最高です。
カウンターも、椅子も、大きな窓も、どれも良い。
季節によって、時間によって、見える印象が変わるのも良い。
もうこの先、そこまで長く営業を続けるおつもりはないのだそうだ。
ぜひ今のうちに行ってみてくださいね。
…という感じで。
ここまで25軒!ご紹介してきました。
少しでも本以上に雰囲気が伝わっていると嬉しいです。
本と相乗効果で、魅力が伝わっていたら嬉しいなあ。
それを楽しんでもらえたら、こんなに嬉しいことがありません。
ちなみに、訪問時にはお豆を買って帰ることも多くて。
ちろる、ゴーシュ、ブレンド。
ちろる、レーベン、宮越屋。
神田珈琲園、貞廣、アラジン珈琲倶楽部。
(ちろるや神田珈琲園は訪問数にカウントしていなかったけど、ご挨拶とお豆の購入だけはしたくて足を運んでいたのでした)
記事のボリュームが増えてしまって駆け足になってしまったけど、11泊12日の10日間は、こんな感じの日々でした!
あとは北海道の風景を見てぼーーーーっとしたり、母のドライブで留萌に行った様子も記事にしたいと思います。
こちらは本とは関係なくなりますが、余力があれば次回以降からお楽しみくださいませ!
駆け足の記事、少しずつ修正して整えていきたいと思います。
掲載店を巡って・まとめ
私が訪問しまくって思ったのは、とにかくお店の方々は概ねこの本を喜んでくださっていること。
それにほっとしたというのが第一です。
本をきっかけに変なお客さんが来ちゃった、ということもなさそう。
(東京ではまあまあ、そんな話もあるから)
また、どんどん変わっていく旭川という街で、昭和喫茶の変わらない姿にもほっとしました。
さらには、フードメニューが手が混んでて充実したお店が多く、さらにはリーズナブルなので羨ましくなってしまったということ。笑
そしてインテリアの素敵さ。
私が紹介するお店はレトロくくりというわけでもないのですが、一貫して「北海道らしさ」を感じるチョイスをしているつもりです。
山小屋やバンガローのようであったり、木造の凝りかた、地元産の石材、庭に見える緑など、やっぱり「北海道ってすごいな〜」って感じるおおらかでダイナミックな造りのお店が多いのです。
あとは流れる空気…
それがどこまで本で表現できたか分かりませんが、なんだかやっぱり“北海道の喫茶店て良いのだわ”と実感しました。
本とブログで、そんな世界をちょっとでも楽しんでもらえますように。
では長くなりましたが、ここまでお読みいただきあるがとうございました。
・・・・・てんとてん ten to ten・・・・・
- 東京在住のイラストレーターの日常の記録。
- いろんな点と点をつないで毎日は続く。
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