何かをやり始めると飽きることが少ない私は、当ブログも始めて17年も経った。
それを強みに、「過去のワードローブ記事」を振り返ってみようと思う。
どういうファッション傾向があって、どういう買い物をしてきたのかな。
それについて今の私はどう思うだろう。
今後、どんなお買い物をしたら失敗しないだろうか?
洋服の組み合わせをブログ記事にしたのは2011年から。
当時は買ったばかりのペンタブの練習がてら、服の組み合わせを書き出してみたのだ。
2011年11月のブログ
見ての通り、イラストにしてみると似合っているんだか洒落てるんだか、そうでないんだかも全くわからない。笑
スタイルはひたすら「ナチュラル・ほっこり」。
そして量が多い!記憶にない服もある。
StudioCLIPざんまいで、Do!Familyもある〜。懐かしい〜。
買い物はよく下北沢に行っていた。ネットはナチュラン(ICHIなど)をみていた。
難しそうなアイテムに手を出しているなと、今見ると思う。かなり我流だった。
今持っているアイテムは、なんと1つもない!少しずつ中古に出してしまった。
これで35歳くらいだった。
メイクも薄く、幼い雰囲気だったことを思い出した。
実際の写真が出てきた。左2つは当時の私らしさ満載だ。
でも、圧倒的に右端の1枚が似合っていると思う(髪型も)。
気づくのに13年もかかった。苦笑。
ただ、右のシンプルスタイルを続けてたとしても、デカい下半身をどうしようかと苦戦していたとは思う。
あと、当時の私、ビックカップヌードルおいしかった?笑
2012年10月のブログ
約1年後。重ね着はすこーしスッキリしてきたような?
ああでもこの頃の雰囲気は、これはこれで好きかも。遊び心があるっていうかなんていうか。
ただ、茶色の皮のショルダーバッグのチョイスが…。ナチュラル系過ぎる。
小物選びが昔から苦手なようだ。俯瞰が苦手なんだろうか。
2014年6月のブログ
その後、服の組み合わせは手帳に書くようになった。これが数年続く。
似合っているか否かはやっぱりわからない。笑
でも手帳っていいな。今も手元にとってあるけど、不思議と普通の日々が愛おしく感じる。
手帳を喫茶店で書くのが好きだった。
2016年4月のブログ
ここら辺で、やっとイラストから実写に変わった。
40歳になり、「我流のほっこり」に少しずつ危機感を抱いたのを思い出す。
今も持っているアイテムがちらほら出てくる。
左の「そのみつ」コンフォートシューズ。
今の自分にはほっこりすぎて履いていないけど、シニアになったらいい感じになりそうと、ケアだけは大事に続けている。
そして右のデニムコート。なんとGU!
5,000円くらいだったかな。すごいコスパ。
これはどこで買ったのかを何度か聞かれたし、友人は同じものを買っていた。
今の私にはオーバーサイズ過ぎて、現在は夫が着ている。
GUコートを着た実写のわたくし。ネモフィラを見に行った。
ブローチやバッグ、合ってないね…。このコート、絶対メンズライクなスタイルにした方がいいのに。
ヘアバンドのブームはしばらく続いた。もっと素材を変えて、またいつかやりたいな。
この頃のスタイルは、今見ても好きなものが多い。
「CLASKA」「collex」など、雑貨と服が一緒に売られているナチュラルブランドが好きだった。普遍性のあるフレンチカジュアルさがかわいい。バッグやスカートなど、今も手元にある。
オーチバルのボーダーの薄手ニットもかわいいな。ややショート丈&ワイドサイズなのが嫌になって、売ってしまった。
そうなると、長持ちする上で大事なのって「素材の強さと、オーソドックスなデザインと、似合うサイズ感」なのかな?
それさえクリアできれば、値段はあまり関係ない気がする。
2016年7月のブログ
その年の夏。
これ、帽子だけは今もそのまま持っている。他のアイテムは、サイズがいつまでもしっくりこなかった。
じゃあ当時の私がなぜこれらに手を出したかというと、「安かったのでサイズ感の良さは後回しにした」んだった。チープな雑貨屋さんやセール品。「モノの見た目だけ」で選んだ。
当時は「ネストローブ」「MHL.」などに憧れていたけど、手が出なかった。
もっといいものを思い切って買って、大事にケアしていれば今も着れたものがあったのかもなと思う。だけどそれは結構リスクなんで、難しいですよね。
当時の、鎌倉に訪れたわたくし。
フワーッとギャザーがあるけどストンと落ちるシルエットが、多分私は得意なんじゃないかと思う。これは今見てもそう思う。
このワンピースは色褪せが激しくなって手放したけど、いつかまたこういうの欲しいなあ(五分袖で…)。
他にもこんなリネンアイテムを着ていた。
「脱・ほっこり」をしたくてリネンは避けた方がいいのかなと思っていたけど、おそらく相性は良いので気にしなくていいのかも。今は「リネン混」も多いし。
右の2点の丈感は、今はアウト。レギンスを合わせてたが、アラフィフには難易度が高過ぎる。
左のワンピースは、今見ても良いぞ!
これ、手放したのもったいなかったかも〜。涙
2016年12月のブログ
同じ年の冬。
ここにきて、「8年も前だけど今見てもしっくり来る」ものが結構出てきた。
今も昔もいいなと思えるポイントは
「ストンと落ちるもの」「メンズライクなもの」「少しとろみのある素材」かな。
そしてやっぱり、どうにもこうにも、小物の選び方がなんかズレてるのがもったいないなと、また思ってしまった。
ずーーーーーーーーーっとチョイスが、チープで幼い。
当時の実写。「タモリさんと私」。裾を折っている8分丈?のデニムは今はありえないけど、他は好きかも。ボトムスの形は流行りが出るなと実感。
2017年4月のブログ
ここにきて「シンプルで長持ちできるものを」と意識し過ぎて、冒険服が減った。
今もやっている一覧表は、2017年からスタートしたみたい。
色が少ない。2011年のはちゃめちゃな私を見習ってほしい。笑
同じ年の夏。
いい組み合わせとそうじゃないものがメチャクチャに混ざっている。
ピンクのスカートのやつは、全部がおかしい。似合うわけがない。
春に色が少なかったのが、当時の私も気になったのかもしれないな。
左側4点とか、右上のローブのスタイルがまとまってていいんじゃないの?って思う。
大人っぽいナチュラルをやりたかったけど、結局どこかちぐはぐになっちゃうな〜と悩んでいたのを思い出した。
当時も、手持ちアイテム全てを無駄にしたくなく、四苦八苦していたんだった。
でも合わないものは切り捨ててしまった方がいいみたい。
2019年1月のブログ
ここにきてついに、ほぼ今の自分っぽい感じになった。
今も持っているアイテムがいっぱい。
ただ、メンズライクもいいけれどおじさんくさくなったり、学生らしさが出ちゃうことが気になっていた。
この地点で43歳。どうしたらきれいめを取り入れられるのか?
ちなみにこのあたりでついに、「studioCLIP」を購入しなくなる。
2020年6月のブログ
以降、2019は冴えないコーデが続き、2020年に一大決心!
「ワードローブ改造大作戦」というタイトルで、ユニクロの「今っぽく、色みもあるプチプラ服」で新しい風を取り込もうと思ったのだった。
当時のブログにはこんなことを書いていたけど、否、顔出しは少しだけすることにした。
2020年7月のブログ
そしていよいよ、パーソナルスタイリストさんにコーディネートをお願いしてみることにした。
組んでもらったたくさんのコーデたち。
少し前のブログでも書いた通り。
メンズライク寄りな雰囲気はそのままに、小物とバッグの使い分けでまとまり感の出るコーデをたくさん考えてくださった。
ショートヘアを褒めてくださり、この髪型で野暮ったさが減ることを実感した。
この時45歳。
ただ、「昔好きだったほっこりアイテム」も少し見てもらったけど、「普段描いていらっしゃるイラストのテイストにはこちらも合っていますね」とおっしゃった。
それを今振り返りながら、思い出した。
「らしいファッション」「個性」とはなんだろう?
私は最近「キレイめ」「脱ほっこり」ばかり言うけれど、そういう意味では「ほっこりライン&自分らしさ」というのは、全否定する必要もないのかもしれない。
プロの方に見てもらったのはいい刺激になったので、冬も組んでもらったのは前のブログでも書いた通り。
「プロに依頼する」というこの決心は、当時のメンタル状態にも関係していた。
この数年間、とにかく頑張っててキツかったので、このくらいのご褒美をあげてもいいのかなって思ったのだった。
2021年9月のブログ
この年には「コスパの良かった服」をまとめていた。
このラインナップ、今も同意。
この中には現在は劣化で破棄した服やサイズの変化でメルカリに出した服もあったけど、「ナチュラルかつきれいめ&メンズライク&柄や色など遊び要素」がちょっとずつ感じられて好きだ。
ちなみに値段はピンキリだ。
高いからいい、安いからいいっていうのは、今のところあまり関係がないみたいだ。
まとめ
今まで太字にしてきたところをまとめてみる。
・長持ちするのは「素材の強さと、オーソドックスなデザインと、似合うサイズ感」
・安いと言ってサイズ感の良さを後回しにするのはNG
・「ストンと落ちるもの」「メンズライクなもの」「少しとろみのある素材」が好き
・小物の選び方がなんかズレてる。チープで幼い
・ボトムスの形は流行りが出る
・合わないものは切り捨ててしまった方がいい
・「ナチュラルかつきれいめ&メンズライク&柄や色など遊び要素」が好き
・値段はピンキリ。高けりゃ、安けりゃいいってもんではない
太字にしなかったものでこれから意識したいのは
・俯瞰する。全体のシルエットや要素を観察
かな。
手放してもったいなかったなと思うものと直面するのは、今回少し怖かった。
が、それほどでもなかった。
この辺りは、若干手放して惜しかったな〜って思うアイテムもちらほら。
この辺りは今も大好き。まだ手元にある服も半分くらいあるけど、買い直したい服もある。
そのときは、苦手な小物選びをもう少し工夫したいところ。
そんな感じです。
ふふふ…おもしろかった。
金額について
ちなみに現在の私の【服・美容代(美容室・化粧品・下着類含む)】の予算は月2万円です。
これは調べたら、日本の女性(40代くらいまで)の10%程度の人がそうらしい。
月5,000〜10,000円がいちばん多くて約3割、同じくらい多いのが月5,000円以内なんだそう。
収入とのバランスで人ぞれぞれという感じだろうけど、それにしても私は少し多いんだなと実感した。
怖くなって、今後の人生の収支のバランス、どのくらい貯金できるかを洗い出してみた。
月2万円を服・美容代に充てるのは、多分大丈夫そうだった。
その通り行くかどうかはわからないけど。
子育て代、車代、レジャー代、飲み会などがない(少ない)というのが大きいのかも知れない。化粧品や美容代が極端に少なく、服を買う方が好きで、趣味のようなもの、というのもあるかも知れない。
これ以上にはみ出さないように気をつけながら、自分らしいスタイルとやり方で、時々ここに綴りながら楽しんでいきたいです。
ちなみに今年の残り半年の間の買い物で必須と思っているのは、新しいメガネと、冬のコート。
今後、できればお金をかけた方が良さそうなものの順
私の場合は
冬コート→ニット→パンツ→ワンピース→その他アウター→バッグ→その他小物→その他トップス
かなと思いました。ケア次第でずっと使えそう&流行り廃りが関係なさそうなものの順。
バッグは私は扱いが雑なので、ちょっとランクが下に。靴も同じく。
パンツの形は、流行にとらわれないお気に入りシルエットを見つけておくと楽だろうなという分析です。
ではでは、今日も長くなり過ぎた記事を読んでいただき、ありがとうございました。
前日は雨の日コーデ記事もアップしているので、良かったら。
・・・・・てんとてん ten to ten・・・・・
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