前回のブログに引き続き、ワードローブの記事です。
体型の変化などに伴う「似合わなくなってしまったもの」が増えてきたことに戸惑った私は、
プロの方に相談し、今一度自分のスタイルを見直したことを書きました。
自撮りを再開してみたり、慌てたり悩んだりと、七転八倒している内容です。笑
ちなみに今回は、
「似合わないものが増えて七転八倒」から
「似合うものもあるからそれに今の自分を合わせていく」という、
ちょっと歩み始めた記事にするつもり…。
そうでありたい。
ではその奮闘の様子を。
1.過去に似合ったコーディネートを改めて見直してみる
これは、2020年に初めてプロの方に自身のワードローブからコーディネートを考えてもらった時の自撮り写真です。
くっそ〜、今より痩せてるな…
40代前半。
ちなみにこの時はノースリーブOK、トップスインもかろうじてOKな上に、ヘアスタイルもコンパクトなショートカットでした。
これだけで似合うものは断然多くなる。恋しい!
スタイリストさんに、特にお墨付きをいただいたのがこの辺りでした。
ワイドパンツを使ったメンズライクでシンプルなスタイル。
特に真ん中のスタイルは、スタイリストさんがざっと私のワードローブを見て、ものの数秒で最初にできたやつ。
つまり「何も考えなくてもこれはあなたにドンズバです」というスタイルだ。
全体的にずどんと、長方形って感じ?
下半身に重心があり、落ち着いた色。フリルなどの装飾はゼロ。
同じ年の冬か、翌年の冬。
ここでもメンズライクがメインで、下半身重ためで、なんだかシルエットが「四角い」。
自分の姿って雄弁だ。今もこうやって勉強になる。
あの時投資したのは楽しかったし間違えていなかったなーとも思う。
カウンセリングとワードローブチェック、こうやって写真を撮ってもらってシートにしてもらうのも合わせて3万円くらいだったかな(今はご時世でもう少し値上がりしている)。リピーターはカウンセリングがないので2万5千円。
夏、冬、春と3度お世話になった。
アフターフォローとして、前回書いたzoom相談や、半年間無料のメール相談などもある。
なかなか成長しない私だけど、こうやって復習し、「なぜあれが良いとなったのか」を振り返ることができるのがいい。
2.「骨格診断」で当てはめてみる
あんまり気にしていなかった「骨格診断」を、今こそ取り入れてみることにした。
上の格好を骨格診断3タイプでどれが近いかと言うと、ほぼ「骨格ナチュラルタイプ」だと思う。
・フレーム感のあるシルエット。
・オーバーサイズやゆったりサイズなど、肩の力が抜けたサイズ感が似合う。
・ナチュラルな天然素材など、ラフな雰囲気の素材が似合う。
などが「ナチュラルタイプ」の特徴。
3タイプの中で元々一番好みなのがナチュラルタイプなので、そこはカチッとはまって嬉しい。
だけど私の骨格が実際ナチュラルかどうかは、実はよくわからない。
多分ウェーブがミックスされているんじゃないかなあ。ストレートな部分もある。
とはいえ自身で「骨格ナチュラルが似合う服」がしっくり来るし、好みならそれはそれで突き進めばいいのかも。
今回1.2. と振り返って、なんだか目指すべきはこの辺りだねとわかってきた。
3.【重要ポイント】思い込みを外す
ちなみにこの「似合う服」が2020年から掴めているのなら、これを突き進めばいいだけですよね?
なのに私は、時々拗らせてつまずく。
なぜかというと、年齢による似合う服の変化、体型の変化というのは第一なのだけど、他に
「大人っぽいきれいめな要素を足したい」
「個性を出したい」
と思い込みすぎてしまうからだ。
この思い込みを外そうとするのが、案外難しいなーって思っている。
なぜ思い込みすぎてしまうのか。
「骨格診断ナチュラル・カジュアルファッション」が似合う人をネットで見る。
ファッションのチェックといえば「ベイクルーズ」な私は、その中でも骨格ナチュラルさんが似合いそうなブランド「FRAMe WORK」「JOURNAL STANDARD L'ESSAGE」、それと「ナチュラル体型なスタッフコーデ」を探して観察した。
みなさんとっても素敵だ。
それぞれに「体型を活かした自分のスタイル」があることがわかってくる。
だけど、この方々ってスタイルもよく、肌ツヤもきれいで髪もきれい。
だから、“メンズライクテイスト”でも女性らしさもあり、垢抜けているんじゃないか?
私はそういうことではない。
ツヤ感、シャープさが足りない!
あと、買っている服がみなさんよりチープだし、前に書いたように荷物が多くてバッグがでかく、こんなふうにはならない。
顔もけっこう疲れ顔…。
だからどこかにきれいになる部分を足さなくちゃ!
そう思って(思いすぎて)しまうのだ。
結果、
私はシャツはちょっときれいめ素材に…
アクセサリーはキラっとするものを…
と、骨格ナチュラルとは違う方向のものをチョイスしてしまう。
(骨格ナチュラルファッションが好きと書いたけど、骨格ストレートさんが似合うクールなファッションにも憧れがある)
そしてズレていく。
途中まで気づかない。
「それらも全て無駄買いではない。着こなしていきたい」と強く思ってしまう。
しかし、やっぱなんか地味?…と、急に色みの強い、カジュアルすぎる小物を足したりする。
そのうち全体を通して軸がぶれ、グラグラしていってしまう。
個人的に今、ここに気づけたのがけっこう大きいのでは?と思っている…。
もうひとつ、「個性を出したい」の思い込み。
↓
今、世に「おしゃれ」と出ている服というのは、要するに市場が発信したトレンドであって、すぐ変化するし、それを鵜呑みにするのはどうなのかしら。自分の人生、自分のスタイルなのだから、自分の好きなものを自由に身につけたらいいじゃない。そこに自分を似合わせていったらいいんだわ。
↑これはとっても理想的なことなのかも知れないんだけど、ここでもやっぱり、私がそう思って試すと「ズレていく」のだ。
究極個性ファッション雑誌、「クウネル」に出てくるマダムたちのようには決してならない。
北欧デザインの個性あるバッグに、ツルッとした素材のアイテムを合わせて、ぺったんこの髪と薄いメイクでチグハグになったりする。
結果私は垢抜けないし、同じ場所をウロウロしてしまい、また悩んでしまう。
4.思い込みの外し方
これは簡単だと最近気づいた。
「ちぐはぐを感じたら、それは一旦身につけない。」
そして、そうなった原因らしきアイテムの要素を観察し直すことにした。
ネットではプロの作ったスタイリングというのが多々出てくるので、例えば私が持っている「北欧デザインの個性あるバッグ」のスタイリングも見つかる。
そのスタイリングが正解とは言わないかもだけど、私のちぐはぐスタイルより段違いでまとまっていて素敵だ。
そこでそれはなぜだろう?というのをもう一度考える。
色合わせかな。素材合わせかな。全体のシルエットかな。
ちなみにそれって、今私がやりたいことかなあ。
ちなみに「北欧デザインの個性あるバッグ」はこれ。
2017年あたりに購入した。たまに持つと褒められるけど、トータルでおしゃれにはならない。
2022年頃に撮影したものを、今もう一回観察してみた。
なんとなくまとまっているようにも感じるけれど、真ん中のはアウターとの性格が実は合っていなくて、今見ると「ないなー」って思う。
左はまあまあ合っている気もするけど、このアウターはボロボロになりすぎて手放した。
右は…今見ると独特なバランス。いいんだか悪いんだか。ただ、こちらの羽織も色褪せが激しくなり手放した。
さらには全体を通して、バッグだけ目立ち、あと1〜2ポイント欲しいところ(メガネとか髪色とか靴とか)を補えていないし、そういったものを所有もしていない。
つまり、今は「自然に合わせられるアイテム」が手元にないのだった。
なので今は慌てて取り入れようとしたり、焦って売りに出そうともしないで、「あたためておく」ことにした。
バッグのデザイン自体はとっても好きだ。
なので、大事な写真や手紙を取っておくように、好きなアイテムも「モノ」として取っておこう。
そのうちいつかしっくりくるスタイルに出会えたらいいなと思いながら。
ちなみに私はこんなふうにして手持ちアイテムを一覧にしているけど、こうすることで
「ここにあるもの全部活かしていきたいな」と思い込みすぎてしまうのかもしれない。
俯瞰するだけにしておいて、ここに執着しすぎないほうがいいのかも。
5.自分に似合うオーソドックスなアイテムを増やしていく
今私が取り組んでいるのがここだ。
骨格ナチュラルが似合う服で、何も考えなくてもパッと手に取れるアイテムをもっと揃えていこう。
「この夏に真っ先に買いたいのは帽子」と前に記したけど、今回の研究で真っ先に必須だと思ったのは「夏らしいワイドパンツ」だ。
ローリーズファームで、リネン素材がミックスされたワイドパンツを購入した。
前回のブログでも自撮りを載せた「シャツワンピース」は、このボトムスの方がしっくり来た。
この辺よりもいい感じ…?
前回のボトムスもワイドパンツでシルエットは良かったんだけど、リネン・生成り色の方が断然夏らしく過ごせそう。
2サイズあり、ネットで見たときはMかなって思っていたけど、試着でLも着てみたら、その方が「ワイド取り入れてます!」っていう方向性がはっきりと出てよかった。
こういう、なんていうか…
自分にとっての「制服みたいに着れる形と素材」を知るのは大事だなと改めて思った。
6.買わない/試着する
服が好きなので色々見るけど、どれだけ「買わない」を選択できるかも重要だなーと思った。
ちなみに好きであるはずの「FRAMe WORK」で気になってたトップスを実際に手に取ったら、サイズが大き過ぎて「ないな」と思った。
ネットで見たスタッフコーデは素敵だったんだけど…。
背の高い方だから良かったんだな。
それにしても最近、オーバーサイズなものが多いですよね。
ナチュラル体型なのでオーバーサイズは好きなんだけど、そうは言ってもでかい!
こちとら背が高くないんじゃ〜
(ベイクルーズのスタッフコーデは、身長や年齢を絞って検索もできるんですけどね)
ちなみに「アパートバイローリーズ」で昨年も出ていたメッシュスリットジャケットに、Sサイズも出ていた。
快適サラサラ素材で、これもまた何も考えずに夏にぽんと着れるアイテムだと思った。
あまりにもその時自分が着ていたスカートと似合い、Sサイズでのバランスが良い。ワイドパンツとも合いそうなので迷う…。
だけどここで私の思考グセが出た。
「肉を拾わずすとんと落ちる。体型カバーときれいめを補ってくれるアイテムだな」
「メッシュでツルッとした素材がそこまで好みじゃないし、今の方向性とは違うかも」
アイテムを見て、このふたつを思った。
だけど思考グセが出た時の私は、他は何も考えられず「体型カバーときれいめ」の方を優先してしまうのだ。
昨年なら買っていたかも。
今年はやめた。「ちぐはぐ注意報」が出た。
合わせたいと思ったスカートもそういえば、そこまで頑張って着回さなくても良いかもしれない。ふんわりスカートは、冬のざっくりタートルネックとの方が相性がいいだろう。
今日は会員様は10%オフですって言われてまたグラついたけどやめた。
今の私が方向性がちょっと違うブランドショップまでウロチョロするのは、危なっかしいからしばらくやめておこう。
7.ワンパターンにする
上でまたグラつきが出たように、自分のスタイル、方向性がしっかりと掴めるようになるまでは、ワンパターンで行こうと思った。時間もお金もキリがないし。
同じようなアイテムがいくつかあってもいいと思う。
その場合ワンパターンにするのは色ではなく、形と素材だ。
シャツワンピ×ワイドパンツ、シャツ×ワイドパンツ、ジャケット×インナー×ワイドパンツ、ワンピース。柔らかな素材、分厚くない素材、「揺れ」を感じる素材感など。
8.メイクと髪型を研究する
後回しなのがこの2つなのだけど、なんならここが決まれば何着たっておしゃれに見える人だっている。
髪はクセ毛や毛量、白髪などの対策をしながらきれいめのショートボブをキープできたらいいなと思う。
…というか、それでいっぱいいっぱいだ。
メイク(あれ、メーク?表記どっちが正しい?)は、私はおそらくブルベ夏なので、それに合う色合いと服に合うパターンをちゃんと考えてみるつもり。
ちなみに前まで「まつ毛パーマ」を重要ポイントだと思っていたけど、違ったかも。
ブルベ夏の人って「まつ毛ぱっちり!くるりん!」よりも、まつ毛の際のラインやまぶたや頬のハイライト、あとしっかりとした眉毛がポイントだったのかも。
あと、薄づきでもパッと明るく感じる肌とか。
ブルベ夏と書いたけれど、服の色についても、秋の渋色、冬の濃厚色は特に顔が負けることが多いので気を付ける。
終わりです〜
さっとまとめようと思ったら、めちゃんこ長くなっちゃった。
今回はしっかりと考えられたかなーと思うので、これをベースに進んでいけたら良いな。
私のことなので今後もたくさん失敗するとは思う。
けど、その都度「ん?」っていうのに気づいていけたらいいな。
どうかまたまた「ちぐはぐの森」へと迷ってしまいませんように。
あと、あれこれ細かく書いたけど、基本のん気に楽しくやっていきます。笑
同じように色々悩んでいる方とかもいるのかな。
いたら、話しましょう〜。相談に、乗ってください。笑
・・・・・てんとてん ten to ten・・・・・
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▶︎40代半ばから似合う服について考えるようになり【ワードローブ】の研究記事も。 - ▶︎ご感想などこちらまで:marble●tellacoli.com(●→@)
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